曖昧さ回避
- 重さの単位のひとつで主に新約聖書で用いられている。詳しくはこちらを参照。
- 前照灯の「リトラクタブル・ヘッドライト」の自動車愛好家の間での略称で、リトラクタブル・ヘッドランプ、リトラクタブルとも。
- 『リトルトーキョーライフ』の略称。
DATA
別名 | 原始怪鳥 |
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学名 | リトラリア |
身長 | 5m |
体重 | 1万t(蛹の状態は直径1m程度、作業員7人で運べる重量) |
翼長 | 10m〜15m |
出身地 | 金峰山・洞仙寺近くの洞窟 |
概要
第1話「ゴメスを倒せ!」に登場。
鳥に似た姿をした古代生物。強力な酸「シトロネラアシッド」を口から吐くが、使用するとリトラ自身も死亡してしまう(この理由については「酸を吐くことで自らの呼吸器系まで溶け呼吸ができなくなる」とされている)。
繭の中で成長・誕生するため生まれた直後から飛翔し戦闘行動を行える。その飛行速度はマッハ2。
「ウルトラマンOFFCIAL_DATA_FILE」によればトサカは耳の役割を果たし、怪獣の鳴き声をキャッチする役割があるらしい。
また、ゴメスが哺乳類と爬虫類の中間生物であるのに対し、こちらは鳥類と爬虫類の中間生物となっている。
また、金峰寺にゴメスとの戦いを記した古文書が保管され、本殿に鳳凰のような彫刻が残っている事から、過去にも出現してゴメスと戦っていた神獣のような存在だった事が窺える。
その後の作品での登場
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル
以前の個体よりも巨大(それでも他の怪獣と比べたらかなり小柄)で「リトラ(S)」とも呼ばれる。
詳細はリンク先を参照。
ウルトラマンオーブ
描かれているリトラの色は、大怪獣バトルシリーズのようなグレーのボディに赤いトサカではなく、総天然色ウルトラQに準じた色鮮やかなカラーリングとなっている。
ちなみに怪獣カードは超全集の解説によれば怪獣の怨念が込められているとの事。……あの友好的なリトラの怨念を込めたカードを生成するなんて一体奴らは何をやらかしたんだ。
ウルトラマンZ
第22話に登場したナカシマ・ヨウコの履歴書に名前のみ登場。
ヨウコがセブンガーに搭乗して対応した初めての怪獣だったらしく、セブンガーによって撃破されたと記載されている。
比較的友好的な怪獣ではあるのだが、現代の環境の変化に戸惑い、騒ぎを起こしたと推測される。
また、撃破と書かれてはいるが「シトロネラアシッド」で自滅した可能性やある程度の交戦の後沈静化しどこかの山辺りにでも飛んでいった可能性も言われている。
ウルトラマンアーク
直接登場はしていないものの、ゴメスの弱点でリトラのみが分泌できるシトロネラアシッドが存在していることから、こちらの世界でも生息していることが示唆されている。
『アーク』の世界では既にシトロネラアシッドの人工的な精製法も確立されているようで、ユピーによれば、「防衛隊にはゴメスが何体現れても倒せるだけのストックがある」とのこと。実際、劇中ではゴメスに対して大量のシトロネラアシッド弾による集中砲火が浴びせられた……のだが、この時現れたゴメスは別の生物が擬態したものであったため、まったく効果を上げることができなかった…。
派生作品
大怪獣バトルウルトラコロシアム
惑星モーン・スターにある町「アストラン」に辿り着いた主人公に突然襲いかかって来た野生の怪獣として登場。
原作同様に本来は人間に友好的な怪獣であり、主人公に敗れて大人しくなった。バトルナイザーの解析によれば、謎の力で正気を失って暴れていたようだ。
その正体はレイのリトラと同一個体であり、主人公を助ける為に派遣されたのだった。いわゆるNEOでのミクラスポジションに相当する。
酩酊!怪獣酒場2nd
第51話では「怪獣ラーメン」の従業員である10体の鳥怪獣「怪獣ラーメン十傑」として登場。役割はラーメンの鍋に浸かって出汁を取る事である。いくら外伝作品で火焔を使ってるからといって長時間鍋で煮込まれるのはさすがに酷ではなかろうか。
余談
『Q』の操演人形はラドンの改造で、デザインは東宝の美術出身である井上泰幸氏。その後、東宝に返却され大コンドルに再改造された。
『ウルトラマンコスモス』にサブレギュラー並の頻度で登場する怪獣リドリアスはリトラをモデルに生み出された怪獣であり、名前や(オリジナルのリトラは半ば結果的とはいえ)人間に友好的な面などにそのイメージが伝承されている。
関連記事
古代怪獣ゴメス:宿敵。
ラルゲユウス:同じくウルトラQに登場した鳥型の怪獣。
ゴモラ(ウルトラギャラクシー):タッグパートナー。
ファードラン:翼を持つ相棒怪獣の後輩。