データ
種別 | 変身超獣 |
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身長 | 65m |
体重 | 8万3千t |
出身地 | 宇宙空間 |
武器 | 手の先から発射するビーム、火炎放射、スネーク光線 |
概要
第6話「変身超獣の謎を追え!」に登場した超獣。
ヤプールがワニと宇宙怪獣を基に作成した超獣で、この回では『A』劇中で初めて超獣製造機が登場。そのため誕生過程も描かれている。
ケンタウロス体型をしており、腰部分が大きく上に突き出した独特の形状をしており、後部にはムチのような2本の尻尾がある。また体重は『A』に登場した超獣の中ではバラバに次ぐ重さ。やっぱりワニだからか?
鼻からは10万度の火炎、爪の先からは破壊光線、そして二本の尻尾の先からは40万度の高熱を持つビーム「スネーク光線」を放つ。
また「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」によれば腕の歯はダイヤモンドと同等の硬度であり、タンカーすらもバリバリと噛み砕くらしい。
超獣らしくなかなかの戦闘能力を持つ一方人間に憑依する能力も持ち、TACの小山彰隊員(演:小林昭二)に乗り移り、TAC基地壊滅や新型ロケットエンジン破壊を目論んだ。
ところが憑依時には手の目玉と口が消えないという欠点があり、それを隠すために手袋をはめていた……
変身超獣とはなんだろう。
しかしながら常時手袋をしている点(とヒゲ)以外に目立った違和感を持たせず、握手を求められた際も話術で乗り切った具合に、かなりの演技派である事はうかがえる。とは言えヤプールからの指令があったにもかかわらず呑気に眠り続け、挙句就寝中に小山彰隊員の息子である敦少年によって手袋の外されてしまい正体が発覚した点からして素の頭はよくない可能性がある。案外アホの子なのかもしれない。
結局TACにも正体がバレたために本来の姿に戻って破壊活動を開始。
右手に北斗星司をつかんでいたこともあり、ウルトラマンエースの変身により緒戦から右腕を吹き飛ばされるダメージを食らう。
しかし火炎やビームで応接し、加えて鈍重そうな格好に反してメタリウム光線を走って回避する驚異の運動能力を見せつけ、挙句スネーク光線でダウンさせるといった具合にウルトラマンエースを圧倒する。
最期はウルトラ兄弟の「立て、撃て、斬れ」というウルトラサインを見て奮起したエースが初使用したウルトラギロチンにより、頭部と両腕と尻尾を切断され爆発四散した(ちなみに開幕吹き飛ばされた右腕がいつの間にか再生していたりする)。
余談1
ウルトラマンエースを終始圧倒した実力から放映当時は最強超獣の一角と評されており、児童誌でのウルトラの父による採点でも「ゼットンより強い」と買い被られている。
ちなみにこの項目では「エースも兄弟の力を借りてやっと倒せたので満点はやれない」と厳しくも的確な評をもらっているが、どういうわけか「スペシウム光線では効かないだろう」という形でウルトラマン(と、実質ジャック)はディスられ、ゾフィーはM87光線で倒せると太鼓判。
※「VS.ゼットン」でもゾフィーは「M87光線ならゼットンもダメだ」と太鼓判、エースも「スペースQならなんとかなるだろう」と"倒せる"判定。
対するマンは敗けた事実があるせいで低評価、しかも他の採点でも引き合いに出される始末であった。
派生作品
漫画『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』ではナックル星人と手を組んだヤプールが、敵対するペダン星人を全滅させるために送り込んだ超獣軍団の一体として登場。
ペダン星の基地を襲撃するが、ブラックキング隊共々キングジョーブラックの放ったペダニウムランチャーの凶弾の前に倒れた………するってェとペダニウムランチャーはスペシウム光線より強いってことか!?
『ウルトラマンタイガ』のボイスドラマ「トライスクワッドボイスドラマ」ではグア軍団のイムビーザの配下である改造ブロッケンが登場する。
余談2
ジャンボキングとEXタイラントは明言こそされていないがこのブロッケンが素体として組み込まれている可能性がある。
ブルマァクのソフビでは足裏の怪獣名の表記がグロッケンになっていて復刻版でも修正されていない。
スーツアクターは河井徹が担当。オープニングのクレジットは「超獣」。
この回に登場した小山彰隊員と小山淳役を演じたのは、『ウルトラマン』のムラマツキャップ役の小林昭二と次回作『ウルトラマンタロウ』の白鳥健一役の斎藤信也がゲスト出演している。
登場する『A』第6話は脚本を田口成光、監督を真船禎、特技監督を大平隆、助監督を岡村精、田淵吉男が担当した。
関連動画
関連項目
ブロッケン:表記揺れ。