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概要編集

M78スペースにおいて、太古の昔に肉体を失い、魂のみの存在となったレイブラッド星人が、様々な星の様々な種族の知的生命体に自分の因子を埋め込んで誕生させた存在。

レイブラッドの操るブルトンによってM78スペースに異なる宇宙の要素が雪崩れ込み、宇宙全域を巻き込む大戦争となった一大事件「ギャラクシークライシス」の終息後に突如として確認されるようになった。


全員がバトルナイザーというデバイスを介して怪獣を操る能力を持つ、いわゆる怪獣使いと呼ぶべき超能力者であり、その力を駆使してレイブラッド星人の後継者の座を巡ってレイオニクス同士で殺し合うレイオニクスバトルを宇宙のあちこちで行っていた。

しかし、黒幕レイブラッドにその座を明け渡す意図は毛頭なく、真の目的はバトルで勝ち残った最強の戦士の肉体を奪い、それを器にして復活する事であり、レイオニクス達は何も知らず蠱毒の儀式に参加させられていた事になる。


基本的にはM78スペースの宇宙人である事がほとんどだが、ギャラクシークライシスで異なる宇宙の要素が混雑したため、別宇宙の住人もレイブラッドの因子を受け継いでレイオニクスになっている事がある。


特徴編集

好戦性編集

総じて「戦う事しか頭にない」と言っても差し支えないほどに強い闘争本能を秘めており、レイブラッドの力で宇宙の支配を目論む者や、単純な殺戮や命のやり取りを好む戦闘狂など、ロクでもない性格の者が多いが、なんだかんだで良心を捨て切れなかったり、自分の力を他者のために役立てたり、挙句レイオニクスバトルを止めようとする善寄りの変わり者もおり、そういう者ほど早くに散っていくのも常である。


レイオニクスの手持ちとして使役される怪獣たちは、野生の状態よりも大幅に強化されており、本来なら相当な実力差がある怪獣をも圧倒する事も不可能ではない。

例えばグランデのレッドキングは戦闘力で勝るキングジョーブラックをあっさり大破させ、レイのゴモラエレキングも本来なら相手にならないほどに実力差がある超戦闘特化型超獣ベロクロンドラゴリーを相手にそこそこ善戦している。


そのあまりの戦闘力と凶悪さから、全宇宙で危険分子として認知され、ペダン星人ヤプールヒッポリト星人のようにレイブラッドの手によって滅ぼされかけた存在からは最優先で抹殺対象に指定されている。しかし、その手の種族の中にもレイオニクスはおり、必ずしも一枚岩という訳ではない。


成長編集

戦えば戦うほど戦闘力と手持ち怪獣との繋がりが強化されていく、つまり「成長」する特性を持ち、その成長度には2段階の覚醒の概念が存在する。

第一覚醒は、野良怪獣との戦闘で経験値を積み、ある程度力を蓄えた後、「教育係」である血縁の兄や姉を後述の「真のレイオニクスバトル」で打ち負かす事で到達し、多くがこの段階でレイモンのようなレイブラッド星人に似た本来の姿を取り戻したり、EX進化を体得したりする。本来の姿はレイブラッドの因子を特に濃く受け継いだ者が、因子を活性化させる事で発現する戦闘形態なのだが、レイオニクスとしての闘争本能に呑まれて暴走する危険性を孕んでおり、同時にレイオニックバーストなる強化現象を引き起こして見境なく暴れ狂う殺戮の化身に堕ちる事もままある。

しかし、そこからさらに多くの死線をくぐる事で第二覚醒へと至り、バトルナイザーの形状が変化すると共に、レイオニックバーストをも制御し得る圧倒的な力を手にする事ができる。

一方で、戦いに身を置かない状態が長引くとレイオニクスとしての力は落ちるらしく、有り体に言えばナマってしまう。ババルウ星人はレイオニクスバトルの終結後にはノーバ一体を操るだけで精一杯なまでに弱体化してしまっていた(彼の場合はエースであるアントラーを失っているという事情もあるが、それを差し引いてもかなり腕が落ちているのは明白である)。


戦士としてある程度成長すると、覚醒状況に関係なく「真のレイオニクスバトル」を進んで行うようになる。これはただ怪獣同士を戦わせるものではなく、怪獣との繋がり=命のリンクによって怪獣が受けたダメージがそのままレイオニクスの体にフィードバックされ、怪獣が殺害されると主人であるレイオニクスも死に至る超危険なデスゲームである。

一応、死ぬ直前にリンクを切れば回避できるという抜け道があるが、レイオニクス側と怪獣側のどちらからでも切る事は可能らしく、グランデのタイラントに敗れたレイのエレキングは自分からリンクを切る事で主の命を救っている。


手持ち怪獣編集

レイオニクス最大の戦力はバトルナイザーに封印し手持ちに迎えた怪獣達であるが、レイオニクス自身が相手を自由に選べるわけではなく、大抵は戦って弱らせたところをバトルナイザーが自動的に選ぶ。(※1)

加えてその宇宙人に縁のある怪獣ではない事がほとんどであり、劇中の例だとナックル星人ブラックキングではなくガルベロスを、ガッツ星人アロンではなくゴメスケルビムを、ゼラン星人プルーマではなくアーストロンを従えている。

おそらくは、それぞれの出身地の技術や文化に関係なく、レイオニクスと怪獣との間の無意識レベル・レベルでの先天的な相性や、主がこの先の戦いを勝ち抜くために必要な条件をもとにバトルナイザーが自動判定して選んでいると考えられるが、現時点では詳細は不明。(※2)

((※1)最初に使役する1体については、最初からバトルナイザーに入っていたのか、それとも初対面でバトルナイザーが選んだのかは不明。そもそもレイとゴモラの馴れ初めからして不明なので公式からの回答が待たれるところ。)

((※2)メタ的にはマンネリ回避や怪獣のスーツが現存していないという事情もあるとは思われるが、前者の方がロマンがあるのでそっちの方で納得するのがファンとしては吉かもしれない。)


また、広義に宇宙人は「怪獣」だと見なされているのか、負けたレイオニクスバトラーをバトルナイザーに封印して使役する事もできるらしい(実際にウルトラマンベリアルが百体モンスロードで宇宙人も使役していたのでやろうと思えばできるのだろう)。手持ちの法則についての見解はこちらを参照。


怪獣を手放す権限はレイオニクス側にあるらしく、Wii版の主人公は全ての戦いが終わったあとは手持ちに迎えた怪獣を元の環境に戻そうと考えている他、ケイトはレイに敗北したファイヤーゴルザガンQに始末させている。


弱点編集

成長するとは言え、自分自身の戦闘力が上昇するわけではないため、普通に殺せば死ぬ。

バトルナイザーそのものはレイオニクスの本体ではないため、破壊されても死にはしないが、やはり怪獣を操る要を失う事に変わりはないのでそのまま敗退が確定する。


生き続ける魂編集

レイオニクスにもレイブラッド星人と同様に精神体=魂のみとなっても生き続けられる特性があるらしく、レイに敗れたケイトは死後も魂のみとなってレイを見守っていた他、AC版GL弾のストーリーモード『ギャラクシーサーガ』では惑星ハマーで死亡したメトロン星人とガッツ星人の魂が巨大ヤプールによってインペライザーナースと融合させられていた。


レイブラッド星人の死後編集

惑星ハマーでの戦いでレイブラッド星人の野望は潰えたかに見えたが、生き残ったレイオニクス達は各々好きなように生きているらしく、50年後を舞台にしたゲーム版とそれ以降の映像作品でもマルチバースを跨いでレイオニクスバトル及びバトルナイザーの奪い合いは続いている。

他にも、第二次ベリアルの乱以降の怪獣カプセル案件やデビルスプリンター案件に宇宙警備隊が総力を上げて対処に当たっていたり、とある星でバトルナイザーの劣化コピー品が出回って二分された市民間の紛争を激化させていたりと、今なお争いの火種は燻り続けている。


とはいえ、全ての生き残りが悪さを続けている訳ではなく、例えば半端に命を拾って行き場を失くしたババルウ星人ギャラクシーレスキューフォースに拾われて平和維持活動に協力しており、結構やりがいを感じているようである。


劇中に登場したレイオニクス編集

名前種族手持ち怪獣
レイ/レイモン地球人ゴモラリトラエレキング(死亡)→ミクラス
ケイト不明ファイヤーゴルザガンQゼットン
グランデキール星人タイラントレッドキング
ピット星人(RB)ピット星人不明(参戦前にダイルに殺されたため)
ガッツ星人(RB)ガッツ星人ゴメスケルビム
フック星人(RB)フック星人ドラコ再生ドラコ
ゼラン星人(RB)ゼラン星人アーストロン
ナックル星人(RB)ナックル星人ガルベロス
ババルウ星人(RB)ババルウ星人アントラー(死亡)、ノーバ(ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマで新たに判明)
メトロン星人(RB)メトロン星人ドラゴリーバキシム
ダダ(RB)ダダ不明(怪獣を召喚する前にアーマードメフィラスに倒されたため)
テンペラー星人(RB)テンペラー星人アリゲラ
メフィラス星人(RB)/アーマードメフィラスメフィラス星人不明(登場した時点でテンペラー星人にバトルナイザーを破壊されていたため)
ゼットン星人(RB)ゼットン星人テレスドン
リフレクト星人(RB)リフレクト星人バードン
シャプレー星人(RB)※シャプレー星人ブラックキング
ウルトラマンベリアルウルトラマン百体怪獣

※シャプレー星人はドラコベムスターサラマンドラも従えていたが、バトルナイザーで操っていたのかは不明。


アーケード版/漫画編集

名前種族手持ち怪獣
御蔵イオ(無印主人公)地球人ゴモラピグモンベムラー(※1)
アサマ・アイ(NEO主人公)地球人レッドキング(※2)
カネゴン怪獣レッドキング、アギラ
ヴィットリオキール星人EXゴモラベロクロン
ザラブ星人(RB)ザラブ星人EXエレキング
メトロン星人(RB)メトロン星人EXレッドキング
レイモン(バーストモード)(レイブラッド星人憑依)地球人グランドキング
レイブラッド星人(※2)レイブラッド星人シルバーブルーメデスフェイサー(憑依)、ゼットンEXゼットン(憑依)、宇宙連合軍(コミカライズ版)
バルキー星人(RB)バルキー星人キングザウルス三世
不明(劇中未登場)不明ゴルドン
不明(劇中未登場)不明ジラース
不明(劇中未登場)不明ナツノメリュウ(テレビ版にも尻尾だけ登場)
メトロン星人(RB)メトロン星人(別個体)ノーバ
ザラブ星人(RB)ザラブ星人(別個体)バードン
アーマードメフィラス(RB)メフィラス星人グランドキング
キリエロイド(RB)キリエル人ガタノゾーア
メフィラス星人(RB)メフィラス星人EXゼットン
巨大ヤプール(RB)ヤプール人バキシマム
ガッツ星人(RB)ガッツ星人グランドキング

(※1)ゲーム版でのデフォルトキャラクターはゴモラガラモン超コッヴ(無印)、エレキングバルタン星人ベーシカルバージョンメルバ(EX)

(※2)ゲーム版でのデフォルトキャラクターはレッドキングリトラ(S)カネゴン

(※3)レイブラッド星人はそもそもレイオニクスではないが、便宜上記載。


Wii版編集

名前種族手持ち怪獣
主人公地球人ゴモラリトラ(S)(レイから借り受けた)他
バルタン星人( RB)バルタン星人ネロンガ改造レイキュバス
キリエロイド(RB)キリエル人ブルトン
ヒッポリト星人(RB)ヒッポリト星人不明(ヒッポリト星人自ら戦ったため)
ザラブ星人(RB)ザラブ星人ゴルザブルトンネオカオスダークネス
ワロガ(RB)ワロガタイラント
メフィラス星人(RB)メフィラス星人EXタイラント(デスボーン)EXレッドキング他999体怪獣
レイモン地球人ゴモラリトラ(S)エレキング(※)

(※)Wii版は『ウルトラギャラクシーNEO』よりも後という設定であり、本来ならばエレキングは死亡離脱しているが、Wii版は『NEO』の放送前に販売されたため、矛盾が生じてしまっている(別個体という事でなら説明はつく)。


ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ編集

名前種族所持怪獣
ババルウ星人(RB)(上記のアントラーを所持していたのと同一人物)ババルウ星人ノーバ

DARKNESSHEELS-Lili-編集

名前種族所持怪獣
下層民惑星フースの住人ガルラガギジョバリエ
イーヴィルティガウルトラマン(闇の巨人)ゲオザーク
ルカルゴンレイビーク星人ダイゲルン
キリエロイド・サイロフース人/キリエル人ゴルザメルバ

※この作品のバトルナイザーはほとんどが劣化コピー品であり、登場人物は正規のレイオニクスというわけではない。


レイオニクスの子孫編集

大怪獣倉庫(仮)【256~259】


ジーっとしてても、ドーにもならねぇ!

ベリアルの息子である彼もレイブラッド星人の遺伝子を持っている可能性はあるが、レイオニクスの素質を重点的に受け継いだもう一人の子が確認されているため、仮に持っていてもあちらよりは薄いと思われる。

※なお玩具版のみだが、キングソードを使うことでレイオニクスの力で作成した怪獣カプセルを用いて「モンスターアタック」という技を使用することができる。


余談編集

「レイオニクス」という名称の由来は、レイブラッドの「レイ」と、超常現象や超能力を意味する「psionics(サイオニクス)」の掛け合わせ。

気付く人なら初見で気付くとは思われるが、如何せん日本人としては超能力者の英単語といえばエスパーとかサイキッカーあたりがメジャーなので、聞き馴染みがなくそもそも知らない人が多いだろう事は確かである。


関連タグ編集

ウルトラシリーズ

大怪獣バトル ウルトラ怪獣

レイブラッド星人 バトルナイザー

ポケモントレーナー/ポケモンバトル:レイオニクス及びレイオニクスバトルの設定は、セブンカプセル怪獣をヒントに生み出されたこれらの要素を逆輸入した形になる。

ニャオニクス:名前の由来がだいたい同じ。語感でピンと来た人も多いはず。

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