「何故は無い、それが俺だ。もう何万年もの間繰り返してきた、そしてこれからもだ」
CV:梁田清之
概要
何万年もの間、怪彗星ツイフォンとして宇宙を彷徨いながら軌道上にある惑星を次々と破壊してきた闘争心の塊のような存在。
外見はツイフォンの眷属たるドラコに似ており、皮膚の模様や羽、そして第一形態は顔を除くと完全にドラコである(設定からすれば、ドラコがツイフォンに似ている、という方が正しいのだろうが)。
全身から超強力な真空波を放ち周囲数十㎞を破壊できるほか、自らの身体を意図的にバラバラにして再構築できる。
表皮は熱や光などのあらゆるエネルギーを常時吸収可能であり、地球を破壊できるほどの打撃にも無傷で耐え、一兆度の火球も余裕で吸収してしまった。
そして更なる強敵、スーパーツイフォンとなり復活を遂げた。
破壊本能の権化のごとき存在であり、彼の旅に目的や終着点は無く、ただ破壊しつくすことのみが彼の存在意義である。
来歴
彗星破壊の任務を帯びた闘士ウルトラマンタロウ達ウルトラ兄弟feat.エースキラーと遭遇し、超闘士タロウのストリウム超光波をあびて彗星外殻は破壊された。
しかし潜伏していた本体は無傷で、あろうことか全エネルギーを吸収しタロウたち6人を軽くあしらうと地球に飛来。超闘士ウルトラマンに月におびき寄せられ、駆け付けたセブンやメフィラス大魔王、闘士ゼットンなどと戦うことで様々なエネルギーを吸収し人型の第二形態へと進化する。
余談
- ウルトラマン第25話の「3026年7月2日午前8時5分にツイフォンが次に地球に衝突する」といった設定をもとにしている。
- 漫画版ではエンペラ星人編での回想内に登場した。
- 何の因果か、『ウルトラマンサーガ』にてウルトラマンゼロも人間を守る理由として本項冒頭の台詞と似た発言をしている。
「別に理由なんてねぇよ!ずっと昔からそうやってきた…ただ、それだけの事だ!」
尤も、ゼロの場合はずっと昔から人間たちを守ってきた先人の存在や、自身もまた本作にて人間を守った経験などを踏まえての発言であるため、無目的に本能の赴くまま破壊活動を続けてきたツイフォンとは根本的に意味合いが異なる点に留意。
デルタスター超闘士ウルトラマンもスーパーツイフォンの呻き声に「それが私だからだ」と返しており、呻き声に込められた意味合いは不明ながら、むしろこちらに近いかもしれない。
関連タグ
ウルトラマン超闘士激伝 ドラコ(ウルトラ怪獣) ウルトラ怪獣
宇宙鳥獣エックス:姿や、隕石の正体という展開に共通点が見られる。