データ
別名 | 地獄超獣、異次元超獣 |
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身長 | 60m |
体重 | なし |
出身地 | 異空間 |
概要
第24話「見よ!真夜中の大変身」に登場。
マザロン人がヤプール最後の切り札として、健太少年(演:紺野英樹)の母・よし子の母性エネルギーを利用し生み出させた超獣。
赤ん坊のような泣き声を上げ、鼻(口?)から出す白い煙は可燃性のガスとされる。口からは火を吹いて攻撃。
「クウェート土産の安産のお守り(正体はヤプールの破片)」の影響で鬼女へと変貌したよし子により操られるが、その実態はただの虚像であり、実体がないためあらゆる攻撃が通用しない。
マザロン人はこの超獣に更なるエネルギーを与えて実体化させ、地上を破壊し尽くそうと企んでいたが、母を思う健太が鬼女と化したよし子に念を込めてヤプールの破片をぶつけたショックにより、よし子が正気に戻った影響で、完全に実体化する前に消滅してしまった。
しかしその後ジャンボキングのパーツになった事から推測するに、完全とは言えないまでもエネルギー体としては完成していたものと推測されるが、詳細は不明である。
鬼女(妖女)
「なんて素敵な目でしょう」
身長 | 160cm |
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体重 | 50kg |
演 | 岩本多代 |
ヤプールの破片とマザロン人の影響により、よし子が変貌した姿。
よし子としての意識はなく、マザロン人の手引きによりマザリュース制作の儀式を執り行う巫女としての役割を与えられている(本来の彼女の意識は、マザロン人が潜伏する富士山のマグマ層に囚われていた模様)。
巫女としての超能力によりマザリュースを誕生させるも、健太がヤプールの破片を眉間に投げつけると、額から血を流して倒れた後元の姿に戻った。その後、よし子が無事に正気を取り戻した事は言うまでもない。
余談
着ぐるみはサボテンダーの改造だが、頭部は新規造形で、首から下は色を変えて手をハサミ状に付け替えた。劇中ほとんど映っていないが、背鰭も追加されている。
また、TACとの戦闘時には、いくら攻撃しても手応えが無い事からか竜五郎隊長に「あの超獣は虚像だ」と看破されている。
…のだが、その翌々回である第26話『全滅!ウルトラ5兄弟』で市街地に現れたヒッポリト星人は、200mの超巨体・攻撃しても効かないし手応えが無い・北斗と南が乗った機体がその胴体をすり抜けるといった不審すぎる事が重なって、北斗が幾つかの仮説と共に「あの星人は実は虚像で、別の所にいる本体がそれを映しているのでは?」と進言したにもかかわらず、結局却下された…リアルタイムで2週間ぐらいの間があったとは言え、隊長や他の隊員達は前にもあった事例をもう忘れたのだろうか?なんだか矛盾している。隊長もいい大人と役職なんだから、自分の言葉には責任を持ちましょうよ。
しかもエースに変身してもブロンズ像にされてしまった2人を除いたTACの一同は、次の第27話でようやく北斗の言った通りに虚像説が真実だった事を目の当たりにして驚愕。しかもその後、「お前の言う通りだった」と認めたりねぎらいの言葉どころか、またしても謝罪の言葉すら何もなかった。