概要
17世紀末に考案された新入りで、オオヤマネコがモチーフ。
高くあがってくれる上にオリオン座に匹敵する広さがあるが、明るい星がなくてこれといって目立つ形をしているわけでもないため地味なやつ。設定したヘヴェリウス自身も「山猫みたいな視力がなきゃ難しいかもね」とコメントしており、実際尻尾の先の3等星以外は全部4等星。現代の街中だと3等星がギリギリくらいらしいので、よほどの視力がなきゃ観測が難しいのは確かだ。
ちなみに1等星を100とした場合、3等星の明るさはたった16%分で、4等星は約6%と更に半分以下。
2等星でさえ一等星の4割程度しかなく、5等星は2.5%、6等星に至っては1%くらい。夜空にうまく見つけられれば、そんな中から山猫を見出だしたヘヴェリウスの創意工夫と想像力を味わえるかもしれない。