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「大地は母なり、母は創造主なり! 我は母なり! 出でよ、我が子よ! 愛しき子よ!! 我らの輝ける未来を作る者よ!!」

プロフィール

別名異次元人、マグマ超人
身長45m
体重3万3千t
出身地異次元→富士山のマグマ層
CV沢りつお

概要

第24話「見よ!真夜中の大変身」に登場。

ヤプール直属の異次元人にして、ヤプール最後の刺客。

一説によればヤプールの怨念の化身ともされているが、ナレーションや描写から推測するに、ヤプールの使徒めいた存在だと思われる。

また劇中の描写から前回登場した怪老人の正体だと推測されるが、老人の正体がヤプール本人であるかのような描写もありハッキリしない。

飛行能力や地中を移動する能力の他、体中に生えたトゲが武器とされる(他の武器に関しては後述)。

ウルトラマンエースに敗れたヤプールの遺志を受け継ぎ、母親が持つ母性のエネルギーに目を付け、それを利用し最後の切り札となる超獣を誕生させ、それを使役し地上を破壊し尽くそうと企み暗躍する。

富士山のマグマ層に潜伏し、異次元から地球赤い雨として降り注いだヤプールの破片を、とある妊娠中の母親・よし子(演:岩本多代)に寄生させ、『マザロンダンス』と呼ばれる奇怪な踊りで発する邪悪なエネルギーをクウェート土産安産お守りとしてよし子に渡された赤い結晶(これもまたヤプールの破片の一つ)を通して送り込み、彼女を「鬼女」へと変え、彼女を超獣マザリュースの母体として利用していた。

しかし、よし子が彼女の息子である健太(演:紺野英樹)の行動により正気に戻ったため失敗してしまい、計画を変更。富士山噴火させ、エースに宣戦布告を告げる。

よし子の「赤くてとても暑い場所にいた気がする」との証言から居場所を特定したエースと激突。体内に流れるマグマエネルギーを元にして指先から発射する破壊光線・マグマレーザーと体術を駆使し、富士山内部~噴火によりまるで地獄のような景色に様変わりした富士山麓へと場所を移しながら激しい格闘戦を演じるが、最後はフラッシュハンドとメタリウム光線を食らい絶命。

これによりヤプールの最後の望みも潰え、とりあえずエース対ヤプールの戦いは一先ずの決着を迎えるのだった。

なお、マザロン人の怨念はその後ヤプールの残党により、最強超獣ジャンボキングを生み出す材料として使われる事になる。

本作では首領ヤプールの部下のエージェントとして登場。清々しいまでのクズっぷりヤプールへの忠誠心の高さを披露する。

本性を現した後は闘士ウルトラマンを「闘士マンくん」、メフィラス大魔王を「メフィラスちゃん」と呼ぶようになる。

怪僧マザロン

修行のためと称して、第2回銀河最強武闘会に参加した際の姿。

修行僧として振る舞うために怪しげな言葉を話し、一人称も「拙僧」としている。力を温存するために催眠術を使った自滅を仕掛ける。

ちなみに怪僧姿の元ネタはマザロン人の人間態。

ベスト16で科学特捜隊ビートルジャイアントを自滅させる。

ベスト8からは大会主催者のミスター・ヤンドに姿を変えたヤプールとのやり取りで「命を懸けた真剣勝負でこそ、戦士の真価が発揮される」「観客の安全も兼ねて」というもっともらしい理由で電磁光デスマッチに移行させることに成功。対戦相手の闘士バキシムにヤプールの存在を囁いて怯えさせることで冷静さを欠いた状態でトルネードアタックを使わせ、それを逆に利用して、こちらも自滅に追い込む。

ベスト4でバトルロイヤルに持ち掛けようとするが催眠術をエースキラーに破られたことから本性を表し、自身の目的が超闘士の覚醒と排除であることを明かす。

パワーだけでなく、スピードと耐久力も強化した筋肉隆々の強化態に変身すると審判ゾフィーを電磁光に叩き付けて、黒焦げにし、エースキラーも破壊して、首だけにしてしまった。

ウルトラマンの連続攻撃で押された上、スペシウム超光波と電磁光のオーバーキルで最期を迎えた…と思われたが辛うじて生きており、ハイパーマザロンへの変身を果たす。

ハイパーマザロン

怪僧時の編み笠に擬態させていた自身の装鉄鋼を装着後、異次元パワーで変身した姿。

異次元パワーは自身への負担が大きいために装鉄鋼は制御するための拘束具だと語った。

戦闘値は四千でこの形態になることでマグマレーザーの強化版のハイパーマグマレーザーの使用も可能になる。

ウルトラマンを圧倒するが、ウルトラマンとメフィラス大魔王の五千パワータッグに逆転されてしまう。最後の手段として、闘技場の地下に隠されていた「惑星の1/2を消し飛ばす」超空間爆弾を起動させることで観客全員を人質にすることで巻き返すもメフィラスから

ハイパーエネルギーを受けとったウルトラマンの超テレポーテーションで無人の惑星に移動させられてしまう。

超テレポーテーションを使用した反動でロクに動けなくなったウルトラマンにハイパーマグマレーザーを放ち、メフィラスが身代わりになったことでウルトラマンを倒すことは出来なかったが2人とも動けなくなったので自身の手でトドメを刺す必要はないと考え、その場を後にするが超空間爆弾のエネルギーを用いたことでウルトラマンは超闘士ウルトラマンへと覚醒を果たした。

六万八千パワーの超闘士の前には一撃も浴びせられず、逆に顔を掴まれて、投げ飛ばされ、惑星5個を貫通し、6個目の惑星に串刺しにされた

ウルトラマンが超闘士の反動でカラータイマーの点滅が始まったことを知ると持久戦に切り替えながらもあと一撃で死ぬ状態にまで追いつめられる。その為、相打ち覚悟で装鉄鋼を自ら破壊し、七万パワーの暴走態と化す。

「我らが神、ヤプールのためにこの命捧げる!!」と叫び、ウルトラマンを惑星諸共叩き潰そうとするが九万五千パワーにまで上昇したウルトラマンに逆に押し返される。

タンマを叫ぶも聞き入れられるわけもなく、スペシウム超光波で消滅。だが、その直後に力を使い果たしたウルトラマンもカラータイマーを破損・死亡した為、超闘士排除という役目を果たすことは成功した。

ジャンボキング

後に三次元宇宙での拠点であるメビウス星において、倒された超獣達の主導権を握り、ジャンボキングの姿で復活。

ウルトラマンが死んだことを嘲笑いつつ、もう1人の復讐相手のメフィラスを倒さんとするがメフィラスは闘士ウルトラマンタロウと共に一足先にヤプールの許に向かい、自身は闘士ウルトラセブンたちに阻まれる。

戦いの最中、スフィンクスから怨霊エネルギーを送られていることを見抜かれたことで形勢逆転され、闘士ゼットンのメテオ火球、エースキラーRのキラーブレスト、セブンのウルトラアロー・マグネリウムシュートによる連続攻撃で敗北。

頭だけの霊魂状態となった後、セブンたちに「暴力はいけないよ」と命乞いをするも以前のお返しとエースキラーに叩き潰されて消滅した。

最後の最後まで外道キャラであったが「ヤプールへの忠誠心の高さ」「超闘士排除を命と引き換えにしてでも果たす」「命乞いはしても主を裏切るような真似はしない」と一応は褒められる面も見られるのが救いか。

余談

劇中、健太の父親が日本に送った「クウェートの少年に貰った安産のお守り(ヤプールの破片)」だが、おそらく何も知らない彼が破片を通してマザロン人(ヤプール)に操られた(あるいは化身した)現地の少年に手渡されたか、あるいは現地の少年が本当に安産のお守りと勘違いして渡した物を送ってきたものと推測されるが詳細は不明。

シナリオではマザロン人ではなくギロン人が再登場する予定だった。ちなみにマザロン人とギロン人の中の人は前作『帰ってきたウルトラマン』のナックル星人と同じで、後にナマハゲの声や『ウルトラマンタロウ』の荒垣修平の声(第49・50話のみ)を演じている。

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