概要
尾田栄一郎の代表作である『ONEPIECE』を原作とする短編漫画、およびその主人公の名前。その名の通り、原作の登場人物であるトニートニー・チョッパーをはじめ麦わらの一味が所謂スターシステム形式で登場している。
『ONEPIECE』の公式ガイドブックである『ONEPIECE BLUE』にて掲載されたおまけ4コマ漫画を皮切りに、後に『麦わら劇場』第1話として3ページの漫画が描き下ろされた。アニメ化もされ、2011~2014年には『最強ジャンプ』で武井宏文(尾田の兄弟弟子である『シャーマンキング』武井宏之の実弟)による漫画版も連載された。
ルフィことジャイアントルフィボンバーを除いた初期主要キャラが登場する着ぐるみショーも存在する。
『ワンピースパーティー』6巻では『YELLOW』掲載元祖チョッパーマンの正式な続編が描かれており、尾田先生自らフランキーとブルックに当たるキャラを描きおろしている他、既存のキャラも2部仕様のデザインで登場した。
主な登場人物
≪チョッパーマンと愉快な仲間たち≫
“正義の味方”*チョッパーマン(CV:大谷育江)
本作品の主人公で、「可愛さ」を武器に悪と戦う正義のヒーロー。得意技は、その可愛さを全面に発する「キューンスパーク」で、大抵の敵はこれで目をハートにして戦意を喪失する。たまに通用しない相手も現れるが、そのときは怒りの暴力「チョッパーバイオレンス」でタコ殴りにするらしい。
基本的に思考は幼く、オモチャや巨大ロボに目がない。
そげキングから貰ったCと書かれた「チョッパーマント」で空を飛ぶ。また、原作と異なり人獣以外の形態には変身しない。『ワンパ』では第2部仕様のため怪物強化に変身しており、本編とは異なりこの形態でも顔は可愛い。
“可憐なる助手”ナミフィア(CV:岡村明美)
本作品のヒロインで、チョッパーマンの助手。緑色のレディーススーツに眼鏡、インカムを着用している。
チョッパーマンの任務と家計を管理する。仕事は真面目だが、お金に目がなくちゃっかりしている。アニメ版では若干キツめな性格としても描かれているが、彼の土壇場には自ら宝石のコレクションを売ってルフィボンバーを買い戻したことも。
“秘密兵器巨大ロボ”ジャイアントルフィボンバー(CV:田中真弓)
ウソダバダが開発した全長50mの巨大ロボット。舵輪に手足を生やしたような形状。搭乗型ロボットだが自分の意志を持っており、座右の銘は「我が道を行く」。
ウソダバ団に攫われた(?)チョッパーマンが興味を持ち、声をかけたことをキッカケに打ち解け友達となり、そのまま搭乗した彼と共にウソダバ団のアジトを破壊した。その後はチョッパーマン基地に招かれるも、ナミフィアに売り飛ばされた。後のフジテレビ特番内で放送されたオリジナルアニメで買い戻され復活。フランガシャーンと対決した。
≪ウソダバ団≫
“悪の権化”Dr.ウソダバダ(CV:山口勝平)
世界征服を企むマッドサイエンティストにして、悪の秘密組織「ウソダバ団」を率いる総帥。手下となるロボットから怪人、怪獣までなんでも作れる高い技術の持ち主だが、一癖も二癖もある周囲に振り回されて忙しなくツッコミを入れる苦労人。
“お花怪人”ロビフラワン(CV:山口由里子)
組織の幹部「ウソダバ団三悪人」の紅一点である六本腕の悪女怪人。冷静沈着かつ真面目だが、ときには上司のウソダバダに棘のある発言をすることも。三悪人の中では比較的マトモな人物だが、チョッパーマンのキューンスパークを最大の弱点としており、毎度目をハートにして卒倒してしまう。
“おにぎり怪人”ゾロギラー(CV:中井和哉)
「ウソダバ団三悪人」の一人であるおにぎり頭の怪人。粗暴かつ不真面目な性格。一応剣士ではあるようだが、本編のように三刀流ではないようで、一振りの大きな刀を背中に背負っている。おにぎりが好物らしく、相手がおにぎりを持ってないと「今度から持っとけ!!!」と怒る。
“エロ海獣”サンジロプス(CV:平田広明)
「ウソダバ団三悪人」の一人(一頭?)である怪獣…というか見た目は怪獣の着ぐるみを来たいつものサンジ。いつもエロイ事しか考えていないが本人は否定している。女好きだが男には容赦しない。本編以上にヘビースモーカーで、とある1コマでは口に三本も煙草を咥えていることも。
“巨大ロボ”フランガシャーン(CV:矢尾一樹)
フジテレビ特番で登場したアニメオリジナルキャラクター。元々は『ONEPIECE YELLOW』のおまけ漫画『SPACE TIME』に登場したキャラクターである(シャクレてはいない)。チョッパーマンに奪われたルフィボンバーに代わる新たな巨大ロボとしてウソダバダによって開発された。ルフィボンバーと同じく搭乗が可能で自我を持っている。ガラが悪い。口癖は「ん~…サイバー!!!」。
B・B、ブラックブルック
漫画本編に登場。落ちぶれたウソダバダを拾った。本編と違い生身の人間(生前の姿に近い)だが骸骨柄の服を着ている。
手下たち
ウソダバダの手下たち。特にモデルのいない本作オリジナルキャラクターでもある。
いずれも灰色のタイツとマスク、オレンジ色のグローブとブーツを着用している。額には番号が振られており、作中では逆三角体型の24番、まるまると太った38番、ガリガリに痩せ細った51番が登場。チョッパーマンを誘き出すためナミフィアを誘拐してくるよう命令されるもチョッパーマン本人を連れてきてしまい、さらにはお茶でもてなすなどしている。
『ワンパ』ではキッド、キラー、ロー、シャチ、ペンギンもモブ戦闘員として登場している。