レイビーク星人(ボス)「気が付いたかね?GUTSの隊員もこうなるとただの人形だな。」
DATA
別名 | 誘拐宇宙人 |
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身長 | 220cm(手下)、225cm(ボス) |
体重 | 130kg(手下)、135kg(ボス) |
出身地 | P413星雲・レイビーク星 |
CV | 佐藤正治(ボス) |
概要
第13話「人間採集」に登場。
羽毛の無い鳥類に近い頭部が特徴。
一方で体に翼とかは存在せず、爪がやたらと長いこと以外は人間によく似た体つきをしている。
本当に鳥のような顔で、鳥のような声で鳴くため、ムナカタからは「クロウ人」、真一少年からは「カラス人間」などと呼ばれた。
手下は目が黄色く、ボスは赤い。ボスは目からビームを放つことも可能。
地球人に似た動物を奴隷としてこき使っていたが、長らく酷使し続けたせいで絶滅寸前となってしまい、労働力不足回避のため地球に飛来。夜な夜な縮小光線銃を使い、人間を小さくして拉致していた。
ある晩、人間を拉致する現場をシンジョウ隊員の従弟の真一少年に目撃され、GUTSに通報される。
隊員気取りで尾行してきた真一を捕獲し、彼が持っていた携帯電話の電波を手掛かりにして救出に来たシンジョウをも捕らえるが、シンジョウがPDIから発信したエマージェンシーコールでアジトの所在地を特定され、ウルトラマンティガとGUTSの活躍により部下は全滅、捕らえた人々も解放されてしまう。
逆上したボスがティガを縮小光線銃でミクロ化するも、すぐに巨大化されて銃を壊され、ティガと互角の戦いを繰り広げたのち円盤に乗って逃走。
そのまま母星に逃げ帰ろうとしたが、レイビーク星人の目的を(小悪党特有の軽率な暴露で)知るシンジョウ隊員が「もし奴を逃がしたら大部隊で地球を襲って来る」と言ったため、ティガ・スカイタイプのランバルト光弾で円盤を撃墜され死亡。捕らわれた人々も、ホリイ隊員が縮小光線銃を解析したおかげで元に戻れた。
なお、捕らえたシンジョウ隊員がGUTSの隊員であることを知りながら、なぜかボディーチェック、妨害電波等の対策を講じておらず、これも大きな敗因になったことは言うまでもない。
バーチャル・レイビーク星人
第42話「少女が消えた街」 に登場したカレン-E90の作った虚像。ハンティングをしていた宇宙人がハンティングの対象になるという皮肉。
本物と同じ銃を持っていたが破壊光線を発射していた。
ムザン星人と共に出現した。
ヤズミ隊員を背後から狙ったがガッツハイパーガンで撃たれて敗れた。
ウルトラマンダイナ
第46話「君を想う力」に登場。
宇宙植物メージヲグの放つ素粒子が人間の恐怖心を吸収して現れた幻影の一体。
ウルトラマンボーイのウルころ
何故かフック星人とコンビを組んでいる事が多い。
最初に出現した個体はフック星人と共にウルトラマンダイナを襲撃し、息の合った素早い動きでダイナを苦戦させたが、ウルトラマンエースの激励を受けて奮起したダイナがミラクルタイプにチェンジした事で敗れた。
二度目に出現した個体はキリエロイドの人形が召喚した霊体という形で登場。今回もフック星人とのコンビでウルトラマンアグルを追い詰めたが、アグルが人形を消し去った事で二体も消滅した。
DARKNESS HEELS ‐Lili‐
第2話にルカルゴンという個人名を持つ個体が登場。
地下バトル「バトルインフェルニア」に参加している宇宙人で簡易型バトルナイザーを使ってダイゲルンを操るレイオニクスもどき。
しかしカミーラに配下のダイゲルンをわずか21秒で瞬殺されてしまい、そのあまりにあっけない結末に唖然としていた。
その後はどこかに連行されていったが、後半でのメイスの台詞から、地下に連行されて体を解体され、臓器などを売買される悲惨な末路を遂げたものと思われる。
ショーでは
頭と手以外は普通の服のため当時のスーツ(マスク)が今でもショー等のイベントに頻繁に登場している。
その際はその他の怪獣の1体の時もあるが、そのビジュアル故かメインの敵として登場することもわりと多くティガ以外のウルトラ戦士達とシリアスな会話をしながら激突する姿もよく見掛けられている。
なお、首から下は共通なようでボスと手下が同時に登場することはない模様
余談
名前の由来は「Raven(ワタリガラス)」+「Beak(嘴)」。
ウルトラシリーズにおける典型的な侵略宇宙人であるが、彼ら自身は戦闘時に巨大化および怪獣化もしなければ、戦闘用の巨大怪獣もロボット兵器も使ってこないというシリーズ全体で見てもかなり珍しいタイプの宇宙人だったりする(これに他に該当しそうなのはせいぜい『セブン』のクール星人とかペガ星人とかチブル星人くらいである)。
そのため、劇中でのティガとの戦闘はもっぱら等身大で行われるというこれまた他に例を見ないシチュエーションになっている。
円盤のミニチュアは後に『ウルトラマンオーブ』第24話で地球から脱出する円盤の一つに改造された。
当初のタイトルは「進化する者たち」で名称が「クロウ人」と当時の雑誌に掲載されていた(劇中「クロウ人」と呼ばれたのはこの名残と思われる)。
このタイトルからすると地球のカラスが知的生命体に進化した存在となり、ケロニアや地底人のような敵として描かれる案だったのかもしれない。
一時期、wikipediaやピク百にてボスの声は掛川裕彦氏が担当していたと記されていたが、これは誤りであり、実際は前述の通り佐藤正治氏である(OPのキャストクレジットにもちゃんと表記されている)。
TSUBURAYAIMAGINATIONで配信されたものは、マスターテープに劣化があったのか一部に音飛びやノイズが確認されている。
関連項目
ロボット長官:レイビーク星人と同じ事情で地球の人間を奴隷として連れ去ろうと目論んだが、こちらは未遂に終わっている。
鉄人兵団:大長編ドラえもん及び映画ドラえもんの『のび太と鉄人兵団』に登場するメカトピアという惑星・及びロボット達の国家勢力。こちらも地球人を奴隷にしようとして遠い星からやって来るという、不届きな連中である。