概要
「レリーフ」(relief)は、浮き彫り、または、浮き彫り細工のことである。
背景の面から彫刻が立体的に浮き出している技法である。
種類は、彫りの深さによっても区別される。
素材を少し掘り込んだだけのほぼ平らな「浅浮き彫り」(basso rilievo)には、タッシリ・ナジェールの岩壁刻線画などがある。
彫刻と同じくらいの立体感がある「高浮き彫り」(alto rilievo)は、ギリシアの神殿の破風彫刻やゴシック大聖堂の彫像などがある。その中間にあたる「半浮き彫り」(mezzo rilievo)もある。