概要
種類 | 超人系 |
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概要 | 体から糸を生み出し、操ることができる |
能力 |
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覚醒概要 | 周囲の物体を糸に変え、操ることができる |
覚醒能力 |
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弱点 |
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形 | 実は洋梨のような形状 |
色 | 白 |
超人系の悪魔の実の一つ。
応用の幅は非常に広く、物体を括ってそのまま切断したり、槍のように対象を貫いたり、鞭のように叩き付けたりと、様々な攻撃が繰り出せる。
攻撃だけでなく、蜘蛛の巣のように張り巡らせる事で相手の攻撃を受け止めたり、肉体の内外を問わず相手の攻撃によって受けた傷を糸で縫い合わせて応急処置を行ったりもできる。
また、空中の雲に糸を引っかけ、その雲を軸に空中ブランコのように空を移動する事も可能。
攻防だけでなく、島を丸々覆うほどの糸を鉄格子のように張り巡らせ閉じ込める・糸で相手を人形のように操作するといった搦め手も可能(もっとも、イトイトの実の多様性というより、ドフラミンゴの過去に負った心の傷や、トレーボルによって肥大化された悪意が生んだ業によるところが大きい)。
さらに、「覚醒」によって周囲の建物や地面などを糸に変え、そのまま自在に操る事も可能。
技一覧
技名の多くが「○○イト(または○○-ト)」とつく単語を交えた名称となっている。
通常技
- 五色糸(ゴシキート)
指先から一本ずつ糸を伸ばし、それを振るって相手を引き裂く。
アニメでは名称通り五色の糸となっている。
- 超過鞭糸(オーバーヒート)
グリーンビットからドレスローザ街中のレンガ造りの塔を綺麗に真っ二つにしてしまうほどの威力とリーチを誇る。
アニメやゲームでは名前からか炎を纏った描写が追加されている。
- 寄生糸(パラサイト)
主に同士討ちや仲間割れといった形で使用するが、単に拘束という形でも使える。効果範囲もドレスローザのほぼ全土に渡るほど広く、その影響から逃げるのは難しい。
ただし、気絶している相手は操れない、身体能力と覇気が糸の強度を超える敵には糸を引きちぎられ無効化される、優れた見聞色の覇気持ちなら寄生糸を回避できるなどの欠点がある。もっとも、回避に成功した強者も、この糸による惨状によって、精神を大なり小なり削られる。
- 弾糸(タマイト)
実弾に匹敵する殺傷力を持っており、連射も可能。
- 降無頼糸(フルブライト)
- 影騎糸(ブラックナイト)
糸人形は独立して動き、本人と同じ声と口調で喋り、上述した技なども使いながら、本人も別行動で戦闘を普通にこなせるなど、単なる人形というよりも「分身体」に近い。戦闘力は高く、武装色の覇気も使えると思われる。ただし戦闘力や耐久性は本体と比べると劣る様子。
- 鳥カゴ(トリカゴ)
糸の檻は触れたものを容易に切断するほど鋭くすさまじい耐久力を持ち、藤虎の隕石でさえも切断された。これに斬られないものは覇気をまとった武器かダイヤモンド並みの強度を持つ海楼石程度。
さらに時間経過と共に少しずつ縮小させる事も可能で、そうなれば内側に存在するあらゆるものはただでは済まず、縮小する力も極めて強力。
電伝虫による通信を遮断してしまう効果もあり、閉じ込められれば外部と連絡を取る事も難しい。
能力者自身のの意思で解除するか、能力者が意識を失わない限り消滅する事は無い。
常人ではまず脱出は不可能だが、斬撃が全く効かないバラバラの実や物体の位置を交換できるオペオペの実、そして物理攻撃を無効化できる一部の自然系の能力者などは能力を行使する事で脱出が可能。
- 糸ノコ(イトノコ)
- 蜘蛛の巣がき(クモのすがき)
糸を絡み合わせて作った盾なので単純な「壁」ではなく、面積の小さな遠距離攻撃は糸の隙間をそのまま通過する。これによって防御の向こう側から攻撃を仕掛ける事もできるが、逆に言えば相手側も糸の合間を掻い潜って攻撃を当てられる場合がある。
アニメでは重ねがけで攻撃を防いでいた。
- 足剃糸(アスリイト)
覚醒技
- 荒浪白糸(ブレイクホワイト)
相手の周囲の地面やガレキを糸に変えて相手を包み込み、押しつぶす。
- 盾白糸(オフホワイト)
- 大波白糸(ビローホワイト)
- 海原白波(エバーホワイト)
- 羽撃糸(フラップスレッド)
- 神誅殺(ゴッドスレッド)
曰く「16発の聖なる凶弾」。
能力者
少年期にトレーボルから受け取り食した。後に、この能力を使って、ドレスローザ支配の足掛かりとした。
どんな悪魔の実の能力でも強さは能力者の基礎戦闘能力に依存する部分が大きいため、多彩な技のレパートリーはそれほどまでに鍛え上げたドフラミンゴの頭脳や研鑽、高い実力によるところが大きい。つまり、能力が絶大に発揮された理由は、彼の異常な実力と熟練度の高さ故である。それは、「覚醒」して問題なく扱えていることからも窺える。
ワンピースパーティー
スピンオフ漫画ワンピースパーティーでは幼いドフラミンゴがイトイトの実を食して能力を発現し、その地味さに非常にガッカリする様子が描かれた。数日後は能力を気に入ったようで、素手であやとりをする様子をトレーボル達に見せて喜んでいた。
また、サンジの精神攻撃にさらされたローの脳内で、狭い鳥カゴの中で梅干しのサンドイッチを押し付けながら「好き嫌いしないでちゃんと”食無糸(タベナイト)”!!!」という詳細不明の技を繰り出している。
さらに、「愛牙無糸(アイガナイト)!」「九羅須目糸(クラスメイト)!」「駄目音頭悪糸(ダメネアタマワルイト)!」など、自身の考えた謎のギャグを面白さの段階に分けて記載した紙を幼いべビー5に発見されている。