曖昧さ回避
- 「小さな進歩」といった意味の熟語で、基本的には「日進月歩」の形で使われる。読みはげっぽ。
- 漫画『ONEPIECE』における体術「六式」の一つ。読み方はげっぽう。当記事にて解説する。
- 漫画『月のお気に召すまま』の登場人物である、滝島月と主人公・亀井歩のカップリングタグ。名前の読みは「るな」と「あゆむ」なので、るなあゆと読む所か。
概要
「剃」「嵐脚」を可能とする強靭な脚力により得られる空中の二段ジャンプであり、空気そのものを蹴ることで足場とする。これを連続して使用することで空中を高速移動することが可能となり、極端な巨体のフクロウや豹化して常人の倍以上の体躯となったロブ・ルッチなどでも空気を蹴り続けることで空中に留まることができる。
この能力を使用することにより、足場が無い更地においても三次元駆動が可能となり、戦闘に多様性が増す。
単なる跳躍力も尋常ではない(作中では月歩の使用者は普通に50m以上跳躍している)のだが、月歩の最大の利点は本来身動きの取れない空中での方向転換にある。即ち、高所から転落した場合においても空気を蹴ることで元の位置に戻ってくることができる。そのため、悪魔の実の能力者が月歩を覚えれば、「船の上での戦いで海に転落して溺死」という能力者最大のデメリットを防ぐこともできる(まあ気絶するか足が折れれば意味がないが)。
また、2年間の修行期間中、カマバッカ王国のキャンディちゃんたちから逃げ惑う内にサンジが「空中歩行(スカイウォーク)」を会得(ロビンも初めて目にした時は「あれはCP9の…」と驚いていた)。更に水中ではより抵抗が大きくなった(水の抵抗は大気の12倍)ことで俊敏に移動する「海歩行(ブルーウォーク)」を使えるようになった。後者はトラファルガー・ローの力でナミの肉体に入った際にも使用できているので、本人はやらないと思うが努力と根性次第で使えるようになる可能性がある。
主人公であるモンキー・D・ルフィもギア4「筋肉風船」の力で使用できるようになった。
アニメでは『"3D2Y"エースの死を越えて!ルフィ仲間との誓い』でバーンディ・ワールドが使用していた。
情報通揃いのビッグ・マム海賊団の一部所属者は、サンジが空中歩行で移動しているのを目撃した際、「月歩を使えること自体はそれ程珍しくない」ととれるような発言をしつつ、すぐに追跡していたことから、何名か月歩そのものか対抗技を体得していると思われる(もっとも、ビッグ・マム海賊団は、同様の空中移動技能を発揮できる月の獅子に精通しているので、そちらからヒントを得た可能性もある)。