「俺はラッキーについていくガル!」
「覚悟しんさいやァ!」
プロフィール
出身 | オオカミ座系の星 |
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年齢 | 35歳(地球人換算) |
誕生日 | 9月6日 |
星座 | ???(作中世界では何座なのか判明していないが、我々の世界では乙女座になる) |
血液型 | O型 |
一人称 | 俺 |
CV | 中井和哉 |
スーツアクター | 竹内康博 |
テーマソング | なし |
概要
(本人曰く「こう見えて」)オオカミ座系出身の獣人で、オオカミブルーの変身者。
銀髪と右が青で左が赤のオッドアイが特徴。
短気だが、一方で気弱な部分もある。
最初は故郷のものと思しき民族衣装を着ていたが、リベリオン加入後は上着だけキュウレンジャーのジャケットに着替えている。
何故か口調は広島弁風な喋りで語尾に時々「~ガル」を付ける。
Space.1にてラッキーが惑星ジャグジャグに墜落した際、最初に出会ったキュータマの所有者。因みに思い出の品かお守りなのか胸に下げていた。
かつてジャークマターの襲撃から自分の惑星を守るために戦うも最終的に仲間も故郷も全て失ってしまい、絶望から戦う気力と誇りを無くしていた。
「戦ったわ!戦って死んだんだ!」
その為ラッキー達と出会った当初はキュータマも光らなかったが、ラッキーと浜辺でぶつかり合った時に拳と共に叱咤激励を受ける。
「よっしゃラッキー!お前、俺と戦えて運がいいな。俺はお前より強い!つまり、お前より先には死なねぇ!俺が一緒に戦ってやる!だからお前は、思う存分戦えよ!」
「絶対置き去りにはしないから、もう失う恐怖に怯えるな」…そう諭すラッキーとキュウレンジャー達の奮戦を目にしたことでオオカミキュータマに再び灯るガルの闘志。
「戦いてえ…!戦って、ジャークマターをぶっ潰しちゃる!」
そしてついに彼もオオカミブルーにスターチェンジを果たし、ジャークマターの一部隊を壊滅後ラッキーと共にリベリオンに加入した。
ガル本人について語るべき事はSpace.1で全て語り尽くしてしまったため、以降は過去が語られる事がほとんど無く、他のメンバーとの関わりを通してガルの人となりが掘り下げられた。
その結果、全編を通して良く言えば他のメンバーを引き立てる名バイプレイヤーとして、悪く言えば掘り下げに乏しいキャラクターとして描かれている。
人間関係
ラッキー大好きガルさん
事実上の同期であることや上記の経緯から、ラッキーに対する信頼はメンバーの中でも特に厚く、実はメンバー勢ぞろいやラッキーと一緒に出撃する時の見栄を切るカットでは高確率で彼の傍に陣取っているなど、見事なまでの忠犬(忠狼?)ぶりを発揮している。
- Space.5
エリードロン撃破後にキュウレンジャーが9人揃って、本格的にジャークマターとの戦闘が可能になった際にラッキーが「まずはチキュウの解放からだ、ここから始めようぜ。ジャークマターとの戦いを」と提案した際には、「俺はラッキーに従うガル」と賛同した。
- Space.6
「キュウレンジャーのリーダーを誰にするか」という話題になった際、真っ先にラッキーを推薦していた。
- Space.12
前回(Space.11)の戦闘で度重なる不運に見舞われた上、イカーゲンに尽く圧倒され自信喪失となったラッキーにSpace.1のお返しと言わんばかりにパンチを喰らわせ「お前が俺に火をつけた!だからお前には、戦い続ける責任があるんじゃあ!!」、「俺達は、お前の運を信じ続ける!だからもう一度、お前の運を試してみんかい!!」と闘魂注入。再起したラッキーが機転によってイカーゲンの超視力を封殺した時には「やっぱりお前は…俺の惚れた男じゃけえ!」と感激していた。
- Space.14
今度は逆に自らの存在意義を無くし自信を喪失してしまうも、ラッキーに自身が言った上記のセリフをそのまま返される形で励まされ再び立ち直る。
ここからラッキーとは『宇宙一幸運な男とそれに幸運をもたらすお守り』という関係から似たもの同士かつお互いを支え合う『相棒』のような間柄になっていることが分かる。
- Space.36
ラッキーが「シーザーが唯一の友達」と発言したことがやけに引っかかっており、後に「(不安そうな声で)俺は何じゃ?」と聞くが、すぐにラッキーから「頼れる仲間だ!」と返答をもらった途端に上機嫌となった。
かつて自身を『お守り』というアイテムとして認識していたが故の反応と言える。
- Space.37
前話にてラッキーが惑星カイエンの王子と判明。
ラッキーの育ての親でもある爺やが「ささっ、家来の皆頭が高いぞ!」と言った際、約二名以外が「ははーっ!」と様々な形で頭を下げたが、その時のガルは正に王を称える民衆と言わんばかりのポーズを取っていた。
- Space.Final
最終決戦から2年後、仲間たちが宇宙大統領に再就任したり、先生になるべく大学で勉強をしたり、キュウレンジャーの司令官に就任したりとそれぞれの道を突き進む中、ガルはラッキーと共に小型宇宙船に二人乗りして宇宙を旅していた。
……が、Space.1よろしく惑星チキュウにラッキー共々墜落。
偶然にもスパーダのレストラン近くに不時着したため、先に集まっていたメンバーと思わぬ形で再会することとなった。
「なーにがよっしゃラッキーだガル!」
- 劇場版「ゲース・インダベーの逆襲」
序盤(ケルベロスストーン捜索の段階)でラッキーと行動を共にしており、何とキュータマの力でラッキー専用バイクに変化している。
バイクになってしまったことに戸惑うこともなく、迷わずラッキーを乗せ走り出すあたり流石はガルと言うべきか。
- Vシネマ
『VSスペース・スクワッド』では当然ながらラッキー達ハミィを擁護する側についている。
そしてなんと結婚し、一児の父となっていた。
相手は犬耳を生やしたヒューマノイド型の女性であり、子供は自分とそっくりの青い子犬のような姿をしている。
住居はかつて身を寄せていたジャグジャグに構えている。
その他の人間関係
スペシャルムービー第3話では似たような過去を持つチャンプと意気投合する姿が描かれており、後に「チャンプの旦那」と呼ぶようになった。
Space.34にて訳あってチャンプがヤギュウジュウベエに変装した際は、他のメンバーにバレバレな中で一人だけ全く変装に気づかず(小太郎にも「ガル…バカなの?」と言われてしまった)、チャンプが正体を明かした際には非常に驚いていた。
その後の戦闘でチャンプが再び暴走しかけた際には「俺を騙したお返しだ!」と称してドロップキックをお見舞いして暴走を食い止めた。
余談だが、ガルとチャンプにはキュウレンジャーのメンバーなのに自分のキャラソンがないという共通点もある。
Space.6におけるリーダー選出の時に張り合った仲で「運に頼ってばかりじゃない」とラッキーに対して不満を抱いていた彼女と口論になった。
また(偶然その場に居合わせたショウ司令以外では)唯一ハミィのラッキーに対する嫉妬心を打ち明けられている。
基本的に息を合わせていたが内心では「不真面目な奴」と不満を抱えていたらしく、バランスからも「短慮な奴」と思われていた。
Space.16でスコルピオの攻撃でチャンプが倒されたのをきっかけに一時的に険悪になり、続くSpace.17での戦闘で吹っ飛ばされた先のゴミ捨て場でだらける彼に腹を立て、「ゴミと一緒に回収されちまえ!」と罵倒していた(この時狼だけあって、鼻がいいので洗濯バサミで鼻を摘んでいた)。
しかしバランスがだらけたフリをして密かにダイカーン・シャイドスの情報を集めていたと知り、その後の一戦を期に互いの長所や潜在能力を目にした事で仲直りし関係も良好になった。
Space.34で暴走しかけたヤギュウジュウベエ…もといチャンプを止めた際にチャンプの(アントン博士の件も含めた)苦悩を聞かされた後、スティンガーの必死の説得に「…ってチャンプの旦那に伝えてくれ」と付け加えた。
なおチャンプが正体を明かした際にガルは「じゃあ…気づいてなかったのは俺とスティンガーだけか?」と困惑したが、スティンガーは他メンバー同様最初から気づいていた為「一緒にすんな」と切り捨てられ、地味にショックを受けていた。
後に「チャンプが今後暴走するかもしれない」という秘密を三人だけで一時共有していた。
- その他
Space.18でスペース・スクワッド次元の地球に不時着した際、デカピンクにボス=ドギー・クルーガーとデカグリーンにその親戚と間違われ、「俺に親戚なんかおらん!」とすぐさま否定。
その後不法入国容疑でしょっ引かれ、デカベースでボス本人に出会うとハミィに「ガルのお兄さん!?」と驚かれ、はずみで「兄貴ー!」と歓喜の声を上げて抱きついてすぐさま「何やらすんじゃ!」とノリツッコミを入れていた(ボスはボスで「弟が世話になってます」と便乗し、直後にノリツッコミしている)。
しかしこの流れ、一族郎党と死に別れた彼がやると微妙に笑えない…
備考
デザインは漫画家の久正人。
担当声優の中井は『炎神戦隊ゴーオンジャー』のヒラメキメデス以来、9年ぶりのシリーズ出演となる。
獣人が変身する戦隊ブルーは前作のジュウオウシャーク/セラの直前例があるが、人間態の無い戦隊ブルーとして考えるとガルが初になる(獣人に限定しなければ人間体の無いブルーの前例は一応あるのだが、どれも番外戦士であり、やはり初期メンバーとして人間態を持たないブルーはそれまで居なかった)。
Space.2で出身を紹介した時ハミィに「見ればわかるでしょ」と突っ込まれていたが、過去にオオイヌ座かリョウケン座出身に間違えられた事があったのかもしれない(実際に何度か狼ではなく犬と扱われたこともある)。
関連タグ
戦隊内
ブルーン:人間態を持たない戦隊ブルーの後輩。ただし、こちらは機械生命体。と言ってもガルは『自称アイテム』を名乗っていたのでその点では無機物同士とも言えるが…。
アイム・ド・ファミーユ・・・・同じく敵組織に星を滅ぼされ同胞を失ったという点が同じ。
特捜戦隊デカレンジャー:声を当てる中井氏が過去準レギュラー出演した戦隊で、アリエナイザーのイーガロイドと開発モデルとなったゲド星人ウニーガを演じた。ちなみにこちらには青い狼男ならぬ犬男が番外戦士におり、コラボ回では容姿が似ていることからの兄弟ネタがあった。
スーパーヒーロータイム
次狼(仮面ライダーキバ):こちらも敵勢力に一族を滅ぼされて、一人生き残った青い狼男。
プリキュアスーパー戦隊シリーズ
ウルフルン(スマイルプリキュア!):同局の青の狼男。但しこちらは敵幹部。
剣城あきら/キュアショコラ、立神あおい/キュアジェラート:同局の同年の1時間違いの世界の主人公と親しいイヌ科戦士と青の獣モチーフ戦士。ラッキーとはモチーフとイメージカラーを合わせた形になっており、立場が逆転している。
ユニ/ブルーキャット/キュアコスモ:同局の1時間違いの世界の青いプリキュアに変身して戦う獣人型宇宙人。故郷を敵組織に滅ぼされた点も共通。但しこちらは狼では無く猫。
その他
ロロノア・ゾロ、タゴマ:同社の裏番組と30分違いの世界の同じ声の戦士。うち前者はキュウレン放送当時は別行動で出番は少なかった。
ガオモン:『デジモンセイバーズ』に登場した中の人繋がりであり、青いイヌ科動物繋がり。
アンゴラモン:『デジモンゴーストゲーム』に登場した中の人繋がり。ただし同じ声をしたガオモンと違いこちらはウサギ。
クール(真・女神転生デビルチルドレン):主人公チームの狼系繋がり。変身(正しくは進化)したり、同胞を敵勢力の手で失ったなどの共通点もある。