データ
別名 | 古代超獣 |
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身長 | 58m |
体重 | 6万5千t |
出身地 | オリオン星 |
概要
第25話「ピラミッドは超獣の巣だ!」に登場。
オリオン星人が操っている超獣で、彼らにとっては守護神的存在らしい。
戦闘力は高く、頭部にある角からビームを発射したり、額にある蛇のレリーフから1万3千度もの火炎「スフィンクスファイヤー」を噴射したりして攻撃する。また尻尾の蛇による噛みつき攻撃も可能で、背後からエースを奇襲し腕を負傷させた。
爪はライオンのようで、足の爪は手の爪よりも10倍硬いという設定で格闘能力も申し分ない。ちなみに、背中の翼は飾りなどではなく、羽ばたかせて飛行することができるらしい(出典:『ウルトラマンオフィシャルデータファイル』より)。
ミチルの作戦失敗を受け、指揮官の作戦変更指令と共にオリオン星人のピラミッド内部から出現。上記の能力を武器に破壊活動を開始した。
TACの新兵器V9による攻撃を人質にとった南夕子を見せつけることで封じるが、特攻した北斗星司が空中でウルトラタッチをした事でエースとの戦いへ。
格闘では少し押されつつも怪光で動きを封じてエースを苦しめたが、北斗を守ろうとしたミチルの笛の音で大人しくなった隙にエースに体勢を立て直されてしまう。
最期はエースブレードで首を斬り落とされ、なんと身体だけでエースへ襲い掛かるも、あしらわれ、タイマーショットを受け爆散させられる。残った頭部はピラミッド内部へ逃げ込んだが、エースによりピラミッドごと空中高く放り上げられ、メタリウム光線で木端微塵に破壊された。
ちなみに首を斬り落とされると、体は捨て駒のごとくエースへの攻撃を再開する一方で、頭はピラミッドへ避難しているので、頭部が無事ならそれでいい仕様なのかもしれない。
なお、「古代超獣」という肩書だが、同作第2話に登場し、同じ肩書を持つカメレキングとは無関係である。
実は超獣第1号?
オリオン星人は1万3千年前に地球を植民地にしていたが、突然の洪水をうけてピラミッドで地下に逃げ込んだので、その中にいた超獣のスフィンクスもその頃からいた可能性が高いため、ルナチクス同様に「巨大ヤプール敗北後の超獣はヤプールの肉片から誕生した」という設定の例外の可能性がある超獣である。
それなら、ベロクロンではなく、こいつこそ地球に送り込まれた超獣第1号ではないかとなる。
もっともヤプールがオリオン星人とスフィンクス(と夕子が地球に来る前から潜伏していたと思われるルナチクス)が地下にいるのに、ドラゴリーを使って妖星ゴランと地球を衝突させようとするメトロン星人Jr.の手助けをしていたので、スフィンクスがヤプール製の超獣かどうかは不明であり、仮にヤプール製だとしてもヤプール自身はオリオン星人に与えただけで地球に来たのはオリオン星人の判断でヤプールが把握していなかったとすれば、一応矛盾しない。
ウルトラマン超闘士激伝
第二部「ヤプール編」に登場。
今回はオリオン星人ではなくヤプールの側近であり、ジャンボキングにエネルギーを与えていた。
ヤプールのいる扉の門を開け放たないことに激怒したメフィラス大魔王が(「卑怯もラッキョウもあるものか!」と強引に)協力させたウルトラマンタロウのストリウム光線と共に放った超魔光閃を浴びてもびくともしないほどの防御力を持つ。
自身もゴールデンストリームという技を持っている。
闘士ウルトラセブンのウルトラアローマグネリウム・シュートを受け、ジャンボキングとともに敗れたが、自身は生き延びており、敗れたヤプールを助けてくれと懇願する(ただし、ヤプールからは「戦士としての誇りを捨てるな!」と一喝された)。
全てが終わった後、ヤプールと共に故郷であるヤプール次元に帰って行った。
余談
ちなみにスフィンクスが登場する『A』第25話は過去話のパロディという側面があり、ホタルンガにダメージを与えたV7ミサイルの後継機であるV9が名称のみ登場しているほか、スフィンクスがミチルの笛で大人しくなるのは、鳩笛で隙ができたブラックピジョンのパロディ、エースブレードで断頭されるのはドラゴリーのパロディの側面がある可能性がある。
スーツアクターは『A』では河井徹が担当。なお河合徹が『A』のメイン超獣を担当するのは第12話のサボテンダー以来である(第13話から第24話は図師勲が超獣・超人のスーツアクターを担当)。