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概要

CV:石田彰

初代ロックマンDASHに登場する敵キャラクター及びラスボス

その正体はエデンに所属するロボットであり、カトルオックス島を影から支配していた“3等市せい官”(「せい」字幕が平仮名のため、正確な表記は不明だが、文脈や彼の役割を考慮するに「市政官」と思われる)。

ザー直属の配下であり、数百年おきにエデンの職員1万人を呼び寄せ増え過ぎたデコイ(カトルオックス島の住民)たちを抹消していた。

これが島に伝わる大いなる災いの正体である。


カトルオックス島のメインゲートの最奥部にて眠っていたが、ロックが接触した事により目が覚める。そのため最終局面まで出番がなく、存在自体がネタバレである。

まだ目覚める時期ではなかったのにもかかわらず気まぐれで島民たちを虐殺しようとする。ロックはジュノの殺戮を阻止するべく立ち向かうことに。


性格

常に笑みを湛えており言葉づかいも丁寧だが、本性は冷酷無慈悲。

市せい官モデル(政治タイプのロボット)の為、戦闘力はさほどではない(とはいえ並のリーバードよりもはるかに上だが)がカトルオックス島の管理の為、戦闘用のユニットを用意しており追い込まれるとこれを用いる。

またトラップを設置しており、ロックが邪魔になると判断するなりいきなり発動させて動きを封じた。

自分の実力を冷静に分析してアドバンテージを用意しておく周到さは、高い知性が窺える。

後に実はイレギュラー化していることが明かされた。


地位

地位的には一等粛清官ロックマン・トリッガーよりも下。

トリッガーがマザーに反旗を翻し、システムの破壊者となったことは知らなかったようだ。恐らくはその前に眠りについたのだろう。

本来ならまだ目覚める時ではなく、その役目を果たす時ではなかった。しかしロックが目覚めさせてことで島民の粛清に掛かり、ロックがそれに逆らおうとしていることを見抜くと罠に掛けて動きを封じた。つまり階級や役目などはどうでもよく「自分の都合を優先させる」性格である(罠を抜けてきたロックに対しても「私の面子に関わりますので」と言い放ったため、明らかに利己的であることが分かる)。


本作をプレイしただけでは「トリッガー」や「ジュノ」についてさっぱりだが、続編をプレイすることでこれらの伏線が回収されるという仕組みとなっている。


戦闘

三等市せい官との戦い

戦闘は二回に分けて行われ、最初は人型に近い真っ白なボディの姿で戦いを挑んでくる。二戦目では先のロックとの戦いでボディが破壊された事により、巨人のような姿の戦闘用ユニットにボディを差し替えて襲いかかる。顔だけ人間なのに、首から下がメカメカしいのは気味悪いことこの上ない。

ちなみに戦闘中、第一形態では「これはどうです」など敬語だったが、第二形態からは「くらえ!」「これでどうだ!」など荒々しいものとなる。また劣勢になると「いい加減にしなさいっ!!」と冷静さを失う(第二形態では「まだまだまだまだぁ!」「貴様ぁ~っ!」「許さんぞ!」など、もっと感情的になっている)。

第二形態のHPを削ると「画面全体が範囲の強制ダウン攻撃」を放ち、直後に天空から光線を連発して振らせて来るという凶悪な初見殺しを用いる。いわゆる必殺技だが頻繁に使ってくるため、長期戦になるほど不利になる。そういう意味ではDASH2のラスボスより厄介かもしれない。


最期

死闘の末に敗北。

だが戦闘力で劣る自分では勝てないことは織り込み済みであり、エデンの職員たちの招致によって島民たちの粛清を果たそうとする。死の間際にはエデンに自身のデータを送ってバックアップを完了させ、目覚める時が楽しみだと言いながら爆発四散した。

しかし、勝ち逃げは許されなかった。データが「ロックマン・ジュノはイレギュラー化の恐れがあり、トリッガーによって粛清された」として命令の優先権はトリッガーに移り、ジュノのバックアップも消去されてしまった。そして島を統治する権利も一時的にトリッガーへと移ったのだった。


余談

戦闘BGMはバッハの『小フーガ ト短調』。

名前は知らずとも実際に聴けばほとんどの人が知っているであろう非常に有名なクラシック音楽であるが、ラスボスBGMとして、またロックマンジュノの得体の知れない不気味さにも恐ろしいぐらいにマッチしている。


それまでロックマンといえば青くてバスターを持っている戦士の称号といった扱いであったが、コイツはそんな中突如として現れた全然青くないロックマンであった。本作のロック同様にメットがない(厳密にはロックの方にはある)という点も古参ファンを驚かせたポイントであろう。

DASHの前史に当たる『ロックマンゼクス』では"ロックマン"が複数登場している(ロックマンそのものではない英雄を模した戦士も『ロックマン』と呼ばれる)為、これがDASHにロックマンが複数いる理由と関係があると思われるが、DASHは『ロックマンX5』のバッドエンドからも繋がる作品でもあり、過去作との関係性をあえてぼかして描いている為、直接関係があるかどうかは不明である。


彼の次にロックマンの称号を冠したのはなんとあのゼロであった。尤も『ロックマンゼロ』は"ゼロを主人公にしたロックマンシリーズ"という意味合いが強く、劇中でロックマンの称号を与えられたわけではない。


外部作品への出演

クロスオーバー作品、ナムコクロスカプコンでは冥王グランドマスターの配下として復活。21話「鋼の冒険心」から登場する。今作では本当にイレギュラー化し、人間をデコイとみなし攻撃を仕掛けてくる。一度メモリーを完全に消去された影響でロックのことは忘れていたが、戦いの中で記憶を取り戻していく。相変わらず笑顔だが、怒った時は口元だけ妙にニヤけた「怖い笑み」を見せる。ロックからは当初は「君」と呼ばれていたが「お前」と呼ばれるようになった。

ロックとの戦いでは撃退された際、「私がこんなにしくじるなんてありえない」「あるとすれば私を陥れようとしている者のせい」「それはあなたです、トリッガー様」と強い敵意を向けるようになる。このことからロックにはイレギュラー化していると推測されてしまった。

ただしこの作品は、DASH2の前日譚に当たるため、ロックは自身の素性を知らず、イレギュラーという言葉も意味が分からず思わず口にしてしまっただけとなっている。


44話「貴様等にそんな玩具は必要ない」にてエデン・コントロール・ルームで主人公たちと決着をつけることに。敗北後は笑いながら「また勝てませんでしたね」と負けを認め、ロールから「トリッガー」についての回答を求められる。だがそれには答えることはなく、「そう…私は覚えて…いる…一等…粛清…官…トリッ…ガーさ…ま…」と口にし、爆発四散。今度こそ復活することはなかった。

幾度もロックに勝負を挑み、その末に散った見事な最期であった。


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