概要
CV:
・檜山修之(『ヴァンパイアハンター』)
・小杉十郎太(ヴァンパイア『セイヴァー』以降、ドラマCD『ヴァンパイアハンター外伝~宿命の旅人ドノヴァン~』)
・岩永哲哉(『スーパーパズルファイターIIX』)
・石塚運昇(OVA『THE ANIMATED SERIES ヴァンパイアハンター』、ドラマCD『ヴァンパイアハンター The Animated Series 』)
・置鮎龍太郎(ドラマCDおよびカセット ヴァンパイアハンター『ヴァンパイア・ナイト ~お笑い夜の祭典~』、『ダークネスミッション~特選バター醤油味~』)
ヴァンパイアシリーズの第2作、「ヴァンパイアハンター」におけるストーリー上の主人公にあたる人物。
身長194cm、体重98kg。
人間とダークストーカーの混血である半魔族(正確にはダンピール。ただし、デミトリとの関係はない。公式によると「ドノヴァンが生まれた頃、デミトリは百年の眠りの最中だった」とのこと)。
幼少期に母と共に各地を旅していた頃、訪れたある町の住人に罵倒され、襲われたのをきっかけに己の中に流れる血が暴走し、住民たちと母を自分の手で殺すという大量殺人を引き起こす。以降は自分の力を制御するためにチベットの寺院に篭り、長期間修行に打ち込んでいた。自分と似た境遇の少女のアニタを孤児院から保護し、迫害から守っている。
厳しい修行によって魔族の力を抑え込んではいるものの、それでも血の疼きは収まることはなく、やがていつかは完全に意識を飲まれ、魔の存在となってしまう事を己の宿命と悟っている。自分やアニタのような悲しみを生まないために、自分の力が覚醒する前に全ての魔族を狩ることを心に誓い、ダークストーカーズとの戦いへと足を踏み入れる。
魔剣ダイレクと巨大な数珠を扱い、各種エレメントを召喚したり、自身が魔人化することが可能である。狩った獲物を封じ込めるための棺桶を持ち歩いており、勝利ポーズ時に登場する場合がある。棺桶の内側は全面に棘がついており、どういうわけか、アニタの人形の首が中に入っている。
人間を守るために戦った彼だったが、最終的に他のダークストーカーの返り血を浴び続けたことで自身が予想だにしなかったほど早い段階で、己の抱える闇に浸食され、魔族の力を抑えることができなくなってしまい、遂にダークストーカーズそのものへと変貌してしまった。
そんな彼の、魔族を滅ぼすはずの力によって逆に魔族となった姿を見たアニタは、失われていた感情を取り戻し、涙を流す。
ドノヴァンがアニタの前から姿を消して、10年後――
美しく成長したアニタは、姿を消したドノヴァンに思いを馳せる。
そんな彼女の思いとは裏腹に、ドノヴァンはルーマニアの森の奥の館に住みつき、満月の夜になっては若い娘を拉致して生き血を吸う、悲しげな目をした魔物になり果てていた。
それでも彼は、僅かに残った理性にしがみつきながらアニタの名を呟き、闇の意識の中を生き、闇そのものと戦い続ける。
足元に置かれた、かつてアニタが持っていた首の無い人形を見つめながら……。
関連キャラクター
ディー…ドノヴァンに似たキャラクター。