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「ヒカエオロ~!」


概要編集

宇宙幕府ジャークマターダイカーンカローが所有する権威の証。


表面にジャークマターの紋章が刻まれた印籠であり、ダイカーン以上の階級を持つ者のみが所持する事を許され、身体のどこかに付けている。


本作における巨大化用アイテムでもあり、生体感知がこの印籠から行われ、所有者が印籠にデータとしてインプットされたダメージ許容量を超えると巨大化する仕組みが施されている。


所有者が倒された、或いは大ダメージを受けた際、所有者の任務続行アラートを生態感知し、印籠が自動的に砕け散り、内部に蓄えられたエネルギーが解放され、所有者の肉体をバイオ蘇生して巨大化させる。


但し、印籠を所有者諸共撃破されてしまうと巨大化を行う事ができない。


この他にも通信会話、モライマーズロボを遠隔操作する端末機能も備えている。


ダイカーンやカロー以上の階級であるフクショーグンは右肩(龍(ケートス)を象った黄金の肩当て)に付け、自分の意思で自由自在に巨大化できる他、印籠が破壊される事はない。


組織の頂点であるショーグンのドン・アルマゲは自力でヒカエオロー(巨大化)ができる上、エネルギーを注ぎ込む事で他者(フクショーグン)を再生巨大化させる、自身の分身を作成して他者に憑りつかせ操る能力も行使できる。


上記の事実から考えれば、本来はアルマゲの固有能力を解析したアントン博士が機械的に再現し、汎用装備に昇華したのが同アイテムのルーツと推測される。


技術開発の過程で無数の人体実験を繰り返した事が想像されるが、「その検体の生き残りがフクショーグンの前身ではないか」という説も生まれてくる。


実際にヒカエオローも効かない致命傷を受けても手術で記憶と人格を含め、ほぼ完全な状態で生き返る、不気味な程に強固なフクショーグン達の蘇生バックアップ体制を裏返せば、運用側のアントン博士が個々のパーソナルデータを完璧に再生させれるまでフクショーグンを使役・修復の繰り返しで長期間運用していたという推測を導ける。


そうして得られた莫大なデータの蓄積によって巨大化できる物は持ち主の身体だけでなく、装備(※ 最大で人間大サイズの搭乗型ロボット)まで巨大化する事を可能にしている。


更にキョダインロウの仮想データをツヨインダベー牛型汎用破壊兵器ゼロ号といった量産戦力にもインプットし、侵略作戦などの現場状況に応じて即席の巨大戦力に転用させる戦術も編み出されている。



そして結局、アルマゲの最終目的はヒカエオロー=エネルギーを自在に制御出来る能力を宇宙全土規模に拡張させる事だったとも言える。キョダインロウ一つで蘇生・相似巨大化するのが所有者のみであるなら、より多くのエネルギーを貯蓄・充填出来れば戦力の無尽蔵生産等といった応用にも発展可能なのがオリジナル元のアルマゲが披露した能力からも分かるも、肝心の“エネルギーを常に必要量以上確保する手段”は流石にアルマゲ個人も持っておらず、それをアントン博士に造らせたモライマーズで宇宙中の惑星からプラネジュームを強奪するやり方で賄っていたのが、最初期のジャークマターの組織方針だった説も出て来る。


しかし、常にプラネジュームを集め続けて所有者の生命代謝を半永久化し不死身の身体とするホウオウキュータマの力を持った鳳ツルギの存在を知ったアルマゲは、如何なる犠牲を払ってでも彼を自身に取り込む事を目論み出す。そして物語終盤、ジャークマターの全てを切り捨てる代償を払いつつ遂にツルギへ憑依する事に成功するや、自身の能力とホウオウキュータマを掛け合わせて“無尽蔵のエネルギーを自由自在に操る能力”を獲得。それを用いる事で宇宙全土の生命をプラネジューム(エネルギー)化して我が身に吸収する方法で支配する力を持った存在へと進化を遂げた。



なお、ジャークマター及びアルマゲが滅んだ後、敵対していたリベリオンもツルギに宿ったホウオウキュータマを参考に、キョダインロウと同じく『貯蓄したエネルギーを自在に操作する』特性を持ったネオキュータマを復興目的で開発・製造するに至っている。


関連タグ編集

宇宙戦隊キュウレンジャー 宇宙幕府ジャークマター ダイカーン カロー フクショーグン 巨大化


ドン・アルマゲ:ジャークマターのショーグンであり、同アイテムの巨大化能力のオリジナル元と推測される。

スーパー戦隊の敵巨大化の系譜

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