「聞こえたぞ…!我に対する反抗は罪なり!」
「我は弱くて影に潜んでいたのではない。効率が良いからそうしていただけだ。さぁ、諦めて降伏しろ!」
データ
役職 | ダイカーン(チキュウ担当) |
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出身 | 惑星ピーポー(ヤマネコ座系) |
身長 | 189cm(ヒカエオロー時:43.5m) |
体重 | 170kg(ヒカエオロー時:391.0t) |
装備 | オサキマックロー |
分類 | 影宇宙人 |
CV | 上田燿司 |
スーツアクター | 村岡弘之 |
概要
惑星チキュウへ複数人常駐しているダイカーンの1人で、ヤマネコ座系惑星・ピーポー出身のダイカーン。闇討ちとかくれんぼが大好きな、宇宙の日陰者。
その名の通り影の様な暗い色合いの体色で、マッチョ体形にシルクハットと大きな胸襟の付いた様な恰好をしている。
頭部の帽子の様な器官はピーポー星人特有の『シークヘッド』で、これによりあらゆる人や物へ生じる影と影の間を素早く行き来する能力を持つ。
そして、シャイドス自身は常に住民の影に潜みその行動を監視、住人が怠けや反抗的な態度等を見せたら影より瞬時に飛び出して折檻し、その地区の住人達をどこから来るのかわからない不安と恐怖へと苛ませる。戦闘でもこれを応用、動き回る敵の死角に来た影から飛び出し両手の鉤爪『オサキマックロー』で引っ掻くヒットアンドアウェイ戦法、通称“見えない攻撃”を得意とする。
一人称は『我』で、余裕と落ち着きを持った様な口ぶりで話す。しかし、能力の特性上自身の悪口を吐いた奴へ即座かつ安全にやり返せる為か、挑発へ対する煽り耐性は低い(おまけに地獄耳)。
キョダインロウは右腰の突起へ括り付けている。
モライマーズを中心とした自身の管理する支配地区をドームで隔離(ドーム内では外部との通信も途絶してしまう)し、その中では人工太陽が東から西へ下っても、またすぐに東から昇ってしまい常に影が出来る環境を作り上げている。彼の管理するドーム内の空間では、モライマーズ上空の暗闇に人工太陽が隠れる2時間を除く22時間が昼間となる。
当初これは、昼間を延長して住民へ労働を強制し、睡眠不足で苦しめる圧政の為の措置だと思われていた。
しかし後に、上述の影の能力を活かす為のやり方でもあった事が判明する。
太陽が天頂部に達する2時間は、光源が真上にあり影が小さくなる時間でもある。自分の能力を制限するその時間を封じる為、無理矢理夜の時間へと変えていたのだ。
ある目撃証言によると、シャイドスの見えない攻撃による周辺への被害がまるでポルターガイスト現象の様だったと言う。
活躍
自身を討伐する為、カメレオンボイジャーの地中潜行でドーム内に侵入したキュウレンジャー5人(ラッキー・ガル・バランス・ハミィ・ラプター283)が労働の為に現れた住人と接触。そこで自身の圧政に嫌悪感を示し悪口を吐いたラッキーに憤慨して交戦、自身の見えない攻撃で一方的に5人を圧倒し遠くへ吹っ飛ばす(※特にラッキーは吹っ飛ばした先でも悪口を言い続けたのでその都度別の場所へ吹っ飛ばした)。
その後暫くしてバラバラになっていたキュウレンジャーは合流、更にその途中でバランスが街の監視カメラより得た映像より見えない攻撃の正体を推測する。
そして、推測を確実な物とする為にガルの提案でバランス以外の4人が開けた場所へ移動、低レベルな悪口を言いまくる事でシャイドスを誘き出す作戦を実行。これにまんまと乗せられ見えない攻撃を4人へ連発したシャイドスは、それを傍らに潜んでいたバランスに解析され攻撃のカラクリを見破られてしまう。
それでも自身の優勢は揺らがないと言わんばかりに見えない攻撃を続けてキュウレンジャーを圧倒するが、その最中ショウ司令/リュウコマンダーが直接持って来たヒカリキュータマを受け取って使いシシレッドがチェンジしたタイヨウシシレッドにより状況は逆転。彼がワシピンクに抱えられて空中で激しく光り輝いた事で地面の影が消失、他のキュウレンジャーの前へ燻り出されて反撃を受けてしまう。
更に直後、レッドの光を浴びてエキサイト状態となったテンビンゴールドから激しいパンチのラッシュを貰った挙句近くの建物へ叩き付けられてしまう。そして勢いが収まらないゴールドは空中のレッドを捕まえてジャイアントスイングの要領で近くにあったモライマーズに投擲。そうして内部に突入したレッドが暴れ回った事でモライマーズは内部から崩壊、それによってドームも消滅してしまった。
この状況を認められないシャイドスは半ばヤケクソ気味で再度キュウレンジャーに襲い掛かるが、今度はヒカリキュータマのもう一つの力でレッドがチェンジしたシシレッドムーンが登場。それの力によってクールな立ち振る舞いとなったオオカミブルーのスマートな攻撃を受けてしまう。
そして、直後にレッドからムーン・タイヨウクラッシュを喰らい「よせ!やめなシャ~イ!!」と叫びつつ敗北。
直後にヒカエオローを果たし巨大化するが、丁度コマンダーも自分が乗って来たリュウボイジャーを地中から引っ張り出したのでそこへブルーとゴールドが自分達のキュウボイジャーを召喚し合体、リュウテイオーを完成させる。
それと対峙・交戦した物の、影に隠れての不意打ち戦法に頼っていたシャイドスが正面切っての戦いに勝てる訳が無く、ブルー・ゴールドが操作するリュウテイオーの両腕の連撃をなすがままに喰らってしまう。
最後はリュウテイオーメテオブレイクを喰らい「影に隠れるの忘れてた~っ!シャイなら!!」と断末魔を叫んで爆散した。
余談
モチーフは、人間の影に似た謎の存在が現れる現象シャドーピープル。その動きは非常に素早く、写真や動画では残像の様な形でしか映らないとされている。
また、目撃証言内で挙げられているポルターガイスト現象は、この存在が出現する際の予兆として起こるとも言われている。
名前の由来は英語で「影」を意味する「shadow」と共に恥ずかしがり屋な人の事を指す「シャイ」も取られていると思われる。
なお、ヤマネコ座出身である為か、胸部分が猫の顔に見えるというお遊びも仕込まれている。
声を演じる上田氏は過去に『パワーレンジャー・サムライ』にてメンター・ジイの吹替を担当した事があり、今回が本家スーパー戦隊シリーズ初出演となる(特撮自体は『仮面ライダー鎧武』のデュデュオンシュ役で出演済み)。
また、2年後の1時間前のプリキュアでギャルの一つ目科学者のお目付役の猫執事を演じる事になる。
スーツはSpace.40に登場したカシオペア座系カロー・グローブンに改造された。
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オモテウリャー:体格やシルクハットのある頭部等、シルエットが似ている戦隊怪人。