「見てろ、ウルトラマン!今にきりきり舞いにさせてやる」
人名のジャダン
- セルヒー・ジャダン - 実在のウクライナの小説家、詩人、翻訳家。
- ヤサント・ジャダン - 実在したフランスの作曲家で3は兄にあたる。
- ルイ・エマニュエル・ジャダン - 実在したフランスの作曲家で2は弟にあたる。
データ
概要
第29話「悪魔のUFO大襲来」に登場。
劇中、ジャダン星人ともいわれている宇宙に果てに存在するジャダン星より地球侵略を目論みやって来た侵略者。
紫のオークのような姿をしており、体を黒い気体に変化させて他の生物に乗り移る能力や目から破壊光線を発射できる能力を持つ。
ボア(後述)という名の司令官が率いる母艦である巨大宇宙船と『キル』という名の150機以上の小型円盤で構成された大編隊で地球へと襲来。
迎撃に来た防衛軍の編隊を瞬く間に全滅させ地球に侵入を果たす。
そして地球侵略の手始めとして攻略の最大の鍵となるウルトラマンジョーニアスを倒す為の計略として、確かにウルトラマンは手強いが、所詮たった1人だという事に着目。
2か所の地点を同時に攻撃してエネルギーを消耗させてきりきり舞いさせるというバルタン星人二代目と同じような方法の作戦を立案し、ジョーニアスを誘き出すために彼と最も縁がありそうな科学警備隊・極東ゾーンへと工作員2人を派遣して基地の防衛システムを破壊。
そして母艦で首都東京を、工作員が合体変身した双頭怪獣ジャゴンで大阪を同時攻撃し、それぞれが揺さぶりをかけ続ける事で狙い通り2か所の往来でジョーニアスのエネルギーを消耗させ、一時はエネルギー補給のため地球から離れさせる事に成功する。
が、ジョーニアスに仲間がいた事を計算に入れていなかったという詰めの甘さから、スターシンボルを受け取ったエレクとロトがU40から救援に駆けつけて来たことで計画が綻び始めてしまう。
形勢が不利になったことを悟り、大慌てでジャゴンを回収して地球から逃走を計るが、太陽のすぐそばで光エネルギーを吸収し戻ってきた3人の敵ではなく、宇宙空間でウルトラマンたちに追いつかれ、彼らに母艦をボコボコに殴られて母艦と共に爆散。あっけなく全滅した。
ボア
ジャダンの地球侵略部隊に司令官を務める人物(メイン画像右)。他の星人たちよりもふくよかな体型をしている。
地球の守護神ともいえるジョーニアスに恐れおののく部下たちに対して檄を飛ばし、どんなに凄く強いウルトラマンでも所詮は一人だけだと言い切り、2点同時攻撃作戦を立案するなど指揮官としても参謀としても優秀な人物だということが窺い知れる。
しかし、地球防衛担当のウルトラマンが1人しかいないという盲点を突いた発想は良かったものの、過去の出来事を知らなかったのか、あるいは増援が地球に辿り着く前にケリがつくとでも考えていたのか、エレクとロトが駆けつけた時はかなり狼狽して飲もうとしていたコップの水を吹き出し撤退を命じるなど詰めの甘さから自ら墓穴を掘る羽目となってしまった・・・。
ジャゴン
データ
別名 | 双頭怪獣 |
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身長 | 103m |
体重 | 7万7千t |
出身地 | ジャダン星 |
概要
科学警備隊・極東ゾーンに潜入を果たした2人のジャダンの工作員αとβが合体して誕生した双頭のドラゴンにして彼らの戦闘形態。
背中に生えた翼でマッハ4のスピードで空中を自在に飛行し、尻尾による攻撃で敵を打ち据える攻撃や口からまるで生き物のように動き回る火炎を吐き出すことが出来る。
また、目は遠くの出来事を映し出す投影能力を有している。
極東ゾーンのコンピューターを破壊し防衛機構を麻痺させた後、この姿となって大阪へと襲来。
大阪の街を徹底的に破壊し、駆けつけたジョーニアスに投影能力で母艦に破壊される東京を見せ付け攪乱、上記にある戦力分段作戦によりジョーニアスのエネルギーを消耗させ苦しめるが、U40からエレクとロトが救援に駆けつけたため、慌てて母艦に帰還し逃走。収容されて仲間と共に逃亡を図るが、最後は母艦諸共爆死した。