人物
演:佐原健二
SF作家を志している星川航空所属のパイロット。
劇中、一平から「先輩」、由利子から「淳ちゃん」、一の谷博士からは「万城目君」と呼ばれる。
抜群の行動力と冷静な判断力を持ち、毎日新報から依頼される仕事を通じて遭遇した怪奇事件を解決に導く。
小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』では後にSF小説界の大御所としての権威を持つようになり、パイロット時代に遭遇した奇怪な事件をノンフィクションノベル『ウルトラQ』の題で発表し、『異次元列車』の話も掲載されているが、一部の話が創作と見なされているらしい。
別世界である映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』でも、超常現象に通じたSF作家として登場した。
『ウルトラQ』最終回から分岐したラジオドラマ『ウルトラQ倶楽部』では、星川航空を退社したのちに旅行会社の顧問として就職しているが、メインの収入源は同人誌や雑誌に連載しているSF小説であり、その超常現象への造詣の深さを買われ、第23話ではニュースでコメンテーターとして出演している。なお、こちらでは離婚歴があるようだが、誰と結婚したかは不明。
『ULTRAMAN』
主人公:真木舜一の再就職した航空会社「星川航空」の社長として「万城目正」という人物が登場する。演じているのは草刈正雄。
過去に桜ヶ丘市内で起こった強盗事件に対し、犯人を空から追跡した功績を認められて感謝状を贈られた。
ちなみに、部下の名前は「一平」と「由利子」である。
『ウルトラマン超闘士激伝』
万丈アナとして登場し、解説役のノタニー博士と共に闘士たちの戦いを実況する。(演:山口勝平)
余談
生前、佐原健二と親交のあった平田昭彦は「万城目を演じたかった」と佐原本人に語ったことがあったらしい。平田は次作『ウルトラマン』で準レギュラーの岩本博士を演じることとなった。
ちなみに両名とも東宝(現在の東宝芸能)出身で、『ゴジラ』シリーズをはじめとした特撮映画の常連俳優としてお馴染みである。
愛車として登場するプリンス・スカイラインスポーツは総生産数約60台、当時195万円といわれる超高級車。カラーは赤色(カーニバルレッド)だったとされているが、初期に撮影された第22話と第4話一部シーンではナンバーの異なる車両が登場しており、こちらはクリーム色(マントバアイボリー)だったといわれている。
関連タグ
歴代ウルトラマンの主人公系譜
万城目淳 → ハヤタ・シン