概要
尾田栄一郎の代表作である『ONEPIECE』を原作とする短編漫画。
主人公の麦わらの一味が所謂スターシステム形式で登場する『麦わら劇場』の第5話。『ONE PIECE YELLOW』に収録済み。
本作では、掲載当時のメンバーであるルフィからロビンまでの面々が、伝説上の怪物として登場している。…一名は最初から怪物な気もするが。
舞台は様々な怪物たちがのんびり仲良く暮らす村「モンストン」。
しかしその日はなぜか皆「めずらしいもの」を捜すことに躍起になっていた。一体その理由は…?
主な登場人物
“ドラゴン”ルギャオ(CV:田中真弓)
麦わら帽子をかぶったピンク色の龍。怒ると火を噴く。
「幻の魚」を求めて釣りをしていた。
“ケンタウロス”ウソッパカ(CV:山口勝平)
弓矢を持った半人半馬の怪物。
ルギャオの頭に生える「幻の角」を狙っていた。
“クラーケン(大ダコ)”チョパーケン(CV:大谷育江)
巨大なタコの怪物。
海底に沈む「幻の財宝」を探していたが、ルギャオの甘い釣り餌(チョコレート)に釣られてしまった。
“人魚”ストロナミー(CV:岡村明美)
「幻の財宝」を獲ろうとするチョパーケンを叱りに陸に現れた人魚。
美人だが、巨体のチョパーケンが「コワッ」と漏らすほど圧がスゴイ。
“河童”サンザラー(CV:平田広明)
ストロナミーを追って同じく陸に現れた河童。
「河童」のくせに海に棲んでいる。また背中には巨大な瓢箪酒を背負っている。
“ミノタウロス”ゾロミルク(CV:中井和哉)
三本の金棒を携えた半人半牛の怪物。なぜかホルスタイン柄。
陸に現れたサンザラーの頭に乗った「幻の皿」を奪おうとするが、逆に自身の金棒が「幻の逸品」だと目を付けられる。
“ゴーゴン”ロデューサ(CV:山口由里子)
直接目を合わせた相手を石に変えてしまうため、常にサングラスをかけている。
怪物たちの中で唯一めずらしいもの探しをしておらず、逆に幻の品に拘るルギャオたちを「貴方達自身が幻獣」だと至極真っ当な言葉で叱責。しかし、彼らのもの探しの理由が先日「幻のイヤリング」を無くし泣いていたロデューサを元気付けようとしたためだと明かされ、感激のあまりサングラスがはずれたことに気付かず…
伏線?
本編には奇しくも、一味が作中で演じた怪物に関連深いキャラクターたちが登場している。
一味のメンバー | 演じた怪物 | 関連人物 |
---|---|---|
ルフィ | ドラゴン | モンキー・D・ドラゴン、光月モモの助 |
ゾロ | ミノタウロス | ドルトン、ミノタウロス(獄卒獣) |
ナミ | 人魚 | 人魚族 |
ウソップ | ケンタウロス | フランキー、茶ひげ一味、スピード |
サンジ | 河童 | 河松 |
チョッパー | クラーケン | スルメ |
ロビン | ゴーゴン | ボア・ハンコック、ボア・サンダーソニア、ボア・マリーゴールド |