データ
種別: | 超獣人間 |
---|---|
身長: | 51m |
体重: | 4万3000t |
出身地: | 宇宙 |
概要
『ウルトラマンA』第32話「ウルトラの星に祈りを込めて」に登場。
ヤプール全滅後に登場した生き残りの1体で、マザロン人や女ヤプール、サイモン星人の子供の同類 。…劇中の自己紹介では「超獣人間」としか言っていないが。
ちなみに本人が自称していた超獣人間とは、「ウルトラ怪獣大百科」などによると超獣の中でも特に知能が高く人間に変身する能力を持つ者達のことで、一角超獣バキシムや、変身超獣ブロッケン等も超獣人間の一例といえる。
コオクスはその能力を特別売り物にしている超獣なのである…バキシムがヤプール人を自称している辺り、超獣人間=ヤプール人っぽく見えるが不明である。
宇宙船に乗って、TACの宇宙ステーションを襲撃、地球へ侵入した。…巨大ヤプール敗北後にオリオン星人とかヒッポリト星人だのの宇宙人が登場しながら、『A』劇中で宇宙仮面に次いで宇宙船を使った敵で、巨大ヤプール敗北後では初だったりする。
超獣人間の名の通り、人間に変身する能力を持ち星野アキラ(演:高橋仁)と名乗って梅津ダン少年へ近づいて梅津家に転がり込んで、ウルトラマンAとTACを倒そうと企む。
最大の武器は指先から赤い閃光と共に放つ脳波撹乱電波で、これを浴びせられると鐘の音のような不思議な音が聞こえ、真っ赤な幻覚の世界へ誘い込まれてしまう。
コオクスの術中にはまると、手足が動かなくなり体の自由を奪われてしまう。これで思うように動けなくなった相手を痛めつけるのである。
北斗星司の暗殺を謀ったものの、変身能力は高いのだが、人間の姿でも自らの高い体温だけは隠すことができず、正体を見破られてしまった。正体がバレるとダン少年を気絶させた上でTAC基地に向かい、その巨大な姿を現し、レーダーを破壊しようと目論む。
指先の閃光と脳波撹乱電波の他にも、頭部や指先からロケット弾を連射し、トサカは1万度の高熱を放つ。
Aとの戦いでもその能力を存分に発揮し幻覚で追い詰めるが、梅津ダン少年がウルトラの星へ祈りを込めたメッセージによって、コオクスの弱点が最大の武器でもある両手の指と発覚。
フラッシュハンドによって両腕を切断され、最後はメタリウム光線によって倒された。
派生作品
大怪獣バトルウルトラアドベンチャー
ナックル星人と手を組んだヤプールが、敵対するペダン星人を全滅させるために送り込んだ超獣軍団の一体として登場。
追い詰められたナックル軍が解き放ったEXタイラントと共に暴れ回るが、ペダン星人の作ったバトルナイザーで操られたEXタイラントの鉄球で撲殺されてしまった。
酩酊!怪獣酒場
第55話にて怪獣酒場のライバル店「怪人バル」の客として登場。
余談
コオクスの人間体を演じた子役の高橋仁はバキシムの人間状態も演じており、人間体での自己紹介が共通していたりする。…劇中でヤプール人を自称しておらず、CVで高田裕史が参加していないが。
また、前述のとおりウルトラサインで弱点が発覚し勝利に結びついたのだが、ウルトラサインでの指令は「コオクスの指先を狙え」であったが、実際には腕その物をまるごと切り落としている。
確かに指先を狙うのは難しいので合理的だが、だったら首や胴体を真っ二つにしたほうが早かったのでは…おまけにAはもはや攻撃不能になったコオクスにこれでもかと言わんばかりの攻撃を与えてからメタリウム光線を放っている。超オーバーキルである…まぁ、Aらしい戦い方であるが。
劇中コオクスは、かつてレーダー基地を襲ったユニタングの角同様に変身ポーズをとっている一方、北斗の変身ポーズは劇中カットされており、この回以降、北斗の変身ポーズが省略される回が出てくる。ついでに言うとユニタングの残務処理をコオクスがやろうとしていた。
名前の由来は恐らくコークス(骸炭の事)だと思われ、それを指すように胴体には鉱物状の意匠がある。
コンセプトは有機物と無機物の融合であり、「こういうイージーな発想とデコラティブが俺の特徴かな」と井口昭彦氏はコメントしている(出典:KKベストセラーズ・2014年刊『語れ!ウルトラ怪獣【永久保存版】』P57より)。
関連イラスト
関連タグ
マザロン人 女ヤプール、サイモン星人…同じくヤプールの生き残り共
ユニタング:同じくTACレーダー基地を襲い、変身ポーズをとった超獣。