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※この記事では、アニメ『ポケットモンスター』シリーズでのセレナを扱います。

ゲーム『XY』における女主人公については「セレナ(トレーナー)」の記事を参照してください。

服装がアニメ準拠(詳細は容姿の欄をご確認ください)であるか、サトシと一緒にいる作品などにはタグはセレナ(アニポケ)のみにし、セレナ(トレーナー)の併用はご遠慮下さい

「あのさ……憶えてる?あたしの事…」

プロフィール

出身地カロス地方アサメタウン
家族サキ
一人称私・あたし
CV牧口真幸

概要

(上・1話~60話、中・60話以降、下・新無印105話)

アニメ「ポケットモンスターXY」のヒロインの1人。

カロス地方アサメタウンに住むオシャレが大好きな女の子。

DP以降ヒカリアイリス、セレナと(同期のユリーカを除けば)一人っ子のヒロインが立て続けに現れたが、次回作以降は逆に全員兄弟姉妹がいるヒロインのため、前者は全員に兄弟姉妹がいる。

容姿

ハルカやヒカリと同じくゲーム版の女主人公をベースとしているが、ヒカリ同様細部のデザインが変更されている。

人種タイプはBタイプを基本としているが、目の色が原作のグレーから青に変更(原作ゲームでは人種Aタイプが青い目となっている)された他、帽子の変更とサングラスの削除(ただしサングラス自体は持っていた事が後に判明する)と上半身の服の衿が黒から白に変更されている。

なお、身長はサトシより少し高い。

周囲からの評価はサトシと共にリモーネに挨拶した際には「こんなべっぴんさんがシトロンの友達とはな…」と感心されたり、現カロスクイーン兼ポケモンアイドルのエルのポケビジョンを鑑賞していたユリーカには「(かわいさで)エルさんに負けてない」と言われたり、トロバやティエルノがセレナのポケビジョンやパフォーマンス、後述するイメチェン姿に顔を赤らめる描写がある。まぁティエルノの場合は本人が惚れっぽい性格なのも理由だが…

60話で髪型や服装を大幅にスタイルチェンジしている。

ゲーム版でできるショートヘアとは異なり、アニメ版はそれよりもやや長く切り口にウェーブが多く残っているのが特徴。(即ちアニメ版セレナのショートヘアはゲームでは再現不可能)

服装については原作には無いアニメ独自のものである。

帽子のデザインのみ、原作ゲームの着せ替えアイテムの一つである中折れハットがモデルとなっていると思われるが、配色が異なっている。

新無印ではさらにスタイルチェンジ。長さはそのままに毛量がやや増えたのに加えて耳を出すようになり、毛先が前ハネ気味となった。衣装は再びゲーム中でも再現可能なダークグレーのノースリーブ+チェック柄のスカートに刷新され、耳には赤いリボンのピアスがつけられている(衣装は原作ゲーム内価格にして総計17万9400円)。なお、元の長さに戻してないことから、本人は二度とロングヘアーに戻す気はないと思われる。

なお、3rdEDテーマ「ドリドリ」では歌に合わせ、髪型や服装が代わる描写が多数ある。(夢オチではあるが)。因みにショートセレナ後は最後のシーンのみ、ショートセレナ化された(踊りシーンは夢扱いの為、ロングverのまま)。

人物

幼少期は内向的だったのか、メェークルに乗せられた際に怖がって泣いたり、彼女にとって忘れる事ができないであろうオーキド博士のポケモンサマーキャンプも、元はサキに参加させられたのが理由で、迷子になった際に「だからキャンプなんて来たくないって言ったのに…」と言って泣き出す等、自発的な行動に乏しかった。加えて飽き性な所があるのか、色々な事に手を出す一方で無理だと判断するとすぐに逃げ出してしまっていたそうで、旅の途中で見つけた夢を語った際、サキに改めてその事を指摘されている。

身体能力

体力や持久力はシトロンほどではないにせよサトシとユリーカには劣るも、母親譲りの『サイホーンレーサー』の才能もあり、映画『破壊の繭とディアンシー』ではその技術を活かし敵を撒く(その際に大人のサイホーンレーサーを追い抜いている)などのワイルドな一面も見られた。また、フロストゲイブでは初乗りのマンムーも乗りこなした。母からはレーサーと異なる道に進むことを惜しまれたほどである。ヤンチャムとの邂逅回ではムサシのバケッチャ相手にすてみタックルばりのダイビングタックルを披露し、ネット上でスーパーアサメ人呼ばわりされていた。

XY35話では、ウイングスーツ姿を披露しスカイトレーナー体験。実際にスカイバトルをしたサトシ程飛んでいないにもかかわらず、肩にフォッコを乗せながら安定した飛行を見せるハイスペックぶりを発揮。ポケスペ設定から逆輸入された可能性もある。

ダンスが得意である事も後に判明。長くポケモンに乗る特訓をしたからかバランス感覚がいい方なのかもしれない。

お菓子作り

クッキーやマカロン、ポフレなどお菓子作りが上手で、これが3話ラストで出会ったハリマロンが10話でシトロンと結びつく切っ掛けとなっている。

ミルフィがペロリームの代わりに伝えた「まあまあ」という評価に腹を立て、彼女との因縁のきっかけになった。 その後ポフレ作りの特訓をし、味見をしてたポケモン達ももう食べられないって程いっぱい作り、ミルフィ以上というくらい上達した。

また、料理もそこそこできるようでシトロン不在時は一行の食事作りも担当している。

おしゃれ好き

コーディネート能力はかなり高く、劇場版『破壊の繭とディアンシー』でのユリーカ・ディアンシーを交えてのファッションショーは彼女のチョイスによるもので、『ボルケニオンと機巧のマギアナ』ではサトシの代わりの服装を選んでいる。一方でかなりこだわりが強く、第1期OPの映像や旅立つ前の支度の際には合わないと判断した帽子を投げ捨てる姿が見られる。

またこれに付随してかお裁縫も得意で、自前のソーイングセット共々、作中では度々それが発揮されている。『ボルケニオンと機巧のマギアナ』ではボロボロになったサトシの服(もちろんハナコ自作の一品もの)の修復作業までやってのけている。

他にも少しミーハーな部分もあるのか、女優のカルネや、ファッションデザイナーのマーシュに憧れる節も見られる。また、2画面で二つ折りのピンク色の携帯端末を所持しており、ジム戦後の次の行先を提示したり、行く先々の観光地を調べるのに使用されている。

サトシとの関係

と、上述の通りこれでもかと言わんばかりに供給過多レベルで魅力的なので、割と異性から好意の眼差しを受ける事は多いのだが、当のセレナ自身は苦笑で済ませたりスルー気味である。その理由は至極単純で――

セレナはサトシが好きだから

詳細はこちらや下記の活躍に譲るが、恋する乙女であるセレナの想いの行方は本編の動向やその結末と同等かそれ以上に注目されたのだった

アニポケでのセレナの手持ちポケモン

現時点でのセレナの手持ちポケモンは次の3体のみで、直後の作品のアローラガールズに最少記録を更新されたが、手持ちポケモン数が歴代アニポケヒロインでも相当少ない。

研究所で最初に貰ったポケモン。性別が♀だけあって、尻尾の毛並みを気にしたり、体が汚れるのを嫌がるなど綺麗好きな一面もある。

フォッコ時は何故かピカチュウと一緒にいると汚れトラブルに巻き込まれるため、憤ることが多く、彼にかえんほうしゃを放ちサトシに当たったこともある。

新無印で再登場した際は、マフォクシーへと最終進化を果たす。

セレナが初めてゲットしたポケモンで、彼女から貰ったサングラスを掛けている。

ゲームではレベルアップで覚えられない技を二つも覚えてる。

ヤンチャムのゲットから約1年ぶりにゲット。

見慣れない人間やポケモンにはなかなか馴染めない程のかなりの人見知りで臆病な性格。

各個の詳細は種族ごとの記事で。

本編での活躍

自宅にはサイホーンヤヤコマがおり、 母親のサキがサイホーンレーサーであるため、彼女も日々トレーニングしており経験も積んでいるが、本人はあまり乗り気では無い。また、自宅で寝ている際は、いつもヤヤコマにつつくで起こされており、セレナはこの起こし方を非常に嫌がっている。

幼少時代

幼少期の頃、母親のサキに連れられマサラタウンでオーキド博士のポケモンサマーキャンプに参加するが、皆とはぐれた挙句に足を怪我してしまう。さらに不意に現れたニョロモにより一人で泣いていたところをサトシが偶然見つける。ニョロモを探すサトシにセレナは最初怯えていたが「諦めちゃダメだ」と励まされて助けられた。セレナはこの思い出を大切にしていたが、サトシは全く覚えていなかった。

サトシとの旅

成長したセレナがミアレシティで発生したガブリアス暴走事件の生中継映像で成長したサトシを発見。幼少期の時のサトシとの思い出を思い出し翌日、彼を追いかけるべく旅立った。

ちなみにサトシ達との最終的な合流は、歴代ヒロイン枠キャラとしては一番遅い。

前述のように当初は特に目的もなくサトシに同行したいという気持ちなどから旅をしていた。

ポケモンパフォーマーの夢

しかし、第38話にて、第21話で制作したポケビジョン動画を切っ掛けにサナと知り合って友達になり、ロケット団以外の正式な形での初ポケモンバトルを行った。

その後の夕食会で自分の目標を語らうサトシ達やサナ達とは違い、自分に目標や夢が無い事に焦りを感じ始めていた頃、第39話でサナの口からポケモンパフォーマートライポカロンの存在を知った。別れる前日に一緒に観覧する事を約束する。

第46話のラグーンタウンでサナと再会したサトシ達はトライポカロンの大会がある事を知り、エキシビションゲストで参加したカロスクイーン・エルテールナーを観覧する。

二人のコンビネーションに魅了されたセレナは、ポケモンパフォーマーになる目標を見つけ、自身もカロスクイーンになる夢を決意をする。

第53話でメェークル牧場に立ち寄った際にサイホーンレースの初心者講習会で指導者として参加していたサキと再会。其処で自分がポケモンパフォーマーを目指す事を決めた事を話し、「飽きっぽいセレナが長続きする訳無い」という言葉に対して「メェークルレースで勝負して負けたら旅を止めアサメに戻る」賭けレースで決着する事になる。そのレースの中でサキがセレナの強い決意に感づいた為、夢を叶える為の旅を許される事となった。

レース後にヒヨクシティでトライポカロンが開催される事を伝えられる。

トライポカロンへの挑戦

第60話でトライポカロン・ヒヨク大会に初参加したが、自身のミスによりフォッコが転倒し、初トライポカロンは一次審査敗退と言う結果に終わる。

大会後サトシ達の前では気丈に振舞っていたものの、内心はやはり悔しかったのか翌朝海を眺めている際に自身のポケモン達の前で涙を流した。

しかし、自分自身の決意を固める為にソーイングセットから鋏を取りだし、自分の髪を切り、装いも新たなものに変える事となった(→ショートセレナ)。

この一連の行動はトライポカロン審査委員であるヤシオに目撃されている。

なお、髪型や服装の変更を受け、第61話からのOPのセレナのシーンは全て差し替えとなっている。なお、この回ではロケット団もセレナが髪を切ったことに触れている。

第64話ではエレーナという謎の女性と出会い、「ポケモンパフォーマーは笑顔が大事である」事を教わっている。

終盤ではエレーナとパフォーマー同士のダブルバトルを行い、コンテストバトルさながらの華麗な戦いぶりを見せ、その最中でフォッコテールナーへの進化を遂げた。また、エレーナが途中退出したためバトルの決着はついていない。その翌日、ポケビジョンにてセレナはエレーナの正体を知ることとなる。

第73話ではクノエジムリーダー・マーシュの大ファンである事が判明。ユリーカとテールナーと共にマーシュの直営店を訪れた。

そこでふりそでのシオネカレン、クノエジムリーダーのマーシュのご指名でクノエシティで開かれたファッションショーに参加した。ショーの際はけっこう緊張していた模様。

振袖のデザインはフラージェスをモデルにしており、頭部に黒色のカチューシャと花飾りを備えている。

第80話ではトライポカロン・フウジョ大会に参加。途中ムサシに衝突されたことでマーシュから貰った振袖衣装が破損するトラブルがあったが、持ち前の裁縫技術を駆使して破損箇所を切除、ミニスカート化する事で乗り切る。その結果、見事この大会で優勝して念願のプリンセスキーをゲットした。

(ちなみに、マーシュの振袖は1着でかいきんのたま200個分であることを忘れてはならない…。)

82話ではパンプジンフェスティバルに参加する為にカビゴン(サト)・コダック(ピカ)・フラージェス(セレ)・ミルホッグ(シト)・ルンパッパ(ユリ)・ヘイガニ(デデ)・ピカチュウ(ハリ)の衣装を制作した。

因みにこのセレナが着用したフラージェスは胸部分がかなり強調された衣装となっている。

83話では専用のマンムーと寒冷地服を着てフロストケイブを通過し、84話ではジョーイの支援の為にユリーカと共にジョーイ服を着用してジョーイを手伝った。

91話ではトライポカロン・ヒャッコク大会に参加。サトシからイーブイが逃げ出したことを聞き、二次審査直前であるにもかかわらず順番を後回しにしてもらうことで自らイーブイを探しに出る。イーブイ発見後は落ち着いてパフォーマンスに臨み、見事に優勝。2つ目のプリンセスキーをゲットした。

トライポカロンへの挑戦(XY&Z)

XY&Z1話ではテントの中で寝る際、ロングカーディガンを脱いでるセレナの姿が初めて公式的に披露した。

XY&Z2話ではユリーカが新たにキープしたプニちゃんをポシェットに収納する為に裁縫で手を加え、デデンネとプニちゃんの同時収納を可能にしている。

XY&Z8話にてトライポカロン・レンリ大会に参加。一次審査を難なく突破するも、フリーパフォーマンスの途中イーブイが転倒するアクシデントに見舞われる。しかし、60話の未熟な姿とは打って変わり余裕のある対応でリカバリーに成功し、見事にパフォーマンスをやり遂げた。

結果的に連勝を逃すも、本番中のアクシデントを冷静に対処したり、第53話で「私には無理」と嘆いていたエルのパフォーマンス(テールナーとのバトンパス・大文字の演出)を成功させているなど、精神面・技術面ともにセレナの成長が窺える。

XY&Z12話ではトライポカロン進行役のピエールが主催するダンスパーティに(イーブイの件もあって)シトロンとペアで参加している。本人は当然サトシと組みたかった様子だが、再登場のミルフィにペアを組まれてしまった上に様々な運の悪さに見舞われ、結局最後までサトシと踊ることは叶わなかった。余談だが、ダンスパーティ時のBGMはまさかのあの曲(しかもフルボイス)である。

ダンスパーティ後半のダブルバトルではサトシとペアになり、コジロウマーイーカ&ミルフィのペロリームと対戦。開始時はミルフィの戦略によりピカチュウでさえ圧倒されていたが、セレナの「力になりたい」という思いに応えるようにイーブイ進化を遂げ、逆転勝利を収めた。

ちなみに終盤ではエルとヤシオがパソコン越しに会話するシーンが見られ、この2人の関係性と、ともにセレナに期待を抱いていることが垣間見れる。

XY&Z16話ではフレイシティのトライポカロンに出場。3本目のプリンセスキー獲得を目指す矢先、地元の名家出身の人気パフォーマー・アメリアも出場することに不安を覚える。1次審査のサイホーン集めではセレナのサイホーンレーサーとして醸し出すオーラもあり、(サイホーンからの)圧倒的人気で難なく突破している。

2次審査では最後のプリンセスキーやニンフィアのリベンジをかけて自ら不安をふり払い、完璧なパフォーマンスを披露した。最終の人気投票ではアメリアと拮抗したのち、僅差で優勝。ついに3本目のキーとマスタークラスへの出場権をゲットした。

しかし大会後、自らの敗北に納得がいかないアメリアがヤシオに不満を訴える現場に居合わせる。

ヤシオの自分で満足できる出来だったか?という問いに対し「楽しくできた」と答えるも、更に「あなたにはクイーンとして絶対的に足りないものがある。それに気づかないかぎり、エルには勝てない」等と厳しい言葉を投げかけられてしまう。自分に足りないものについて新たな課題に直面するも、セレナはいたって前向きにマスタークラスの開催地・グロリオシティへ向かう。

XY&Z19話ではライバル達(ムサヴィ含む)とともにトライポカロン・マスタークラス・グロリオ大会に出場。ヤシオやエルの登場で緊張感が高まるなか、セレナはトーナメント初戦敗退したネネの姿に「この世界の厳しさ」を知ることとなる。一方セレナは初戦からミルフィと当たるが、テールナーとの炎のパフォーマンスで会場を魅了し、見事に1回戦を突破。その後は敗退した二人から「絶対クイーンになりなさいよ」と、涙や悔しさを滲ませながらも激励されている。

順調にトーナメントを勝ち進んでいった結果、セレナ・サナ・ムサヴィの3人が準決勝進出を果たす。セレナは夢のきっかけを与えてくれた親友のサナに感謝の気持ちを伝え、エルとの戦いに向けて準決勝に臨む。

XY&Z20話では準決勝を制しエルへの挑戦権を手にするも、着地の際に手を捻挫して、控室に現れたヤシオがセレナに出場辞退するよう忠告。だがセレナは無理にでも出場したいよう「最後まで諦めたくないんです」と主張。怪我の応急処置をしたうえで、持てる力を尽くしてエルに挑むも、彼女の他者に力と夢を与える華麗なパフォーマンスを見て力及ばずカロスクイーンの座を得る事はできないと微笑みで負けを受け入れ、その悟り通りエルに負ける結果を迎えた。

クイーンの座を守り抜いたエルのパフォーマンスを見たセレナは、自分が他人やポケモン達に力を貰っているばかりで、エルのように他者に力と夢を与えることが出来ずにいることを理解する。それこそがヤシオの言った「足りないもの」であると気付いたこと、カロスクイーンになることで、貰う側から与える側になりたいことをヤシオに打ち明けたセレナは、「パフォーマーの全て」を教える、とヤシオに誘われることとなった。

しかし、セレナはサトシとの旅を中途半端に終わらせることはできず、自分で納得できるまで旅を続けたいのを告げ、サトシ達との旅を続けることを選ぶ。ヤシオもそれを快諾し「納得することが出来たらここに連絡ちょうだい」と名刺をセレナに渡している。

※実際の映像とは異なりますが、だいたい合ってます。

サトシを見届ける旅

XY&Z21話でセレナがユリーカと歯磨きをしている際、赤いロングカーディガンを脱いでるセレナの姿がXY&Z1話以来20話ぶりに披露。

XY&Z22話では何とセレナがサトシに変装するという、サトシの女装ならぬ史上初のヒロイン男装という展開に。

夜通しの特訓でびしょ濡れだったサトシが風邪を引き、シトロンとユリーカが薬を買いに出かけている間、セレナは1人でサトシの看病に当たっていた。その時、やたらハイテンションなギタリスト風のトレーナー・ジミーが相棒のトンガリ(ピカチュウ)と共に現れる。サトシの評判を聞きつけたジミーはサトシにピカチュウ対決を挑みに来たのだった。セレナは悩んだ末、病床のサトシに代わり自ら男装してサトシになりきる事でジミーの挑戦を受けることを決意。

幸いジミーに変装はばれず、セレナとピカチュウは順調にバトルを進めていくが、その途中シトロンとユリーカが戻って来てしまう。男装姿のセレナに呆然とする2人に「かくかくメブキジカ」と慌てて説明するも、ユリーカから「頑張ってね、サトシ(笑)」とからかわれてしまう。

その後、ロケット団の襲撃によりピカチュウとトンガリが連れ去られるも、薬で全快したサトシとゲッコウガによって2匹は救われる。この時、サトシが自分に代わってバトルしてくれたセレナに感謝を伝えたり、サトシがセレナの投げた帽子をキャッチしたり、セレナがサトシを援護したりと、彼らのいつになく強い連係プレーを見ることが出来る。

終盤では変装を明かされたジミーがセレナに苦言を呈するかと思いきや、むしろ彼女とポケモンとのコンビネーションに一目置き、さらにセレナの笑顔に赤面するというオマケ描写まで見られた。

XY&Z27話では、サトシがエイセツジムのウルップに挑戦するも、敗北する姿を目の当たりにしてしまう。

引き続き28話では、森の中へ姿を消したサトシをセレナは1人で探しに行く。サトシの落ち込みを察したセレナは「少しでもサトシの役に立てるなら何でも聞くよ」「サトシの気持ち分かるよ、私もトライポカロンで思い悩んで」と懸命に慰める。しかし、思いつめたサトシから「セレナに何が分かるんだよ!?」と怒鳴られてしまう。サトシの癇癪にショックを受けつつ、セレナもまた「じゃあ教えてよ!」と言い返してしまう。尚もサトシは「俺の問題なんだ、ほっといてくれ!」とセレナを突き放すのだった。

次の瞬間、「私の知ってるサトシは、いつも元気で皆を引っ張って、一生懸命でポジティブで、最後まで絶対にあきらめない!」と、感情を爆発させたセレナはサトシの顔に向かって4発雪玉を投げつけてしまう。そして1発がサトシの顔面を直撃し倒れる「今のサトシなんて、ちっともサトシじゃない!」と叫び(よく見ないと分からないがわずかに涙を出していた)、倒れたサトシを置いてセレナは立ち去ったのだった。(メンタルがやられたとはいえ雪玉で吹っ飛ぶのはどうなんだ?)

すると、セレナの言葉に突き動かされたサトシは「じっと考えてるだけなんて、こんなの俺じゃないよな」と一気に立ち直ってしまう。

一方のセレナは「サトシなんかもう知らない!」と怒りながらポケセンに戻ったが、雪が降りだしてもサトシを探し行こうとせず、ピカチュウの説得で「天気が荒れる前にサトシを連れ帰らなきゃ!」とようやく飛び出していった。吹雪の中、洞窟に避難するとセレナは落ち込んだ様子で「サトシに酷いこと言っちゃった」「サトシは私にとって憧れの人だから」とシトロンに本音を漏らす。

その後、ゲッコウガと共に帰還したサトシは仲間たちに謝罪しつつ、セレナには「ありがとうな」「セレナの言葉で目が覚めたよ」と感謝の気持ちを伝えている。セレナは「おかえり」と微笑みながらサトシを迎え入れたのだった。

XY&Z29話はウルップへのリベンジを果たし見事勝利、カロスリーグへの出場を決めたサトシへ「おかえり、私のあこがれの人」と密かに思うセレナの姿が描かれた。その後、サトシとセレナ2人のグータッチを皮切りに、シトロンやユリーカもまた拳を合わせ絆を再確認したのだった。

そしてカロスリーグでは、惜しくもサトシは決勝でアランに敗れて優勝を逃し皆が残念がる中、その表情を見て「サトシが笑ってる。きっと全力を出し切った納得のいくバトルだったんだ」と微笑みで理解した。

セレナの旅

フラダリが起こしたフレア団の事件も解決し、ミアレシティも騒動から落ち着きを取り戻し、復興し始めた頃、サトシはカントー地方に戻って再スタートする決意をする一方、セレナは、ヤシオの誘いに乗るか悩んでいた。

XY&Z45話は、セレナが企画したパフォーマンス大会も人々に多くの笑顔をもたらし盛況で終わる。その後、セレナが何か考え込んでいることに気付いたサトシは、「なんかモヤモヤしててもバトルするとスッキリするからさ」とセレナをバトルへと誘う。

ピカチュウとテールナーのバトルは一進一退の攻防を見せ、サトシはセレナとテールナーの息がぴったりであること、「そんなスッゲェ心強いポケモン、テールナー、ヤンチャム、ニンフィアが一緒なんだ」「1人で何でもできるわけじゃない。支えてくれるポケモンがいるから頑張れるんだって」と励ます。

ヤシオに師事するか、それを断り自分で修行の旅に出るかを悩んでいたセレナは、その言葉で自分にはポケモン達がいることに改めて気づき、もっと色んな人に見てもらいパフォーマンスを成長させ、大変かもしれないが自分と自分のポケモン達が一緒ならばきっとエルのように多くの人々に勇気を与えられるという思いから、他の地方への修行の旅に出ることを選択。

今の自分では甘えてしまうということで彼女の誘いは断るが、残念がりながら行く路を応援し、ポケモンコンテストが有名なホウエン地方を紹介し、セレナは他の地方に修行に出ることを決めるのだった。

旅立ち

旅立ちの日、セレナはサトシより先にカロス地方を去る。皆に見送られエスカレーターを降りて行ったが、 少し悲しい様子で後悔がないように、サトシに向かって「最後に一ついい?」と聞き、エスカレーターを逆走してサトシに背伸びをした。 当人は一歩後ずさったが、背後にいた仲間は硬直、全員赤面である。このシーンがキスであると考察されている理由はこちらへ

サトシはその行為に呆然と立ち尽くしていたが、セレナがありがとうと言ったので笑顔で彼女を見送った。

再登場、そして……

XY&Z以降、他のヒロインが少なからず再登場するか名前が出てくる中でセレナは出ないままと思われたが、新無印105話「イーブイとニンフィア!出会いと再会!!」にて約5年半ぶりに再登場。PVやOP、予告でも一切触れられなかった事実上のサプライズ出演である(「PASH!」「アニメディア」など、放送当日に発売の電子版アニメ雑誌で特集記事が未掲載orラインナップ紹介の除去が行われるなど、情報フラゲ防止の情報統制が徹底されている)。

コハルホウエン地方のミナモシティを訪れ、ルチアの推薦でポケモンコンテストに参加することになった際、相棒のイーブイがニンフィアに導かれるように走って行ったことで邂逅。

急に参加する事になったコハルの悩みと心境を聞くも、「悩むくらいなら動いてみよう」と嘗てサトシに言われた考えを語り、コハルにコンテストの参加を決意させる。この際、嘗て「ホウエンの舞姫」が纏ったドレスをデビュー衣装に選び、自身のニンフィアがイーブイ時代に付けていた髪飾りをコハルのイーブイに譲渡。

結果、コハルは初出場ながら観客全員を熱狂させるパフォーマンスに成功している。

セレナはこの時点でポケモンコンテストのマスターランクにまで駆け上がっており、コンテスト発祥の地であるホウエンで不動の地位をモノにしていることからも大活躍していることが窺える。

今回のコンテストでは「コンテストアイドル」と称されるルチアと同時優勝し、彼女にアイドルユニットを組まないかと誘われ本当に乗るかどうか悩んでいた。

コハルとは友達になったもののサトシと再会出来ずに終わりかけたが、カントーへの定期船が出港する寸前で再会を果たす。限られた時間の中、最強のポケモントレーナーになるサトシと、最強のパフォーマーになる事を夢見るセレナは互いに夢を果たし合う事を約束し合った。

放送後はアニポケ公式Twitterから105話のアフターストーリーが投稿され、ルチアと二人でダンスレッスンを開始していることがイラスト付きで明かされている

なお、『XY&Z』では『ダイヤモンド&パール』以降の特別編が製作されたが、ヒカリやアイリスと違い彼女の特別編が製作されることはなかった。更に、ヒロイン達がその後のTVシリーズで再登場しており、後輩のアローラガールズ達も新無印で再登場する中歴代ヒロインで唯一後シリーズに再登場していない状態であった。上記の「サトシへの片想い」の経緯もあって再登場を望む声は多かったが、1シーズンと100話を超えて漸くの登場。

その再会は上記の通り定期船出向時の数分であり、多少近況を報告した程度に留まった(サトシはミクリとバトルを続けていたことで、セレナとコハルのコンテスト本番を見るのは皆無)。『XY&Z』終盤の「旅仲間」の縁に留まらなかった関係性を踏まえると、制作陣の絶妙な配慮(塩梅)が働いたと言える。

新無印132話では顔出し登場。

ハルカマサトとルチアと共に、WCS決勝戦を観戦する姿が描かれた。

ホウエンの舞姫ことハルカとは直接交流があったようで、劇中ではハルカと手を握り合いながら、サトシとピカチュウの戦いの行方を見守っていた。

声優について

担当声優の牧口真幸氏は『ダイヤモンド&パール』の劇場版、『ギラティナと氷空の花束シェイミ』で、タカ役を担当していた。また、『XY』に関してはシトロンとユリーカのオーディションも受けていて、第一希望はユリーカだった

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