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概要編集

ロックマンシリーズ生誕10周年を記念して製作された、ロックマンシリーズでは初の完全3Dゲーム作品。

海外版名称は「MEGAMAN LEGENDS(メガマンレジェンズ)」。


1997年12月18日に第1作が、2000年4月20日に第2作が販売され、ほぼ全てのシリーズがプレイステーションやウィンドウズで展開されたが、第1作のみNINTENDO64でも販売された。


3DシューティングアクションにRPGの要素を加味したゲーム性が特徴。パッケージには「フリーランニングRPG」と記載されており、いわゆるオープンワールド。本筋となるストーリーは用意されているが、人によって様々な楽しみ方が出来るようサブイベントや小ネタも豊富である。なお、2作目は漢検とコラボしている(移植版では単なるクイズになっている)。


既存作との接点がほぼ皆無なキャラクター達や豊かな自然と前時代的な市街地が共存した牧歌的な世界観、その裏に広がる奥深い設定の数々で構成されている。

空賊の存在や様変わりした地球など『未来少年コナン』や『天空の城ラピュタ』など往年のアニメを思わせる要素も見られ、一つのアニメ映画を見ているような感覚で楽しめる。しかも、シリーズを通してキャストは歴代でも屈指の豪華さを誇る。


この他にも…

などの画期的な要素を次々と打ち出したロックな作品群でもある。一方で主人公とヒロインの名前が「ロック」と「ロール」である、サブタイトルが付いている、『DASH2』の舞台に「カリンカ大陸」があるなど原点回帰した要素もある。


CMも小学校の用務員さんがロックに変じたり、CM映像ではデータとコブン以外が登場しないなど当時としては型破りな物ばかりであり、まともにロックがCMに登場し、活躍したのは『DASH2』のCMからである(『トロンにコブン』のCMに至ってはロックを描いた看板が破壊される始末である)。


ちなみにタイトルは「DIGOUTER'S ADVENTURE STORY in HALCYON DAYS」の略(直訳で平穏な時代のディグアウター達の冒険物語)。


シリーズのその後編集

2作目では漸く世界観の謎が解き明かされたものの、売り上げは他にシリーズと比べて芳しくなかったようで、 残された伏線も未回収なまま山積みというシリーズの中でも不遇な立ち位置にある。2010年にせっかく発表された3の企画も諸条件を満たせなかったこと等で開発中止になってしまった。

過去にはPSPで「ロックマンDASH ロックマンDASH2 バリューパック」と題した今でいうコレクション系の走りが販売されていたが、以降は再録集が販売されておらず、プレイする為のハードルは高くなりつつある。


しかしながら、ゲーム自体は良作であり、キャラクターは各作品に客演していたり、ロックマンエグゼでリファインされるなど根強い人気があり、実はエグゼ版ラッシュのデザインも元はDASHシリーズの為に用意されていた物である(2016年/復刊ドットコム刊『ロックマンエグゼオフィシャルコンプリートワークス』P118より引用)。


ストーリー編集

初代ロックマンロックマンXから遥か未来。地球の姿は大きく様変わりし、大海原に浮かぶ島々で人々は古代遺跡からディフレクターと呼ばれる資源を回収する「ディグアウター」という職業を営んで生活していた。

ロックたちもディグアウターとして活動していく中で空賊たちとの戦いに身を投じ、世界に隠された謎に迫っていく…。


登場人物編集

メインキャラクター編集


ボーン一家編集


鋼の冒険心編集


トロンにコブン編集


DASH2編集


ロックマンDASHシリーズ編集

ナンバリングタイトル編集


派生シリーズ編集

  • トロンにコブン
  • エピソード1「ロールちゃん危機一髪!」の巻(DASH2の体験版としての要素を持つDASH2のエピソード0)
  • ロックマンDASH 5つの島の大冒険!(携帯アプリ)

主題歌/テーマソング編集

ロックマンDASH編集

  • another sun

作詞:友利歩未/作曲:深田太郎/編曲:西村麻聡/歌:森下玲可

CMソング。セルフカバー版の「Another Sun 2012」も存在。


  • あなたの風が吹くから

作詞:友利歩未 作曲:深田太郎 編曲:西村麻聡 歌:森下玲可

EDテーマ。セルフカバー版の「あなたの風が吹くから 2012」も存在。


ロックマンDASH2編集

  • 願いがかなう場所

歌:原史奈

CMソング。


  • 泣いていいよ

歌:原史奈

EDテーマ。


トロンにコブン編集

  • Magic!

作詞:LINDEN/作曲:田中友梦/歌:飯塚雅弓

CMソング。


  • love letter

作詞・作曲大津美紀/歌:飯塚雅弓

エンディング曲。「飯塚雅弓のいたいのとんでけ!」など飯塚雅弓女史がメインパーソナリティを務めるラジオ番組でのEDテーマにも使用された。


用語編集

  • ディグアウター

遺跡に眠る遺産やディフレクターという動力源になる鉱石を集めて生計を立てる職業の事。

この世界の人々の主な移動手段は飛空挺。パトカーなどの自動車も運用されており、第1作ではサポートカーが事実上の拠点となる。


  • カトルオックス島

第1作の舞台で、ロックらの飛空挺である「フラッター号」が不時着した。

100年ほど前に発見され、60年ほど前に遺跡から採掘されたディフレクターで発展を遂げた。

島には100年おきに「大いなる災い」が起こり、住民が滅ぼし尽くされる恐ろしい伝説がある。

その証拠に文明が何度も滅んでは栄えてを繰り返している(つまり、「100年ほど前に島が発見された」という歴史は…)。


飛空挺に乗り、各地を荒し回る盗賊の事(とはいえ、陸上メカを使う事もある)。

破壊活動や人質を取るなど洒落にならない悪事を犯す事もあるが、間抜けさや人の良さも目立ち、憎めない。

「ボーン一家」、「クライド一家」、「BBブラザーズ」などが確認されており、『DASH2』にて空賊連合を結成している。


詳しくは該当項目にて。ディフレクターの解説もそちらで。


  • 禁断の地

『DASH2』で登場した万年雪と猛吹雪が支配する土地でディフレクターに変わりうるエネルギーが眠っているとも噂される危険地帯。

ウェルナー・フォン・ミュラーとバレル・キャスケットは30年前にこの地から生還した唯一のディグアウターとなっており、資金を貯めて遂にサルファーボトム号を建造したミュラーらがこの地に再び踏み入る所から『DASH2』の物語が始まる。


余談編集

シリーズの時系列としては本家シリーズと同じ時空であり、ゼロシリーズゼクスシリーズよりも後の時代の最も新しい時間軸という事になっている。また、これらのシリーズでDASHとの繋がりがあると思しき部分はゼロ2における一つ目のオブジェクトが点在する古代遺跡のステージ「デュシスの森」、 ZXシリーズにおける「人とレプリロイドの境目を無くす法律」や遺跡からテクノロジーを回収する賞金稼ぎ「ハンター」の存在などである。


一方で作中の意味深なセリフの数々からロックマンX5のバッドエンドやロックマンX8からも繋がると考えても矛盾はない(そもそも『ゼロ』や『ZX』はインティ・クリエイツ解釈での『DASH』前史なのである)。つまり、このシリーズはロックマン版∀ガンダムのようなものと考えてもらえば話は早い。少なくとも技術が根本から異なるエグゼ〜流星時空とは繋がっていない。


関連イラスト編集

あなたの風が吹くから

ロックマンDASHなんとなく


関連タグ編集

ロックマン

ロックマンX5……エンディングの一つがDASHシリーズ史に繋がるという説あり

ロックマンゼクス……時系列的な意味では前作に当たる

REDASH/機鎧城カルカノンの魔女…当時カプコン所属だった稲船敬二が中心となってクラウドファンディングにて開発資金を募ったが、目標金額に届かず開発中止した。(ロックマンの話とは違い人間がアンドロイドになる話で、世界観はロックマンダッシュを共有するものだったとのこと)

ヒポポタマス


コラボした他作品

ナムコクロスカプコン タツノコvsカプコン MARVELvsCAPCOM3

デッドライジング プロジェクトクロスゾーン

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