「チャパパパパー!! おれは噂が大好き “音無しのフクロウ”」
概要
世界政府の諜報機関「サイファーポール」のひとつCP9のメンバー。
チャックの着いた大きな口と「チャパパパ」という笑い声が特徴的で、フランキーからもチャパパだのガマ口だの呼ばれた。
後に判明した好物もチャパティであった。チャパパパパー!!
プロフィール
本名 | フクロウ |
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異名 | 音無しのフクロウ |
年齢 | 29歳→31歳 |
身長 | 331cm |
所属 | CP9諜報部員→CP-0諜報部員 |
覇気 | 武装色、見聞色 |
武術 | 六式 |
道力 | 800 (2年前) |
出身地 | 偉大なる航路 |
誕生日 | 6月29日 (フクロウ=296) |
星座 | かに座 |
血液型 | S型 |
好物 | チャパティ |
初登場 | 単行本39巻 第375話『エニエス・ロビーの超人達』 |
CV | 渡辺久美子 |
戦闘能力
非能力者で武器も使わないが、徒手空拳でも十分に強い。
覇気
基本的な2種類の覇気(武装色・見聞色)を修得している。六式は覇気の修業と類似した鍛錬により実現するとされている。
六式
六式をすべてマスターしており、その力は800道力。
※道力→ライフルを装備した海兵一人分の強さを10道力とした単位。要するにコイツは海兵80人分。
630道力のカリファの約1.27倍になる。ちなみに500道力もあれば十分超人らしい。
CP9随一の体格にものを言わせたパワー重視の戦法が主体であり、こういうタイプは「パワーが凄い分守りやスピードが弱点」となりがちだが、六式によって防御面や機動力も申し分なくマルチに対処可能。
ただし「鉄塊」で直接防御するよりも「剃」や「紙絵」で攻撃をかわし、直後の隙をついて反撃する方が得意で、攻撃技も「剃」を使って擬似的に分身しながら連続パンチを繰り出したり、その「剃」や「月歩」の勢いを利用した突進攻撃を繰り出したりと「剃」の扱いに秀でている模様。
そのため「おれは六式"剃"の達人 目にも止まらぬスピードに加え、その立ち回りは獲物を狩る梟のように音も無く、完璧な暗殺を実行するのだ 標的は殺される瞬間までおれの姿を見る事はできない」などと自称している。
また戦闘には直接関係が無いが、「手合(てあわせ)」という、六式を利用して相手の強さ(道力)を測定する技を持っている。
技
- 手合(てあわせ)
六式を利用した「遊技」。相手の攻撃を受け止め、その威力などから相手の体技のレベルを『道力』という単位で測定・指数化する。
ちなみに”手合”で測定できるのはあくまで素の体技のレベルのみであり、悪魔の実の能力や武器などを所持している場合、その数値は絶対的なものではなくなる。
フクロウ本人は『800道力』とCP9の実働メンバーの中ではカリファに次ぐワースト2(スパンダムも含めば3位)だが、スパンダムによれば「道力500もあれば充分超人」らしいので十分こいつも化け物クラスの力を持っている。
トップ3のロブ・ルッチ、カク、ジャブラは全員が2000道力超えとかなりハイレベル。ちなみにその下はブルーノの820道力とかなり差が開くこととなる。
中でもルッチの記録した『4000道力』は史上最高値だったとの事だが、ネコネコの実・モデル“豹(レオパルド)”の能力を入れればさらに上がると思われる。
なお見聞色の覇気を強化すると相手の強さを推し量れるようにもなるため、この技に関してはそれを応用したものとも考えられるが、関連性については不明。
- 獣厳(ジュゴン)
六式の一つ「指銃」の速度で繰り出される鉄拳。物理攻撃に滅法強いフランキーをよろめかせるくらいの威力はある。
また「剃」を利用して相手を取り囲むように動き、四方八方から殴りかかる奥義”梟叩き(フクロだたき)”という技もある。『ドラゴンボール』の「残像拳」やエンポリオ・イワンコフの「GANMEN残像(ガ・ン・メ・ン スペクトラム)」と同じ要領。
- 鉄塊玉(てっかいだま)
「剃」で勢いをつけ、そのスピードのまま体を回転させながら「鉄塊」を発動し突撃する。
後に登場したルフィの”ゴムゴムの巨人のJET砲弾(ギガントジェットシェル)”によく似ている。
- 紙絵 ”軟泥(スライム)”
体をスライムのようにぐりゃりと曲げて相手の攻撃を回避する「紙絵」。
劇中で登場した数少ない純粋な「紙絵」の派生技(ルッチの「紙絵武身」は名前にこそ「紙絵」とついているが、あくまで”生命帰還”が大元)。
性格
通り名から想像できるようなものとは真逆のお喋りで、悪気は無いのだが機密情報も平気で他者に口走ってしまうアホ。口のチャックはその悪癖を抑えるために付けさせられたものらしい。
…が、自分でチャックを開けてペラペラしゃべってしまうため意味がない。またノリの軽い性格でお調子者なため、他のメンバーに軽率さを諫められることがある。
こんな具合でギャグキャラのような男だが、政府のアサシンである以上「任務のためなら殺しも躊躇わない」非情さを持っている事も忘れずに。
活躍
エニエス・ロビー編にて初登場。
帰ってきたCP9達の実力を「六式遊戯 手合」で測った後に麦わらの一味らと邂逅する。橋を越えて渡ってきた一味に、CP9がそれぞれ海楼石の手錠の鍵を持っている旨を伝えた後に逃走。そのままフランキーと対決することとなる。
コーラを補給するために給仕室へ向かっていたところに立ちはだかり交戦していたが、その勢いですぐ隣の給仕室へ転がり込んだ(直後にチョッパーとクマドリもなだれ込んだが、クマドリは冷蔵庫に閉じ込められる羽目に)。
そしてフランキーとチョッパーのやり取りを聞いていたがしびれを切らして襲いかかり、「梟叩き」でラッシュをかける。これによってようやくコーラが必要だと理解したチョッパーは冷蔵庫からドリンクを渡すのだが……。
- 1回目→野菜ジュース。「新鮮一番お野菜パンチ」で小突かれるが表情ひとつ変えずに「獣厳」で吹っ飛ばした。
- 2回目→茶。フランキーは見事なノリツッコミをかますが、なぜか手出しせず。
3回目でようやくコーラを手に入れたフランキーにも「コーラを飲んだからってどうなるもんじゃなし」と完全に油断しており、結果ノーガードで「ストロングハンマー」を食らいダウンした。
だが意識を取り戻すと「フランキーデストロイ砲」から逃げながら「鉄塊玉」で反撃、海に落として優勢に立つ。しかしストロング右で足を掴まれ、振り落とすこともできずに片足の月歩で体勢を維持する羽目に。そこでフクロウは再度鉄塊玉を仕掛け、トドメを刺そうとするが……
フランキーケンタウロスで両足を押さえられた上に風来砲で勢いを相殺され、最終的には最大出力の風来砲で空中から地面に叩きつけられKOとなった。おそらくフランキーの駄目押しの一発を喰らっている模様。
その後しばらくは大の字で地面にめり込んで意識不明に陥っていたが、扉絵連載にてブルーノと合流して難を逃れたことが明らかになった。
その後、エニエス・ロビー陥落などの全ての責任を上司のスパンダムになすりつけられ、現在は政府に追われる身になった。
2年後ではカク、カリファ、ブルーノが名誉を回復してCP-0に所属となり、彼やクマドリも同様に復職したようで、1083話では行動を共にしていた。
関連タグ
スパンダム ロブ・ルッチ カク ジャブラ ブルーノ クマドリ カリファ
戦桃丸→口が軽い・政府側の人物・大柄な巨漢といった点で共通。ただしこちらは海軍所属。