ワンゼ
わんぜ
「ワンゼだよーん! マッドなマッドな ワンゼだよーん!!!」
世界政府配下の諜報機関「サイファーポール」の一つ、CP7所属の格闘家。
タテに突き出た両目、出っ歯で頬には渦巻き模様、「だよーん!」という口癖……とどこからどう見てもギャグキャラにしか見えないが、自称「お料理格闘家・マッドなワンゼ」とのことで、ラーメン拳法なる拳法の使い手。あと「CP7のエース」とも自称している。
……ただしその戦い方は練り上げると金属並みの固さになる小麦粉を口の中に入れ、鼻から出して生成し、「麺を自在に操る拳法」と言いつつ平然と凶器(包丁)を使ったり、挙げ句その凶器に猛毒まで仕込んだりとあまりにマッドな邪拳であった。
いつも他人を小バカにしたような態度を取るが、サンジのぐるぐる眉毛を見過ぎて勝手に目を回すマヌケな性格。
肝っ玉は小さいがその独特な顔立ち故に外からはわかりづらく、フランキーやサンジの攻撃にも顔色ひとつ変えない余裕を見せたかと思いきや、「死ぬかと思った」とメチャクチャビビっていた模様。しかも2回披露している。
こんな奴でもそれなりの実力はあるのか、ニコ・ロビンを護送する海列車に配属され、給仕長を務めていた。
そこへやって来たそげキング&サンジ&フランキーに対して脈絡もなく
「おっすお前達!!ハラ減ってる!!? おれは給仕長だからなんでも作れるよ」
そう言ったそばからリクエストを聞くでもなく「ラーメンにする!? じゃラーメンにするけど、その前に知っといてほしい豆知識があるんだよね」とラーメンを作り始めたが、この時「おれの鼻毛は網目状になってるってことね!!」と大量の小麦粉を口に放り込むや、鼻から麺を出す下品な特技を披露(おまけに指がスープに入ってる)。
状況が状況なので、こんな奴の相手などしてられるかと先を急ぐサンジ達だったが、流石にそのまま見過ごすはずもなく、「この先に進みたければおれを倒せ」と立ちはだかり戦闘開始。当初は押され気味だったものの、「麺ズ正装スーツ」を装備してからは形勢が逆転、吐血するほどのダメージを負わせる。
ところが「ここが給仕室で、敵が"食材"なら話は別だ」と巧みな包丁捌きでスーツを解体され、ついでに顔面をボコボコに蹴られ一時的に微妙なハンサムに骨格整形された。
この時には 「おれの歯と眼を引っ込ませやがったな~!!」「ふざけるな貴様!おれの個性を返せ~!」 と大泣きしていたため、あの顔が気に入っていたようである。
※実際美形は無個性な顔とされる
しかし戦意は保っており、意地でも通してたまるかと"裏秘伝"の毒庖丁を取り出し斬りかかろうとしたが、ロビンを侮辱したこと・食べ物を粗末にしたこと・そのようなことをしておいて自身の目の前で料理人を名乗ったことの三点で怒りに火が点いていたサンジの「三点切分(デクパージュ)」で強烈な3発の蹴りを浴びてKO。その際元の顔に戻った。
コイツの立ち振舞いを見るに、食べ物も調理場も粗末に扱うような奴が「料理人」を名乗る資格などないということなのだろう。
以降の動向は不明だが、アニメでは敗北後に通路上にいたためロブ・ルッチに蹴飛ばされるシーンがある。
映画『ONE PIECE FILM GOLD』にて、グラン・テゾーロの観覧車で個性的な容姿の女性にプロポーズしている姿が登場する。
- 拉麺ビーム(ラーメンビーム)
鼻から麺を手裏剣のように飛ばす。合金並みかはともかく壁(木製)に突き刺さる程度の威力はあり、直撃すれば無事では済まない。
鍛えぬいた麺で作り上げたパワードスーツを装備。曰く「食べられる夢の戦闘服」。
ふざけた外見に反して防御力は高く、大量の麺が衝撃を吸収するだけでなく、下手に突っ込むと手足が挟まって抜けなくなるため、徒手空拳の相手にはめっぽう強い。ついでにアームを増やしたり伸ばしたりといった芸当も可能。
こ*のアーム・麺ズ拳(フィスト)を武器に、パンチ攻撃の「豚骨スパンク」、「腕」を増やして連続パンチを食らわせる「複麺スパンク」、両腕を波打たせるようにして挟み込む「ラーメンギョーザセットクラッピング」、ボデイプレスで相手を押し潰す「麺魂(メンソウル)プレス」、ひたすら両腕を振り回す「千麺ムチ」、両足を伸ばして攻撃する「麺杭ノッカー」と様々な攻撃を繰り出した。
ちなみに麺ズ拳はサンジの包丁捌きによって普通の生麺にされた。
曰く「1.4mmパスタ(フェデリーニ)」……ラーメンじゃなかったっけ?
- 麺切り炎包丁(めんぎりファイアースケート)
ローラースケート型の丸い包丁。切った部分は摩擦熱で発火する。
金属製の鍋をぶった切るほどの切れ味がある。
- 裏秘伝「麺切り毒庖丁」
曲りなりにワンゼ自身も「料理人(?)」でありながら、あろうことか「調理器具」である包丁に毒を仕込み、「拳法の秘伝」と言いながら凶器に頼る体たらく。「裏」秘伝というだけあって邪道の極み。
- 包丁投げ
読んで字のごとし。「包丁は人を斬るものではない」といった趣旨の台詞をキメたサンジに対して包丁を手裏剣の如く投げつけた。
ちなみにアニメ版では「所詮食い物をオモチャにするような三流料理人(コック)とはいえ…… 庖丁の手入れだけは褒めてやるか」と唯一評価していたが、直後にこれが飛んできたので「目(ウイユ)」からの顔面キックコースを浴びせられた。
尾田栄一郎の元アシスタントである安藤英の『ワンピースパーティー』ではなぜか第1話にていきなり登場。鼻でモンブランを作る新芸や月歩を見せ、ルフィから勧誘されていた。
仮にも原作で仲間を侮辱した奴なのだが、それを知ってるのだろうかここのルフィ。
ちなみに、食材を使う技はウソップも行っているが、ウソップの場合は(ワンゼと違って)あくまで困難を打破するための手段として食材を使っており、決して食材を粗末に扱っているわけではなかったのでサンジから怒られることはなかった。
第108巻のSBSにて原作第1089話の黄猿やその他の海兵がラーメンを食べている場面に対する「このラーメンを作ったのはワンゼですよね?」という質問が来た。当然彼が作ったものではなく、『冬料理のコマッコフ』と言う人物が作ったものだった。
ONEPIECE エニエス・ロビー サイファーポール CP7
シャーロット・クラッカー、シャーロット・カタクリ、シュトロイゼン、シャーロット・ペロスペロー:いずれも食材に関係した能力者。ワンゼ自身は非能力者。
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