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概要編集

尾田栄一郎の代表作である『ONEPIECE』を原作とする短編漫画。麦わらの一味が所謂スターシステム形式で登場している。


架空の極道組織の抗争劇を描いた作品で、タイトルや登場人物(男性陣)たちの広島弁風の喋り口調から元ネタは『仁義なき戦い』シリーズであるとおもわれるが、キャラクターの名前や世界観としてはイタリアンマフィアを彷彿とさせる。


麦わら劇場』の一作品として掲載され、後に同じく描き下ろされた他の短編漫画と共にアニメ化された。


主な登場人物編集

≪ルフィオーネファミリー≫編集

ドン・ルフィオーネ(CV:田中真弓)編集

島(縄張り)と肉の独占を狙うルフィオーネファミリーの首領(ドン)。常に葉巻を吸っているのは「シャバの空気を吸いたくないから」とのこと(でもむせてる)。敵対勢力であるサンジーノ、ゾロシアとの全面戦争を勝ち抜きとうとう島の掌握に成功するが、一人で食べる肉が非常にまずく、本当は自身が何を求めていたのかを悟り戦争で散った敵味方たちの墓前で後悔の涙を流すことになる。


ツヤツヤの黒髪オールバックや高級感ある黒コートを羽織った姿は、何処と無く本編のクロコダイルを連想させる。


ウソトゥーヤ(CV:山口勝平)編集

ルフィオーネの構成員。抗争の一番手としてゾロシアにけしかけるも銃撃戦に敗れ“討死”する。本編の狙撃手としての彼を考えると想像だにしない結末である。


≪サンジーノファミリー≫編集

ドン・サンジーノ(CV:平田広明)編集

サンジーノファミリーの首領。諸事情により完全なオールバックに出来ないことをルフィオーネに嘲笑されている。ゾロシアの構成員・ナミモーレに(文字通り)ハートを射抜かれ“昇天”した。


チョパリーニ(CV:大谷育江)編集

サンジーノの構成員。抗争の二番手としてルフィオーネにけしかけるも銃撃戦に敗れ“討死”する。中の人は何気に本編のサンジーノの幼少期を演じた経歴を持つ。アニメ版での彼の可愛らしい広島弁は必聴の価値あり。


≪ゾロシアファミリー≫編集

ドン・ゾロシア(CV:中井和哉)編集

ゾロシアファミリーの首領。ルフィオーネとサンジーノの口論に割って入り、何故か蚊帳の外だった彼が三派閥による全面戦争を宣言している。ナミモーレによってサンジーノが解体され、残るルフィオーネをもうひとりの構成員ロビータをけしかけようとするも裏切られ、相討ちにより“まさか味方が死”を遂げる。


ナミモーレ(CV:岡村明美)編集

ゾロシアの構成員。ゾロシアの命令でサンジーノを殺害するまでは良かったが、自身もサンジーノの金庫に収められた大金でテンションが上がり、そのまま“幸せ死”した。…どこまでもブレない。


ロビータ(CV:山口由里子)編集

ゾロシアの構成員。サンジーノが崩壊した好機にこのままルフィオーネも始末しようとするゾロシアに彼を殺すよう命令されるも「興味ないわ」と言って反旗を翻す。ゾロシアを撃ち殺すも、自身も彼の銃弾を受けてしまい、そのまま“こんなつもりじゃなかった死”してしまう。


≪その他≫編集

モアイ編集

冒頭に登場するヒマを持て余したイースター島モアイ像。これまでのルフィオーネたちの抗争劇はすべて彼の夢の中の出来事であり、これを聞いた登場人物たち(普段クールなロビータ含む)からキレッキレの総ツッコミを受けた。


余談編集

上述通り、女性以外の登場キャラクターたちの喋り口調が広島弁になっている本作だが、後の本編本当に広島弁を喋るキャラが登場している。

(付け加えるなら、本作の題材元作品主人公がモデルのキャラでもある。)


更に第2部ではとうとう広島弁口調の女性キャラまで登場している。ただし、両者ともにマフィア(反社会的勢力)とは真逆の治安維持団体の関係者である。


関連タグ編集

ONEPIECE 麦わら劇場

麦わらの一味 パロディ スターシステム

マフィア ヤクザ 極道

仁義なき戦い ゴッドファーザー


阿部寛…『世にも奇妙な物語』の本作コラボエピソード『ゴムゴムの男』でヤクザの主人公・鬼頭役で出演。

ガル(宇宙戦隊キュウレンジャー)…ゾロシアと同じく、広島弁をしゃべる中井和哉キャラ。

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