「いずれカローとなる偉大なダイカーン、オメーガ様の立派な石像を造るガ~!!」
「こんな顔になっちまったなぁ…。なあ、ぶっちゃけ前の顔とどっちがいいガ?」
データ
役職 | ダイカーン(リュウコツ座系キール担当) |
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出身 | 惑星ヂントゾー(チョウコクグ座系) |
身長 | 186cm(ヒカエオロー時:42.8m) |
体重 | 201kg(ヒカエオロー時:462.3t) |
装備 | メーガトンパンチ |
分類 | 岩石宇宙人 |
CV | 飯島肇 |
スーツアクター | 伊藤茂騎 |
概要
リュウコツ座星系・惑星キールを支配するチョウコクグ座系惑星ヂントゾー出身のダイカーン。パンチとヘッドバット戦法を好む、宇宙の石頭。
その全身は岩石で出来ており、まず胴体部とほぼ同じサイズをしたデカい顔面が目に付く。更によく見ると両肩や手も同じ様な顔面で、それらが遺跡の柱を思わせる下半身の上へ乗っかったかの様な外見をしている他、左肩から生えた蔦がポイント。『~ガ』が口癖。
当初はヂントゾー星人特有の一重まぶた(※どちらかと言えば特徴だが)による悪そうな眼付きの細目だったが、登場して早々キュウレンジャーによってパッチリ眼の二重まぶたに変えられた。この一重まぶたはヂントゾー星人が強い戦士である事を示す顔のチャームポイントであるらしく、本人はこの変化を余り気に入っていなかった。
自己顕示欲と出世欲があり、支配した住民を扱き使って自身の権威を示す為の石像を彫らせる圧政を行っていた。当人はいずれカローの位を得る目標を持っていたが、それは無情にもショーグンへの下剋上を企む男により踏み躙られてしまった。
戦闘では全身岩石の体を生かし、両腕の『メーガトンパンチ』による肉弾戦を得意としており、ロケットパンチも使える。
キョダインロウは右腰に下げている。
ある目撃証言によると、オメーガの独り言は自身の身体中にある顔達と相談している様にしか見えないと言う。
活躍
ジャークマター本国が繰り出した無数のモライマーズがチキュウへ迫る中、アルゴ船の復活を急ぐキュウレンジャーがキールへ来訪。程無くインダベーと共に住民を扱き使っていた所をラッキー・ハミィ・スパーダに見付かって交戦するが、そこでカメレオングリーンが使ったチョウコクグキュータマ(※出身星系の力を宿している)の力で顔の一重まぶたを削られ二重にされてしまう。更にその勢いからシシレッドに「ぶった斬ってやる!」と脅されたので、「お前らガ、許さないガ~!」と捨て台詞を吐いて堪らず逃走。
その後は森の中で二重まぶたにされた自身の顔について配下のインダベー達へ質問していたが、そこへアルゴ船を手に入れるべく単身キールへ赴いたスコルピオが接触。その彼に従う形で森の精霊・エリスと会話していたキュウレンジャーと対峙する。そして直後にスコルピオがエリスよりリュウコツキュータマを奪取した為それを取り返そうとするキュウレンジャーと交戦、スコルピオが単身レッドと戦う一方オメーガはグリーンに加えテンビンゴールド・ヘビツカイシルバー・カジキイエローの4人を相手取る。
だが程無くして、レッド以外のキュウレンジャーを引き離そうとするスコルピオに毒を打ち込まれ、意識を失い狂暴化し、両目も赤く変色。『この星の住民を皆殺しにしろ』と言う命令を受けてスコルピオの元を離れインダベーと共に住民へ襲い掛かるが、それを追い掛けてきたゴールド・シルバー・グリーン・イエローと再戦。
インダベーを片付けられた後、『じゃんけん』の要領でグリーンにカニキュータマのハサミで捕まれても力任せに破るが、イエローが使ったタテキュータマの障壁に跳ね返されて怯んでしまう。
そして直後に、4人からオールスタークラッシュを喰らい「ギョイサァ~~!!」と叫んで敗北(その直後にキールの住民を扱き使って作らせていた自身の石像もヒビが入って壊れた)。
だが程無くヒカエオローを果たし巨大化、4人の元へレッドも駆け付けたのでそれが繰り出したキュウレンオーと対峙。一刻も早くスコルピオを追う為に焦る相手へ格闘やメーガトンパンチを浴びせて圧倒する。
だが、なりふり構っていられないレッドがコクピット内でヒカリキュータマを使用、タイヨウシシレッドとなって発した光を浴びたゴールドとシルバーがエキサイト。彼等の操作で放たれたキュウレンオーのジャンプ両足連続キックを喰らって押され、モライマーズの傍へ追い込まれてしまう。
最後はそこへキュウレンオーメテオブレイクを喰らい、「ギョォォイサァァァッ!!」と言う断末魔を残し背後のモライマーズ諸共爆散した。
余談
モチーフは、メキシコ最古の古代文明・オルメカ文明の遺物である巨石人頭像。この石像の顔立ちはアフリカ系人種(ネグロイド)の特徴を強く持っており、アフリカとは大西洋に隔てられたメキシコでは本来造られる事が無いとされる事からオーパーツの一種としても扱われている。