ヤズミ「彼女は確かに存在したんだ……」
概要
別名: | メカ生命体 |
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身長: | 60m |
体重: | 7万2千t |
出身地: | コンピューター都市「タウン」 |
演者: | 栗栖ゆきな(カレン)、ウガンダ・トラ(カトー) |
第42話「少女が消えた街」に登場。
正式名称は「サタンファイバス」。
街全体が巨大なゲーム施設になっているコンピューター都市「タウン」を統括するバイオコンピューター「カレンE-90」の戦闘形態。本人曰く「人間どもに代わり、世界に君臨する神の姿」。
いつ頃からかは不明だが自我に目覚め、人間を「思い上がった愚かな生き物」「邪魔なバグ」と評し、不完全な人間界のデータを全て書き換えようと動き出した。
また、カトーという小太りの男をアバターとし、全国から優秀なゲーマーやプログラマーを「タウン」に集め、洗脳して手駒としている。
手始めにヤズミ(と、ついでにレナ)を「タウン」におびき出すと、各地の映像・通信回線などの妨害、交通幹線システムを狂わせて大渋滞を起こす、主要施設の電力を低下させるなどの大規模テロをもたらし、「タウン」内部ではレナにダイゴ、ヤズミにムザン星人とレイビーク星人の虚像を差し向け、ハッキングが「タウン」付近から行われていることを突き止めたGUTSには存在しない山や飛行機のリアルな虚像を見せて妨害する。
「タウン」の中ではカレンという少女の姿をしたアバターを使ってヤズミに近付き、彼の脳内にある対ハッカーシステム「ゲートキーパー」のパスワードを盗むと、TPCのメインコンピューターを乗っ取り、宇宙ステーション・デルタやアートデッセイ号を遠隔操作して人類滅亡を図った。
カレンの姿で腕を負傷したヤズミに包帯を巻いてやり、自身もバーチャル・レイビーク星人に襲われて腕を怪我した際にヤズミに包帯を巻いてもらったことで情にほだされ、協力を持ちかけるが、「たとえ世界が不完全でも、人を力で支配することが正しいはずはない」と拒絶されたことで絶望し、ファイバスとなって暴れ出す。
駆けつけたウルトラマンティガとの戦いでは、超高性能コンピューターならではの演算処理でティガの攻撃パターンを読んで善戦するが、ヤズミの説得に混乱し暴走。ゼぺリオン光線を受け、「アリガトウ」の言葉を残して「タウン」と共に消え去った。
バーチャル・ムザン星人、バーチャル・レイビーク星人
別名: | 仮想生命体 |
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身長: | 不明(おそらく以前現れた個体と同じ) |
体重: | 不明(虚像のため、無いものと思われる) |
出身地: | コンピューター都市「タウン」 |
ヤズミ「なんなんだよ、あいつ……死んだはずじゃ?」
カレンに操られた「タウン」の住民が出現させた虚像。
ムザン星人は瞬間移動能力でヤズミを翻弄し、負傷させたが、ガッツハイパーガンで撃たれ消滅。
レイビーク星人は本物が使っていたのと同じ銃を持つが、放たれる光線は縮小光線ではなく破壊光線となっている。カレンに地下道に匿われたヤズミを背後から狙うが、やはりガッツハイパーガンで撃たれ消滅した。
立体物
『ウルトラモンスター超全集ティガtoダイナ』にて、玩具化及び立体化を果たす。
特徴的な左右非対称の外観を、見事に再現しているものの、何故かメインカラーの紫色が緑色になっている為、一部では不評を買ってしまった(尚、中には「原作通りに色を塗り直す」猛者も居るらしい)。
余談
本エピソードでは『ティガ』と同時期に放映されていた『ビーファイターカブト』でヒロインとして出演していた栗栖ゆきながカレン役を演じている。
爆天童氏の漫画『ウルトラ怪獣擬人化計画ギャラクシー☆デイズ』では、34話でテンペラー星人の遊んでいたファミコン型のゲーム機の型番が「BIO COMPUTER E90」になっているという小ネタがある。
関連タグ
バイオス:同じく、コンピューターから変貌したウルトラ怪獣繋がり。
新条アカネ:「仮想空間の神」。脚本を書いた人も同じ。
パワードダダ:「ティガ」と関連がある「ウルトラマントリガー」で似たことをしていた。