全国図鑑	No.0678
セントラルカロス図鑑	No.115
ガラル図鑑	No.209
ブルーベリー図鑑	No.105
ローマ字表記	Nyaonix
ぶんるい	よくせいポケモン
タイプ	エスパー
たかさ	0.6m
おもさ	8.5kg
せいべつ	50%♂・50%♀
特性	するどいめ/すりぬけ/いたずらごころ(隠れ特性・♂)orかちき(隠れ特性・♀)
タマゴグループ	りくじょう

他言語版の名称

ドイツ語	Psiaugon
英語・スペイン語・イタリア語	Meowstic
フランス語	Mistigrix
韓国語	냐오닉스
中国語	超能妙喵

進化

ニャスパー→ニャオニクス（Lv.25）

概要

第6世代『XY』から登場した猫枠ポケモンで、ニャスパーの進化形。

進化前は外見に変化が無かったのに対し、こちらはオスとメスで外見が大きく異なるのが特徴。

オスが青い体色に白い差し色、メスが白い体色に青い差し色と、色が反転しているだけでなく、尻尾や耳の模様、たてがみや目の形など、細部が異なる。

耳をつねに折りたたんでいるのは、内側にサイコパワーを放出する目のような器官があり、これを隠すため。エスパータイプなだけあって他の猫ポケモンより知性を感じさせる。

気質も異なり、オスは防衛本能が強く自分やパートナーを守るときに最大の力を出し、メスは少々ワガママかつ攻撃的で機嫌を損ねると攻撃してくる。

両耳を開いてサイコパワーを使うときは本当の目が白目になり、特に危険を感じた際に放つ最大出力は10tトラックを捻り潰し、タンカーすら割れるほどの威力。

ただしそこまで強力なサイコパワーを出し続けていると、ニャオニクス自身の身体にも大きな負担がかかってしまう。

雌雄で外見が変わるポケモン自体は珍しくはないが、ニャオニクスの場合は覚える技や隠れ特性も雌雄で異なるというこれまでの種にはない個性を持つ（比較としてニドランの♀と♂は図鑑上でもそれぞれが独立したポケモン）。

ゲームにおける特徴

XY

ニャスパーから進化させる必要がある。因みにポケパルレのしぐさが名の通り猫らしく、特に♀にいたってはまるで「ツンデレ」を思わせるしぐさをし非常にかわいらしいため、愛でまくるプレイヤーが多いとか。

ストーリーにおいては、ヒャッコクシティのジムリーダーであるゴジカと男主人公時のライバルであるセレナが♀、女主人公時のライバルであるカルムが♂を手持ちにしている。

ORAS / SM・USUM

過去作から連れてくる必要がある。

ソード・シールド

内定。7ばんどうろとワイルドエリア・霧時の「砂塵の窪地」に出現するが、『ソード』は♂、『シールド』は♀しかでない。

LEGENDSアルセウス

未登場。

スカーレット・バイオレット

DLC『藍の円盤』に内定。

性能

種族値

HP	攻撃	防御	特攻	特防	素早さ	合計
74	48	76	83	81	104	466

♂は隠れ特性「いたずらごころ」で「ミラクルアイ」のような補助技を、♀は隠れ特性「かちき」で「じんつうりき」のような攻撃技を中心に覚える。

対戦では、やはりというか元々の特性の強力さから「いたずらごころ」の♂が使われている。第8世代では、シーズン6でそれまで猛威を振るっていたエルフーンの使用が禁止されたために、その代替措置としてオーロンゲと共に採用率を伸ばしている。

技マシンで覚えられる技は雌雄共通であり、攻撃技の多くは♂でも使えるので♀の覚える技に関して優位な点はほとんどない。

剣盾ではこの内、♂のみ自力取得する「てだすけ」・「あまえる」・「ふういん」・「ミストフィールド」、♀のみ自力取得する「マジカルリーフ」・「アシストパワー」・「シャドーボール」・「みらいよち」はわざマシン・わざレコードが存在するが、自力習得できない方の技のわざマシン・わざレコードは「てだすけ」・「あまえる」・「シャドーボール」以外使うことができない。「チャージビーム」はわざマシンから外された為、現在は♀しか覚えられない。

♂の「いたずらごころ」前提のバランスでの種族値配分のため、♀で「かちき」を発動してもそこまで高火力にはならないのも欠点。ただ、♀なら「アシストパワー」があるので、「ねこのて」で複数パラメータが上昇する技（ちょうのまい・ジオコントロールなど）を引き出した後にお見舞いしてやろう。

とはいえ、使用されるのが特定の性別に偏ってしまうのはさすがにまずかったという反省があったのか、同じく「♂と♀とで性能が異なる」というコンセプトで登場した第8世代のイエッサンと第9世代のパフュートンは、特性だけでなく種族値も大幅に異なる仕様になり、明確な差別化がなされることとなった（肝心のニャオニクスの種族値に関しては何も調整されなかったが）。

第9世代で「バトンタッチ」を獲得。これにより「めいそう」で相手の弱点技を耐えつつ「じゃくてんほけん」を発動してから「バトンタッチ」でエースとなるアタッカーに繫ぐという運用法も開けた。

使用トレーナー

ゲーム版

アニメ版

♂♀両方

ゴジカ(XY92話・93話)
ブランシュ(XY60～)♂️♀️
マジカ(XY141話)♂️♀️

♂のみ

リュウジ(XY44話)
ブルータス(新無印81話)

♀️のみ

ハジメ(XY44話)
アヤカ(破壊の繭とディアンシー)

漫画版

ゴジカ(ポケスペ)

番外作品

ポケモンマスターズ

カルム&ニャオニクス♂
- メインストーリー第20章をクリアすると仲間にできるカルムのバディで登場。当初はニャスパーで、条件を満たすとニャオニクスに進化する。でんじはによる麻痺、サイケこうせんによる混乱を駆使して戦うエスパータイプのテクニカル。自己回復と特攻バフを行うトレーナー技も持ち合わせており、扱いは難しいがハマれば高い戦闘力を持つ。

アニメ版

アニポケ・サトシの旅シリーズ

ハジリュウ兄弟のニャオニクス達
- XY44話で登場。兄ハジメは♀(CV：赤崎千夏)、弟リュウジは♂(CV：寺崎裕香)を手持ちにしている。

ブランシュのニャオニクス
- XY60話などに登場するポケモンパフォーマーの一人でトライポカロンでパフォーマンスに♂と♀️を使用。パフォーマンス衣装のカラーはニャオニクスがモチーフになっている

ゴジカのニャオニクス
- XY92・93話に登場。ゴジカの補佐として常に一緒に居る。サトシとのジム戦ではサイコパワーで常に浮遊し、サトシのポケモン達を苦しめた。またバトル中では耳にある器官を常時展開させ、通常の目は常に瞑った状態でサトシと対戦していた｡
- ♂（特性：いたずらごころ）/使用技：サイコショック、みらいよち、てだすけ、ひかりのかべ
- ♀（特性：するどいめ）/使用技：サイコショック、みらいよち、あくのはどう、でんじは