データ
- 身長:45m
- 体重:4万t(オス) 3万9千t(メス)
- 別名:昆虫型甲殻怪獣
- 出身地:郊外の山地
概要
オス | メス |
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第14話「ひとつの道」に登場。
昆虫と甲殻類の二つの特質を持った怪獣。雌と雄の2種がおり、クワガタムシの顎のような形の角が長いほうが雄で短いほうが雌である。
その名の通り、卵から幼体を経て成体に至る、という特徴的な性質を持っている。
孵化した直後のノープリウス状態では人間への寄生を繰り返しながら成長するという習性があり、寄生された宿主は風邪のような症状が出る、無気力状態に陥る、或いは突如狂暴化するなどの症状が現れる。
なお、ある程度の段階になると、人間への寄生をやめ、脱皮を繰り返して成長していく模様。
これに加え、雄の個体は後述の通り、幼体の段階から高い知能を見せていた。
成体の状態では、顎を振るわせて高周波を発生させることで昆虫の群れを操る力を使うことができる。劇中ではおびただしい数の昆虫が呼び寄せられており、ウルトラマンメビウスもこれに苦しめられた。ただし顎の内部は構造的に弱いらしく、劇中ではいずれも最終的にこの部分を狙われる形で撃破されている。
また、昆虫に似た身体構造のため、胸部と腹部の境目付近に神経節が存在しており、この部分にダメージを受けると大きく弱体化する。
これ以外の攻撃手段として、角からは電撃を放つことも可能。他にも、「決定版ウルトラ最強怪獣50大図解超百科」(講談社刊)では強酸を作り出す能力を持っているという解説がある。
活躍
最初に雌が出現し、山岳地帯にてGUYSと交戦。頑強な甲殻でトライガーショットの攻撃を寄せ付けず、投入されたマケット怪獣ウインダムと一進一退の攻防を繰り広げたが、昆虫を呼び寄せようとして棒立ちになったところをウインダムのレーザーショットで攻撃され倒された。
だが撃破された雌は卵を残しており、すでに孵化していた雄の一体がノープリウス状態で活動を開始。卵の残骸を誤って踏んでしまったトリヤマ補佐官の体内に侵入してしまう。次いでテッペイ隊員の母親に乗り移ってテッペイの父が経営する病院内に入り込み、入院患者の体に次々と侵入して成長、やがて脱皮を繰り返すようになり、卵からわずか数日で数メートル程の大きさにまでなった。
病院の地下に潜伏していた中、GUYSによる囮作戦が展開されるも、これを見破り逃げおおせると、完全に成長しきり地上に出現。対峙したメビウスを昆虫軍団や電撃で苦しめるが、GUYSのメテオール弾「ニューロン・ニュートラライザー」の集中攻撃で腹部の神経節を損傷したことで昆虫を操れなくなると形勢は逆転、最終的にメビュームシュートの直撃を受け倒された。
第21話での怪獣墓場のシーンでは雄と雌が漂っている姿が確認された。
余談
着ぐるみは雄雌で差し換え式となっており、スーツアクターの足に3本ずつの足を連動させることで多足を表現している。
メビウスがメビュームシュートを放つシーンは第3話の火山怪鳥バードン戦の流用。
『ウルトラマンブレーザー』のタガヌラーが登場するまでは昆虫型の新規怪獣は、インセクタスが最後だった。
関連タグ
こん虫獣バダン:同じく昆虫の群れを操る力を持つ昆虫怪獣。