異次元列車
いじげんれっしゃ
概要
概要
時間と空間を超越した理想郷世界へのジャンプ台の役割を果たす特殊な電車で、現実の辛さに絶望した人々を乗せてその世界へと連れて行ってくれる。劇中では小田急電鉄のロマンスカーの形を取っていた(なお、このロマンスカーはとある駅の構内から作業員の目の前で消えたものらしく盗難車の可能性あり)。
一平など常人にも見えることがあるらしく、現実世界からは空を飛んでいるように見える。
ただし、理想郷へと至る際、過去の日常を振り切れず、「あけて」や「あけてくれー!」などと叫び続けると、一応途中下車することは可能なのだが、そのペナルティーとして、いかに現実に幻滅してもう一度搭乗させてもらおうと思っても、二度と搭乗させてもらうことはできない。
なお、この列車以外にも、いくつか理想郷世界へのジャンプ台の役割を果たす乗り物(路面電車やエレベーターなど)が存在しているようで列車に乗っていた。どうやら1年前にも車庫から路面電車が空を飛んで行った事件が起こっていたのだ。
友野健二
友野健二
演:天本英世
異次元列車に乗っていた男。SF作家で多くの小説を手掛けていた。しかしその作品の多くは人間消失の謎めいたものばかりである。
1年前に突如、行方不明になっているが家の家政婦にはちゃんと電話で連絡していたり原稿も届けている。
実は1年前に世の中に嫌気が差していき、作家としてもスランプ状態になった時に乗っていた果てしなく下降するエレベーターで理想の別世界へたどり着いた。そこには多くの先住者もおり子供も生まれており、そこでの生活は前の世界の延長でもデフォルメでも模倣でも無いほどに素晴らしいものらしい。こうして理想の別世界へ来た友野は悠々と小説を書きまくり、特別な方法でそこで書いた原稿を現実世界へ郵送出来たり、特殊な短波を使い電話で交信出来る模様。
余談
余談
この異次元列車が登場するエピソード『あけてくれ!』は、本編放送時にはあえなくお蔵入りとなり、再放送時にようやく日の目を見ることになったエピソードである(怪獣が全く登場しないエピソードであったこともその一因)。
『ウルトラマントリガー』にカルミラ役で出演した上坂すみれは本エピソードを特に印象に残った作品に挙げている。
ちなみにこの異次元列車として使われたロマンスカーのミニチュアは第10話「地底超特急西へ」にも登場している。
異次元列車の車掌(演:堤康久)はケイブンシャの『全怪獣怪人大百科』に掲載されている。
『ウルトラマンオーブ』最終話では、SSPのジェッタとシンが、マガタノオロチの攻撃に巻き込まれて車ごと生き埋めにされてしまい、ジェッタが「あけてくれ!」と言うシーンがある(同話における「サブタイをさがせ!」の答えにもなっている)。
元になったロマンスカーは小田急3100形「NSE」車。劇中では4両編成又は8両編成(実車は11両)の模型で登場し、総天然色版では実車通りのオレンジ色に着色された。本物は2000年に引退しているが、神奈川県の開成駅前やロマンスカーミュージアムに保存されており見ることができる。
因みに、小田急線沿線は嘗て円谷プロがあった祖師ヶ谷大蔵や、近年「ウルトラマンタイガ」にも登場した多摩川周辺など、ウルトラシリーズとは縁の深い場所でもある。
トミーからは円谷プロの公式商品という扱いでプラレール化された。カラーリングはウルトラQがまだ総天然色化する前に販売されたためにモノクロという味わい深いものになっている。
もちろん、ベースは小田急ロマンスカー(3100形)で、モノクロカラーの万城目淳・江戸川由利子・戸川一平のプラキッズ(プラレールの規格に合わせた人形)が付属する。パッケージにはサブタイトルのロゴも入っている。
概要
概要
時間と空間を超越した理想郷世界へのジャンプ台の役割を果たす特殊な電車で、現実の辛さに絶望した人々を乗せてその世界へと連れて行ってくれる。劇中では小田急電鉄のロマンスカーの形を取っていた(なお、このロマンスカーはとある駅の構内から作業員の目の前で消えたものらしく盗難車の可能性あり)。
一平など常人にも見えることがあるらしく、現実世界からは空を飛んでいるように見える。
ただし、理想郷へと至る際、過去の日常を振り切れず、「あけて」や「あけてくれー!」などと叫び続けると、一応途中下車することは可能なのだが、そのペナルティーとして、いかに現実に幻滅してもう一度搭乗させてもらおうと思っても、二度と搭乗させてもらうことはできない。
なお、この列車以外にも、いくつか理想郷世界へのジャンプ台の役割を果たす乗り物(路面電車やエレベーターなど)が存在しているようで列車に乗っていた。どうやら1年前にも車庫から路面電車が空を飛んで行った事件が起こっていたのだ。
友野健二
友野健二
演:天本英世
異次元列車に乗っていた男。SF作家で多くの小説を手掛けていた。しかしその作品の多くは人間消失の謎めいたものばかりである。
1年前に突如、行方不明になっているが家の家政婦にはちゃんと電話で連絡していたり原稿も届けている。
実は1年前に世の中に嫌気が差していき、作家としてもスランプ状態になった時に乗っていた果てしなく下降するエレベーターで理想の別世界へたどり着いた。そこには多くの先住者もおり子供も生まれており、そこでの生活は前の世界の延長でもデフォルメでも模倣でも無いほどに素晴らしいものらしい。こうして理想の別世界へ来た友野は悠々と小説を書きまくり、特別な方法でそこで書いた原稿を現実世界へ郵送出来たり、特殊な短波を使い電話で交信出来る模様。
余談
余談
この異次元列車が登場するエピソード『あけてくれ!』は、本編放送時にはあえなくお蔵入りとなり、再放送時にようやく日の目を見ることになったエピソードである(怪獣が全く登場しないエピソードであったこともその一因)。
『ウルトラマントリガー』にカルミラ役で出演した上坂すみれは本エピソードを特に印象に残った作品に挙げている。
ちなみにこの異次元列車として使われたロマンスカーのミニチュアは第10話「地底超特急西へ」にも登場している。
異次元列車の車掌(演:堤康久)はケイブンシャの『全怪獣怪人大百科』に掲載されている。
『ウルトラマンオーブ』最終話では、SSPのジェッタとシンが、マガタノオロチの攻撃に巻き込まれて車ごと生き埋めにされてしまい、ジェッタが「あけてくれ!」と言うシーンがある(同話における「サブタイをさがせ!」の答えにもなっている)。
元になったロマンスカーは小田急3100形「NSE」車。劇中では4両編成又は8両編成(実車は11両)の模型で登場し、総天然色版では実車通りのオレンジ色に着色された。本物は2000年に引退しているが、神奈川県の開成駅前やロマンスカーミュージアムに保存されており見ることができる。
因みに、小田急線沿線は嘗て円谷プロがあった祖師ヶ谷大蔵や、近年「ウルトラマンタイガ」にも登場した多摩川周辺など、ウルトラシリーズとは縁の深い場所でもある。
トミーからは円谷プロの公式商品という扱いでプラレール化された。カラーリングはウルトラQがまだ総天然色化する前に販売されたためにモノクロという味わい深いものになっている。
もちろん、ベースは小田急ロマンスカー(3100形)で、モノクロカラーの万城目淳・江戸川由利子・戸川一平のプラキッズ(プラレールの規格に合わせた人形)が付属する。パッケージにはサブタイトルのロゴも入っている。
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