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フランク・ウェスト

ふらんくうぇすと

カプコンのアクションゲーム『デッドライジング』の主人公にして同シリーズの看板キャラクター。
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概要編集

デッドライジング編集

主人公。36歳。

過去に戦場での取材経験があるフリージャーナリスト。ウィラメッテで起きた暴動の取材を独占取材しようとショッピングモールにヘリコプターで乗り込み、飛び降りた先のゾンビアウトブレイクに巻き込まれることになった。


一見ごく普通の人間に見えるが実はかなりのタフガイであり、ショッピングモールにある様々な道具を用いてゾンビに対抗し続けている。更に己の肉体を武器にすることもでき、一定のレベルに達すると格闘技を会得することもできる。


なお、1作目ではレベルが後半まで上昇すると、武装した特殊部隊隊員の防弾チョッキを素手で貫いて臓物を引きずり裂いて即死させるという域にまで達する。

あまりにも凄まじい身体能力を持つため、公式で「超人カメラマン」というあだ名が付けられている。

インターネット上ではその恐ろしい身体能力から「フランクさん」と敬称付きで呼ばれることもある。


キービジュアルやパッケージデザインではスーツにカメラ、木製バットを握る事が多い。


デッドライジング2編集

本編には登場しないが、デッドライジング2のエンディングAのエピローグに相当する作品「CASE WEST」にて再び登場。5年経過して41歳。


「CASE WEST」では、エンディングA後にゾンビに襲われる主人公「チャック・グリーン」を救出。

彼をアウトブレイクの犯人ではないかと疑うが、何か裏があると察し、全ての真実を求めて共にフェノトランス製薬会社の研究施設へ乗り込む。

ちなみに仲間として同行する際の体力は無限。


デッドライジング2本編のifルートである「OTR」では主人公として登場。

本作主人公であるチャック・グリーンに代わって、デッドライジング2の物語をフランク主観で楽しめる。

初代のゾンビ報道によって一躍時の人となっていたが、スキャンダルによって失墜、再ブレイクするため「TiR」に出演しゾンビの大群を生身で殴り倒していた。が、アウトブレイクが発生。特ダネとZOMBREXを求めて再びゾンビの群れの中に身を投じる。


レベルが上がると前作同様超人になる。……が、生きている人間に対して即死攻撃は使用不可になった。残念。



デッドライジング3編集

残念ながら未出演。

フランクの像が立ち、彼の活躍の歴史が書かれている博物館がある。


デッドライジング4編集

再び主人公として登場。52歳。

舞台は初代の舞台ウィラメッテである。ゾンビ騒動が収まり、ワクチンが開発された事で世界に平和が戻った……かのように見えたが……


デッドライジング1、デッドライジング2から時間が経った事もあり、冒頭での戦闘能力は一般人並みに退化している。本人も"老いた"ことを自覚している様子。しかしレベルが上がるにつれ「まだまだやれるな」と昔の感覚を取り戻していき、再び超人ジャーナリストのフランクが見れる。しかし……


今作からついにフランクが日本語ボイスで喋るようになった。(CV:咲野俊介)



その強さ編集

本シリーズはレベルアップ制であり、最初は数回ゾンビに噛まれただけで死ぬ等、一般人に毛が生えた程度。

写真を撮る、生存者を救う、サイコパスを撃破する等でPP(プレステージポイント)を貯めるとレベルアップする。

攻撃力・移動速度・遠投力・アイテム所持数が強化されていき、更にプロレス技を基本とする体術も会得していく。


最終的にはゾンビの大群や特殊部隊を一人で殲滅できるようになる。


パワー編集

人間を卒業している。具体的には、

  • 4人ほど座れるベンチを100メートルほど遠投
  • 本来は銃架に固定して扱うM2重機関銃を腰で抱えて一切の手振れを起こさず連射
  • バットのフルスイングでゾンビや人間を10メートルほど吹っ飛ばす
  • 防弾ベストを着た兵士の腹を手刀で防弾ベストごと貫く
  • 車をパンチで空き缶のように吹っ飛ばせるパワーと重量を持つ敵「エキゾ兵」を生身で押さえ込んでベリィトゥベリィを仕掛ける

などである。挙げればキリがない。



耐久力編集

B.O.W.並であり、M2重機関銃やミニガンの掃射を喰らっても軽傷で済み、戦車の主砲から放たれた砲弾や対戦車ミサイル、RPG-7の弾頭が11発連続で直撃しても死なない。

単純計算で、フランクさんはタイラント12体分タフネスと言える。


また、あらゆる食べ物・飲み物を摂取することで受けたダメージを回復することができる。例え腐った肉や頭痛薬でも数秒苦しむだけでキチンと回復する。


銃火器の扱い編集

従軍記者として戦地を取材した経験から銃の使い方については多少の心得がある模様。(しかしブラッドから銃を撃てるかどうか聞かれた際、人に向けて撃ったことはないと明言している)

ゲーム内においてはあらゆる重火器を使いこなす。

どんな銃も一切の手振れを起こさずに連射するという、超人揃いと言われている同社の販売するバイオハザードシリーズの主人公達ですら不可能なことをあっさりとやってのける。


ショッピングモールでの戦闘編集

モール中にある、およそ武器とは呼べないあらゆる物を柔軟な思考で武器として活用する。高レベルなフランクさんであればゾンビは一撃でお陀仏である。

  • 皿やDVDを手裏剣の如く投擲
  • ゴルフクラブでそのまま殴らず、ボールをショットして遠距離武器として活用

など、常人では思い付かないような活用をすることもある。


知能編集

「強化本」を所持するだけで、

  • その本の内容に関連するアイテムの耐久力を強化
  • 体術の威力を上げる
  • 洗脳術や日本語、スケボーや自転車のトリック(ジャンプ)を完璧にマスター(日本語に関してはさすがにカタコトだが)
  • 効果時間が長いミックスジュースの作成
  • シャッターチャンスを察知する能力を会得

することができる。


しかし、本の内容については理解はするが覚えてはいないようで、本を手放すとそれらの能力を忘れてしまうのが難点。

しかし、「ゾンビのいけにえ」やDR4では入手した本は通常のアイテムとは別に保管され、手放さない(手放せない)ため、この弱点は克服している。


クリエイターとしての能力編集

一般家庭にもある食材をミキサーに入れて作ったミックスジュースを飲むことで一定時間、何故か足が速くなったり、拳銃弾並の威力で唾を飛ばしたり、耐久力が二倍になったり、無敵になったりする。


「DR2」「DR3」の主人公であるチャックやニックはそれぞれ元モトクロスチャンピオン、自動車整備士という肩書きがあり、手先が器用という設定である。

その設定を生かしたシステムが二つのアイテムを組み合わせて生み出せる強力な「コンボ武器」である。


しかし、フランクさんには特に裏設定が無いにもかかわらず、「2OTR」にて当然のようにコンボ武器を作成してしまう。

DR4に至っては車をニコイチしたコンボ車両や、ゾンビをおもちゃやお菓子に変えてしまうガチモンの魔法の杖まで作ってしまうなど、ぶっちゃけチャックやニックの上位互換と化している。


衣装による効果編集

「DR4」のDLC「カプコンヒーローズ」では、カプコンのキャラクターのコスプレをすることでそのキャラの能力を扱うことができる。

上半身裸のリュウのコスプレをしたおっさんが波動拳や昇竜拳、竜巻旋風脚を繰り出しゾンビや武装した兵士達を蹴散らす様子は非常にシュール。


使用する体術編集

本来は実戦には不向きとされるプロレス技を基本とした体術の数々。

掴み技は防弾装備に覆われた特殊部隊兵さえ一撃で殺す。


パンチ編集

素手の状態で繰り出す。威力は低い。

DRでは左右交互にパンチを繰り出すのみだが、2OTRとDR4では四連続パンチになり、四発目は敵を吹っ飛ばすアッパーになった。


フロントキック編集

前蹴り。敵を転倒させる。

DRでは素手状態の時のヘビーアタック。

2OTRとDR4では武器を持っていても繰り出せる。特にDR4では敵を大きく怯ませ、高確率でスタンさせることができる。


カラテチョップ編集

手刀でゾンビを吹っ飛ばす。

DRでは背後の敵に対してパンチしようとすると自動的に繰り出し、狙って使うことは難しい。

2OTRでは素手状態時のヘビーアタックとなり、一撃でゾンビの頭を粉砕する。「雑誌」で強化すればコンボ武器並の威力なる。


キックバック/パワープッシュ/頭突き編集

ゾンビに掴まれた際、素早くゾンビを振りほどく技。パワープッシュはDR以降の作品では使わない。


ジュードースロー編集

一本背負い。DR、2OTR、DR4ではゾンビに掴まれた際に振りほどきつつ繰り出し即死させる。

「ゾンビのいけにえ」では一部のサイコに繰り出せる。


顔面パンチ編集

DR4での反撃技。正面から掴み掛かってきたゾンビの顔面をパンチで粉々にする。


フライングドッジ編集

何れの作品でも繰り出せる、前転で敵の攻撃を回避する技。

X-MENのダーク・フェニックスを殺す鍵となる。


ジャンプキック編集

何れの作品でも繰り出せる、敵を吹っ飛ばす飛び蹴り。

DR4では一度に吹っ飛ばせるゾンビの数が最も多い。


ドロップキック編集

DR4にて、エキゾスーツ装備時・メカザンギエフ変身時及びゾンビ化した際にジャンプキックの代わりに繰り出す。

ゾンビはミンチになる。


タックル編集

ラグビーのタックル。DR、ゾンビのいけにえ、DR4で繰り出せるが、DRでは隙が多く使いにくい。「ゾンビのいけにえ」では怯んだ敵への追い討ちとして大活躍する。DR4ではダッシュ攻撃であり、使い勝手が良い。


ダブルラリアット編集

両手を広げたまま回転し、周囲の敵を吹っ飛ばす技。ザンギエフの十八番。

DR、2OTR、DR4で繰り出せる。

重機を破壊できる威力。

DR4では一部のコンボ武器装備時・エキゾスーツ装備時に特定の武器を装備した際のスキルムーブとして繰り出す。また、「カプコンヒーローズ」ではメカザンギエフのコスチュームを着るとフロントキックの代わりに繰り出せる。


ラウンドハウスキック編集

回転蹴り。

DRではゾンビを一撃で殺しつつ吹っ飛ばす威力だが、繰り出せるタイミングがシビア。

2OTRではゾンビを転倒させる程度の威力に弱体化したが、簡単にいつでも繰り出せるようになった。

DR4ではエキゾスーツ装備時にのみ繰り出せる。


ニードロップ編集

落下の勢いを利用し、ゾンビを膝で叩き潰す。

DR、2OTRで繰り出せ、落下ダメージを無効化できる。「ゾンビのいけにえ」ではラスボス戦に繰り出せる。


トゥーハンドスマッシュ編集

ジャンプ攻撃の一種。

両拳をハンマーのように降り下ろす広範囲攻撃。

2OTRにて繰り出すことができ、「雑誌」で強化することでコンボ武器並の威力になる。

DR4では一部のグローブ系のコンボ武器装備時・ゾンビ化した際に繰り出せる他、一部のボスに対する専用のスキルムーブとしても繰り出せる。


スープレックス編集

DR、2OTRでは投げっぱなしジャーマンで、DR4ではベリィトゥベリィ。

いずれも即死攻撃だが、2OTRでのみゾンビに掴まれた際の反撃技。

DR4では、中ボス格の「ミニガンを装備したエキゾ兵」にも仕掛けて即死させることができる。


ジャイアントスイング編集

何れの作品でも繰り出せるプロレス技だが、DR4のみ、エキゾスーツ装備時専用のスキルムーブ。


ハンマースロー編集

敵の腕を取り、無理やり前進させる。DR、「ゾンビのいけにえ」以外の作品では使わない。


ウォールキック編集

壁を利用した三角飛びからキックを繰り出す技。

DR、2OTRで使用できる。


ネックツイスト編集

プロレスの寝技。DR、2OTRにて使用でき、倒れた敵の首をもぎ取る。


リフトアップ編集

ゾンビを掴みあげる。

DR、2OTRでは持ち上げたまま移動ができる。

DR4ではエキゾスーツ装備時専用のスキルムーブの一つ。


フェイスクラッシャー編集

何れの作品でも繰り出せるプロレス技。敵の後頭部を掴み、顔面を床に叩きつけ即死させる。

DR4ではスキルムーブの一つ。


ディスエンボール編集

素手で敵の腹を抉る必殺技。通称「モツ抜き」。防弾ベストも貫く。

DR、2OTR、PXZで繰り出せる。

「ゾンビのいけにえ」ではラスボスへのトドメに使う。


サマーソルトキック編集

素早く縦に回転するキック。キャミィの十八番として知られる。

DR、2OTRにて使用でき、ゾンビの頭をボールのように吹っ飛ばす。「カプコンヒーローズ」ではキャミィのコスチュームを着ると制限が無い方のスキルムーブとして繰り出せる。


ゾンビライド編集

ゾンビの頭上に乗っかる技。DRのみの技。


ヒップホップ編集

ゾンビの肩から肩へジャンプしながら安全に移動する技。2OTRのみの技。


ゾンビウォーク編集

ゾンビに擬態してゾンビから襲われなくなる技。

DRではゾンビの動きを完コピしていたが、2OTRでは「のうみそ~」と言いながら雑なモノマネをする。


ジャンプパンチ編集

DR4のみの技。ジャンプして敵に飛びかかってパンチする。ゾンビはダウンし、人間は高確率でスタンする。


ネックツイスト編集

DR4におけるステルスキル。素早く敵の首をへし折る。


ツーショット編集

2OTR、DR4で繰り出せる技。敵とツーショット写真を撮ったあと、ネックツイストで殺す。


両足タックル編集

敵の両足にタックルして押し倒し、馬乗りになって顔面を何度も殴る。

「ゾンビのいけにえ」ではラスボス戦に繰り出せる。DR4ではスキルムーブの一つ。


膝蹴り編集

敵の頭を掴み、顔面を膝で粉砕する技。

クラウザーの「毒針」と同じ。

DR4ではスキルムーブの一つ。とあるボスにも繰り出せる。


ダッシュ編集

DR4ではスタミナを消費することで通常の走る速度よりも速い全力疾走が可能。白いミックスジュースが不要になった。

レベル最大だとスタミナ無限となり、無限に全力疾走できる。


他作品への出演編集

ゾンビ共をブチのめすだけでは物足りなくなったのか、カプコンのお祭り対戦型格闘ゲームタツノコvsカプコンULTIMATE ALL-STARS』にまさかの参戦。ジャーナリストという設定は一体何だったのか……性能に関してはダウン後の相手を何度も引き起こすコンボの攻撃力は高いが、通常攻撃性能は悪い為、弱点をどうカバーするかがポイントとなる。

ULTIMATE MARVELVS.CAPCOM3』では追加キャラとして登場。前述の『タツノコvsカプコン』とほぼ性能に変わりはないが、問題だった通常攻撃性能は改善され、スナップショットでヒット分経験値が上がり、一定数でレベルが上がると強くなるという。条件付きだが、レベルが上がるごとに必殺技や武器の攻撃力も上がるので狙ってみるのもあり。

なお、世界大会では格ゲープレイヤークソルによりフェニックスを何もさせずに倒すというテクニックを披露。

あまりの驚きに実況席のマイクが吹き飛び戻って来ても実況者が驚愕のあまり何も言えなくなり観客席も動揺が隠せない程だった。

結果、フランクを入れたクソルのチームはその年の世界大会で優勝した。


シミュレーションRPGプロジェクトクロスゾーン』では、『ヴァンパイア』シリーズのレイレイとパートナーを組んで登場。

ジャーナリストと人外という妙な取り合わせだが、双方共にノリが良く、戦闘時も息の合ったコンビネーションを見せたりとトップクラスのベストカップルである。

もうお前ら結婚しろ。

他にも同じジャーナリストであるうららや似たような戦法を使うブルーノ・デリンジャー毒島力也とも意気投合している。

また、ゲーム中ではトロンコブンに初めて会った時にコブンに対し「どこかで会ったような気がする」と発言しているが、これは原作のアイテムに『コブンのマスク』というものがあるから。

しかし、続編の『プロジェクトクロスゾーン2』では残念ながらレイレイ共々リストラ。理由は定かではないが、『プロジェクトクロスゾーン2』発表時の2年前に発売されていた『デッドライジング3』の主人公がフランクからニックに変わっていた為、ストーリー上登場させるのは厳しかったのかもしれない。または全作品で唯一CERO-Zのゲームのため外されたのではとの声も出ている。


登場作品編集

デッドライジング<DXリマスター版 CV:辻井健吾>

デッドライジング2

ULTIMATE MARVEL VS CAPCOM3<CV小山力也>

ロストプラネット

TATSUNOKO VS. CAPCOM ULTIMATE ALL-STARS

プロジェクトクロスゾーン<CV:小山力也>

デッドライジング4<CV:咲野俊介>



関連タグ編集

出演作品編集

デッドライジング

デッドライジング2(「OTR」と「CASE WEST」のみ)

デッドライジング4


フランク ジャーナリスト

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