概要
『最強ジャンプ』で掲載されている『ONEPIECE』のスピンオフ作品。本編よりもかなりはっちゃけたギャグ漫画。作者は『魔神のガルド!』の安藤英(元尾田のアシスタント)。
この漫画を作るにあたって、原作者の尾田栄一郎先生にネームの段階で原稿チェックをしてもらっている。
...尾田先生が「ゾロはもうたしぎをパクリ女とは呼ばない」と指摘
...「よう、メガネ女」に変更
とにかく細かいネタが多く、特に2巻掲載の「盃兄弟物語」ではエースがサボの所持品全てに名前を書いていたり、ルフィがサボを「はい さんぼうちょう」と呼んでいたり、挙句の果てにはコアラに殴られたサボが「ぶったなァ!! ドラゴンさんにもぶたれたこと無いのにィ!!」と泣きごとを言ったりと爆笑ものの展開が待ち受けている。
本編のノリで行くこともあれば、徹頭徹尾『麦わら劇場』のようなパロディで進むこともある。
ちなみに『最強ジャンプ』の読者層は小学生だが、ちょっとエッチな描写も(少なくとも本編よりは)多く、同誌の広告ページでは「最強ジャンプのお色気枠!」などと銘打たれていた。また、サンジがナミとロビンに最早紐そのものなエロ水着をプレゼントしようとしたり、ナミが「Dってドウ…」と言いかけてローから即座にダメ出しされるなど、児童誌にあるまじき下ネタも散見される。
尾田先生にチェックしてもらっているわりには
する。
なお、この漫画には、本編にも扉絵連載にも描かれなかった話も登場する(ポートガス・D・エースの項目を参照)。
また、6巻では『チョッパーマン』の続編も特別掲載された。なおフランキーとブルックに該当するキャラは尾田先生書き下ろし。
主な登場人物
麦わらの一味
- モンキー・D・ルフィ:ご存知主人公。面白さ重視で仲間に誘う。仲間を見分けられない。さらっと核心を突く。ハゲにポッチが4つ付いたヅラを異常に着こなす。
- ロロノア・ゾロ:「ゾロ、今何時?」「2時60分」。覇王色級の方向音痴。阿修羅無刀流という気色悪い技を編み出した。海列車殺人事件編では数学の教師として出てきた(国語ではない)。
- ナミ:かわいい。ちゃっかりしている。原作以上に金にがめつく、金融会社を設立した。動画撮影中にルフィ達が怪獣に襲われた時は「カメラを止めるな!」と叫んだ。
- ウソップ:毎話チョッパーと共に前説を行う。どういうわけか海軍大将「ゴールデンペガサス」になったことがある。
- サンジ:本編以上にスケベ。ローとのデービーバックファイトではウソップスペルならぬサンジスペル「鳥カゴの中でドフラミンゴの作った梅干し入りサンドイッチを食べ、その様子をヴェルゴにビデオで撮られる」を披露し勝利した。
- トニートニー・チョッパー:かわいい。仲間を見分けられない。5巻にてとうとう「ピーーカチュウーーーー!!」と叫んだ(中の人が一緒)。
- ニコ・ロビン:かわいいもの好きの度を通り越し、モドモド回ではどこぞの母性魔や変態人妻のような有様になっていた。バロックワークス組の永遠のトラウマ。戦隊パロ回では三悪のボス役だったが異常なほどハマっていた。
- フランキー:「試練」に「プレイ」とフリガナを振る変態。改造マニア。
- ブルック:パンツが見たい。
11人の超新星
- トラファルガー・ロー:本作最大の被害者。事あるごとにイジられまくり、麦わらの一味とくだらない対決を行ったり、協力したり(という名目の奉仕活動をさせられたり)、腹いせに悪戯したりする、元・王下七武海(笑)。しまいにはCP9から「(キャラ崩壊を始めるルッチを見て)アレみたいになる」などと称される。絵を描くのが好きだが出来は悍ましい。
- ベポ:電波なキャプテンを陰で支える健気なシロクマ。
- 殺戮武人キラー:ボケまくる。
- ユースタス・キッド:突っ込みまくる。
- X・ドレーク:海の戦士ソラ友の会でローと激論を交わす。
- バジル・ホーキンス:上記2名と同じく北の海出身の為、海の戦士ソラ友の会に参加していたが、持ち前の無口さ故オフ会をかき回す。
麦わら大船団
- バルトロメオ:サウザンドサニー号ツアーに参加し滂沱する。「嬉しいベェー! もう死んでもいいべー!!」
- キャベンディッシュ:世界一のポジティブ男。ハクバは未だに子分杯を認めていないようで、勝手にフォクシー海賊団に助太刀していた。
- オオロンブス:酔った勢いで空から落ちてきたゾロを投げ飛ばして凪の帯まで吹っ飛ばす。
海軍
- 赤犬(サカズキ):市民から人気が低い「ブラック海軍」化を憂い、明るい職場に刷新しようと悪戦苦闘しているが、部下たちからは「あんたが就任したからだよ…」と云われている。『いいね』にこだわっている。
- 黄猿(ボルサリーノ):「まだ食べてる途中でしょうがぁ!!」
- 藤虎(イッショウ):一休さん並みの頓智名人(原作もそんな感じだが)。たまにはラーメンもいいよね。
- 緑牛:サカズキから呼びつけられそうになりウソップが「まだ出てねえ」と突っ込んだ。
- センゴク:カモメ帽子を速攻で赤犬から断られショックを受けた。
- モンキー・D・ガープ:回想編に登場した後、本編でもセンゴク共々子供に戻された姿で登場。
- モモンガ:近所のガキが口ずさんでいた赤犬を揶揄する鼻歌を歌っていたが…。
- スモーカー:煙の癖に頭が固い人。ハードボイルドに決めようとするがギャグマンガな時空のせいでボケる。12歳にされた時には魚肉ソーセージを咥えていた。
- たしぎ:スモーカーと間違えてストーカー大佐の船に乗ってしまった。11歳にされた時にはゾロがやりづらそうにしていた。
- ヤリスギ:スモーカーを差し置いて麦わらの一味を捕まえようとした。
- 茶豚&桃兎:モブキャラとして登場。
- コビー:鋼のツッコミ心を持つ。カバー下ではシャンクスやハンコックと一緒になって幼い日の盃兄弟の写真を貰いに行った。
サイファーポール
- CP9:まだ本編(第2部)に出てなかったにも拘らず第2話でいきなり登場。ナミとロビンを攫い(偽者)十重の塔(司法の塔そっくり)に麦わらの一味をおびき寄せた。その後、『ONE PIECE FILM GOLD』公開に際しCP-0の衣装で再登場する。探偵編では旧ガレーラ組が容疑者として登場。
- ワンゼ:第1話にいきなり登場。伝説の「ニクニクの肉」の情報を知っている。鼻でモンブランも作れるようになり、挙句の果てには月歩まで身に着けた。
- ジェリー:元CP5。柔道が盛んな島で、卓球のチャンピオンになった。
新旧王下七武海及び関係者
- ボア・ハンコック:色ボケおっぱい女帝。アマゾン・リリー皇帝でありながら荷物に紛れてルフィに会いに行こうとするなど、ニョン婆のことを裏切者と責められない行動を取る。
- サー・クロコダイル:番外編「ヒーロー!!」に登場する怪人砂ワニ男。「プルトンはどこだー ドルトンじゃねーぞ」。その後本編にも再登場したが、ウソップとサンジの下らない連携技に敗北。またRPGパロ回では大魔王クロコダイーンという紛らわしい名前で登場し、しかもバナナワニドラゴンに変身、ルフィがどっかで見たようなポーズで放った一撃で敗北。
- ドンキホーテ・ドフラミンゴ:怪人糸フラミンゴ男。幼少期は得た能力が地味だったことを気にしていた。モドモドの能力で子供にされた時にはめっちゃ訛っていた。
- ゲッコー・モリア:怪人影コウモリ男。バカ4人組…もとい元七武海として麦わらの一味に逆襲に向かうが、1人だけ「ござる」の使い方が下手。
- バーソロミュー・くま:バカ4人組…もとい旧七武海の良心。
- ジュラキュール・ミホーク:世界一の剣豪だがちょっとドジ。弟子入りをせがむゾロに無理難題を押し付ける。なおDOGEZAは知らない。
- バギー:原作同様ノリツッコミの天才。シャンクスとのどつき漫才を見て、「仲めっちゃいいじゃん…」と突っ込まれる始末。後ろ姿がビビそっくり(笑)。
四皇関係者
- エドワード・ニューゲート(白ひげ):大物。
- マルコ:茶ひげから「うるせえよ…チビエースにチビマルコ」と呼ばれ激怒する。
- ポートガス・D・エース:番外編「ルフィ桃太郎」「エピソードオブエース 火は消えない」「盃兄弟物語」で登場。作者がよほどお気に入りなのかあまりキャラ崩壊もなく、いずれも本編に負けず劣らずの活躍を見せる。更には本編にまで出てきた。
- 赤髪海賊団:「ヒーロー!!」でムギワラレンジャーの上官役で登場。笑福亭ネズミ以外全員アホ。
- シャーロット・リンリン(ビッグ・マム):今の所特に出番はない。
- シャーロット・カタクリ:サバイバル動画が人気を博している。
- シャーロット・プリン:ゾロに「昔馴染みだからってデケえツラすんじゃねえぞコンニャロウ!」と意味不明なライバル心を燃やす。実はよく見ると、サンジのカッコいい登場シーンにこっそり登場している。
一般市民
- ネフェルタリ・ビビ:頻繁に登場しているが、諸事情につきロビンとは顔を合わせていない。父親思いの優しい王女。魅惑のメマーイダンスは黒歴史らしいが、ルフィを助けるために使用する良い子。
- カーリー・ダダン:嘘が下手。子は親の背中を見て育つ。
- 巨大怪鳥:かつてトリノ王国でチョッパーと親しくしていた鳥。キューカ島への乗り物として登場し、ルフィが「ラフテルまで飛べ」という爆弾発言を吐き麦わらの一味総員にフルボッコにされた。
- モーダ:↑の案内人のバイトをしていた。
- ドリップ(ニセサンジ):かつて登場したニセ麦わらの一味の一人。一人息子がいると言う設定が新たに与えられたが、その息子に何故か自分が「麦わらの一味のサンジ」とウソをついている。
- しらほし姫:あのさ安藤先生、誰がカイデ姫描けっつった!?
- ケイミー:浦島太郎の亀役で登場。
- レベッカ:あの格好はモネからも笑われた。家族に愛されすぎ。
- クザン:なぜか呼んだらマリンフォードまで来てくれる。探偵回では異常な嵌りぶりを見せた。
革命軍
- モンキー・D・ドラゴン:すぐ寝る。
- サボ:極度のブラコン。炎に「エース」ってフリガナ付けるのやめれ。
- コアラ:サボが好きすぎる。
海賊
大抵は「今週の悪役」として登場する。
- アーロン:一人で留守番をしていた。
- ドリー&ブロギー:偶然キューカ島を訪れていた。仲いいなお前ら。体が重すぎるため巨大怪鳥をブランコにして飛んだらしい。
- ブリキング海賊団:何故か(2年前の姿で)登場。屈辱を晴らすべく麦わらの一味を襲う。
- フォクシー海賊団:ローとキャベツの助太刀を受けて麦わらの一味にデービーバックファイトを申し込む。
- 茶ひげ:「エピソードオブエース」に登場。白ひげの縄張りを荒らし、エースとマルコに退治される。「ひげ情報」に詳しい。ワニは嫌い。
- カリブー海賊団:ヤリスギ隊から盗んだ海軍の軍艦で凪の帯に入り、アマゾン・リリーを襲撃するがたまたま漂着したゾロにボコボコにやられる。
- 深手の・アルビオン&リップ・"サービス"・ドゥティ:誰が覚えてるんだこんなの。ニセ麦わらの一味に騙された腹いせに、ドリップを襲撃する。
- 蟹手のジャイロ:誰が覚えてるんだこんなのアゲイン!クライガナ島を誰の縄張りなのかも知らずにアジトにしようとした運の無いかませ犬。
- 新魚人海賊団:浦島太郎パロ回に登場。本編でどこ行ったか忘れられていたバンダー・デッケンと一緒に捕まっていたが、再びE・Sを手に入れ脱獄する。なおE・Sは4粒しか無かったのでダルマとかは見捨てられた。
- ワダツミ:夏休み回に登場。ダイオウイカに別荘が荒らされ、退治してくれた麦わらの一味と一緒にバーベキューを行った。
その他独立勢力
- アイン:元々は映画『ONE PIECE FILM Z』のキャラ。Z幼稚園創立の為、モドモドの実の能力で多くのキャラを園児化させた。12の倍数でしか若返らせないのでローは2歳児にされた。
- ジェルマ66:ナミを攫うためサニー号に不法侵入した。往生際の悪いイチジ&ニジ&ヨンジは四つ子を利用してサンジに変装した(が体格差でバレバレ)。見境ない行動には父と姉も呆れていた。
- エネル:心綱(マントラ)を乱してあんな情けない顔をしないように自信を成長しルフィに再戦(リターンマッチ)をするが、下品な技でいきなり情けない顔をする。実は「ローグタウンの奇跡の稲妻」の正体でもある。
- ネコマムシ:マルコをパイナップルと勘違いした。
- 雷ぞう:忍者教室の講師。キシモトどのなる人物を恐れている。
余談
なお安藤氏は6巻でSBS恒例の主要キャラが全員性転換したアレをやろうとしたらしいが、流石にボツを喰らったとぶっちゃけている。諦めきれなかったのか、カバーを外すと…。
関連タグ
ONEPIECE:ゾロは「オネピエッチェ」と誤読していた。
オネガイシマス海賊団!!!:ネタにされたYouTuber