「どうぞ? 鍵ならご自由に持っていらして」
「──女だなんて思わなくて結構…そんな甘い世界を生きてはいないわ」
「綺麗でしょ? 私が触ったあらゆる物は美しい光沢を得る」
「つやつやのお肌にしてあげるわ 体の隅から隅までね」
概要
世界政府付属機関である諜報機関サイファーポールに所属する諜報部員。
2年前は“CP9”の紅一点であり、ウォーターセブンに社長秘書として5年間潜入する任務に就いていた。
2年後の新世界編では復帰、同僚と揃って“CP-0”となっている。
眼鏡と金髪が特徴の美女で、大胆にも露出させた胸元や美脚など、同性のナミですら危うくトキメキかけた程のセクシーな悩殺ボディと衣装を持ち、標的の男性を誘惑する足組みなどの仕草を繰り出す所も抜りなく、色仕掛けを生業とする女スパイとしては非常に優秀な人物である。
諜報員という職業柄か、本作の女性の中でもアダルティックな魅力がふんだんに発揮されているキャラクターの一人で、下述する「人物」から作中の妖艶さを紹介していく。
プロフィール
本名 | カリファ |
---|---|
年齢 | 25歳→27歳 |
身長 | 185cm |
3サイズ | B93cm(Gカップ)、W61cm、H92cm |
所属 | CP9諜報部員 → CP-0諜報部員 |
悪魔の実 | アワアワの実(超人系) |
覇気 | 武装色、見聞色 |
武術 | 六式 |
道力 | 630(2年前) |
出身地 | 偉大なる航路 |
誕生日 | 4月23日(秘書の日) |
星座 | おうし座 |
血液型 | XF型 |
好物 | ラム肉のピリ辛炒め |
初登場 | 単行本34巻 第323話『「水の都」ウォーターセブン』 |
CV | 進藤尚美 |
人物
容姿
身長185cmの長身美女で、金髪のロングヘアをオールバックにした髪型をしている。
アイスバーグの秘書を務めていたガレーラカンパニー時代は、キャリアウーマン風の服装とミニスカが標準衣装で、女性の素肌に免疫がないパウリーからはよく赤面で注意されていた。
CP9
CP9としての正体を表してからは彼女の悩殺ボディの本領発揮。
サイファーポール特有の黒装束を着用するが、網繊維で覆われた豊満な胸の谷間をざっくり開けてアピールし、女スパイや殺し屋を思わせる黄色い柄と肌を引き立たせるスリットの入った超ミニスカートが目を引く誘惑的な衣服を着ている。
肌の露出面積が最も多く、黒い衣装ゆえに色白の美肌への視線が特に集まる下半身に網タイツ(絶対領域が発生するガーターストッキングに近い物)を履いた色気漂うセクシーな美脚が大きな特徴で、座る際の癖なのか必ず足を組む艶かしい仕草が作中の座る場面にて強調されており、組んだ太ももの扇情的な肉感や着用するスリットから肌がチラ見えする効果も働き、誘ってると思える程の魅惑的な網タイツの色気によって、大変目のヤリ場に困るエロティック溢れる脚線美となっている。
あまりの美脚に目が行きがちだが、他にスリーサイズが判明している登場人物(ナミ、ロビン、ハンコック)の中では1番の巨尻であり、『エピソードオブメリー』ではナミに敗北し倒れる際、一瞬だが尻が服に収まりきらずハミ出ていた。
また、戦闘では主に美脚を利用した攻撃が多く、尻がギリギリ収まる程度のミニスカで蹴りまくる為かなり見えそう。ちなみに色は黒。
ちなみに、身に付けている眼鏡やイヤリング、着用する網繊維は原作とアニメとでなぜか彩色が異なるが、どちらもセクシーな雰囲気には変わりない。
お色気描写
「さァ… 私の体の どこに隠したかしら」
「探してみて?」
当然誘惑や色仕掛けに特化しており、原作42巻402話におけるサンジの「鍵はどこにある?」という質問に対し上記のセリフを口にし、色っぽい胸元の谷間や艶かしく足を組んで網タイツの太ももをアップさせ、最後に魅惑的な表情で見つめるというオトナのお色気全開のハニートラップシーンは必見(公式のデジタルカラー版は特に)。
CP9の任務外報告
エニエス・ロビー編以降は、麦わらの一味との戦いの結末(後述)での裸姿の上にジャブラの上着を着たり、有名ブランドであるクリミナルのシャツにジーンズ姿、美脚引き立つ知的で上品な衣装などを着用する場面が確認できる。
新世界編
CP9の黒装束はそのまま白色に変わり、肩にコートを羽織っている。胸元と美脚を露出させた網繊維の装いは変わらず2年前と同様色気に満ちている。
FILM RED
着用するワンピースは肩を露出させたオフショルダー風の衣装に変化している。胸の谷間に挟むように紫色のネクタイを締め、胸元や美脚を覆っていた網タイツは素肌の色に近いベージュタイツへ変わって白いブーツを履いており、脚の露出度は減ってしまったものの2年前とは違った色気を纏っているのが特徴で、雰囲気がより上品かつセクシーに仕上がっている。
性格
冷静沈着で忠実に職務をこなす。潜入先のウォーターセブンでは、常に上司の先の先の決定を読んで行動する優秀な秘書としてアイスバーグから非常に信頼されていた(というか驚かれていた)。「できる事なら貴方を傷つけることなく、この街を思い出にしたかった」と正体を明かした際にアイスバーグに告げるなど街やアイスバーグとのスパイ活動ゆえの交流に多少の情はあった模様。そして余りにも優秀過ぎたからか、カリファの離脱後のアイスバーグは後任選びに苦慮させられることとなった。
反面、不快なもの(特にスパンダム)に対しては慇懃無礼な態度となり、「セクハラです」「無礼者」などの罵詈雑言を連呼するようになる。
相手からのセクハラを嫌うもののそこは女スパイらしく、上述した自身の容姿の“エロさ”をしっかりと自覚した上で全く恥じらうことなく堂々と武器にしているようで、自らを「暗躍機関の殺し屋」と称し、妖艶な容姿から繰り出す色仕掛けと六式を用いて相手を冷徹に始末することを心掛けている模様。
仕事のできるキャリアウーマンとして一見何もかもが完璧そうであるが、初登場時は怒らせると見境のない一面があったり、暴走したチョッパーを見てナミが動物系の能力者と勘違いしたりと、割と天然な性格である所も魅力的である。
戦闘能力
悪魔の実
体を擦り立てる事で泡を生み出し、その泡を自在に操る事ができる「石鹸人間」。
発生した泡は触れたものを極端なまでに磨き上げ、ほぼ無摩擦の状態にしてしまう。さらに人間がこの泡に触れるとその個所から力を削ぎ落とされ、手に受ければ物を持つことも、足に受ければ立ち上がる事も困難になってしまう。もちろん「石鹸」の能力である以上、汚れを落とす事は得意中の得意。扉絵シリーズではルッチの医療費を稼ぐために街の清掃業者に協力、その能力を存分に振るって大活躍したようだ。
ナミとの戦闘中に優雅に入浴するなど、彼女はこの能力をいたく気に入っている模様。
全身に泡をまとい、それを本物の石鹸のように固形化させることで相手の攻撃を防御する事もできる。その防御力は高く、落雷をも完璧に凌ぎ切る絶縁効果も持つ。ただし、この防御能力を発動している間はその場から動く事ができない。
アワアワの能力は全て水によって洗い流す事ができる。たとえ全身をツルツルにされてしまっても、頭から水をかぶれば全て元通りになる。また、体に泡が付着しているだけなら、その泡を払拭してしまえばやはり能力の影響は消える。カリファ本人の攻撃によって泡ごと吹っ飛ばされた場合でも、その勢いで泡が飛び散ってしまえば能力の影響は消える(代わりに強烈なダメージを受ける羽目になるが)。
なお、能力名自体は自分が紹介する前にナミに意図せず言い当てられた。図星を突かれたカリファが狼狽えたのは言うまでもない。
作中の描写から「羊」をイメージした能力と思われる。
基礎戦闘力
CP9の中では戦闘力は低い方(道力の数値だけで判断するならスパンダムを除けば最下位)ではあるが「六式」はしっかりマスターしており、フクロウの測定によれば道力は630と、充分に超人の域に達している。戦闘では特に美しい脚による蹴りから繰り出される「嵐脚」や「月歩」に「剃」などの脚技をよく使用する。
当初は茨のように鋭い棘が無数に生えた鞭を多用していたが、悪魔の実を食べてからはその能力をメインにした戦法を取るようになり、これを境に前述の鞭は使わなくなった。
攻撃面は申し分ない強さだが、防御面(耐久力)に関しては、以前より強化された天候棒(クリマ・タクト)の攻撃(電気泡(サンダーボール))一発を受けて気絶寸前の状態まで陥っている。
六式の防御技である鉄塊を一切使用していない為、いまいち不明瞭ではある。(ちなみに鉄塊使用時には胸は揺れないらしい)
技
- イバラロード
「月歩」で空中を跳ねまわりつつ茨の鞭を振り回す。
並みの海賊では敵わないガレーラカンパニーの船大工たちを一掃する程度には強力な技。能力者になる前に使用していた技で、当然アワアワの実とは一切関係なく使える。しかし能力を手にしたカリファは、ナミとの戦いでは鞭を使わなかった為、鞭と能力の併用が披露される事は無かった。
- 泡使い(バブルマスター)
能力によって発生させた泡を自在に操る。
バスタブ一杯分の泡を一度に取り纏めることが可能。
- 石鹸羊(ソープ・シープ)
全身に大量の泡を纏い、羊のような姿になる。
わざわざ羊の角のように腕を丸めて構えたり、一見ふざけたような外見だが、次に繰り出す技の下準備となっており、泡の塊を拡散させて飛ばす”羊雲 リラックス泡(アワー)”や、大量の泡を津波のように相手にけしかける”羊雲 大津波(タイダル・ウェイブ)”などの技に繋ぐ。これらの技に巻き込まれると、泡の付着した個所から力が抜け、動きを制限されてしまう。泡を洗い流す、吹き飛ばすなどすれば効果は無くなる。
- ゴールデン泡(アワー)
相手の体を手で直接擦り、汚れと一緒に力を削ぎ落とす。
カリファに触れられた個所は一切の角質が失われ、まるで下手なガラス人形のような光沢と曲線を得る。また、質感も異様につるつるしており、受けた部位によっては物を持ったり立ち上がったりすることさえ難しくなる。しかし水を浴びると石鹸の能力が洗い流され、全て元通りとなる。
- しなる指銃 ”鞭”(ウィップ)
「指銃」の派生技の一つ。
「しなる指銃」という別名の通り、腕を大きくしならせながら放つことで相手に軌道を読ませない。
活躍
サバイバルの海 超新星編
ウォーターセブン編
同僚数人と共にウォーターセブンで5年間の諜報活動を行った末、古代兵器の設計図とニコ・ロビン、フランキーの身柄を手に入れ、エニエス・ロビーに帰還した。
エニエス・ロビー編
上司のスパンダムから支給された悪魔の実を食べて能力者となる。
「幸先悪いわね」
司法の塔ではロビン奪還のため乗り込んできたサンジと最初は紅茶(ティー)タイムと称したお茶会という形で対峙。理性を保とうとするサンジに対し、胸元や組んだ美脚などの扇情的な誘惑を仕掛ける。当然だがタガが外れたサンジは恥も外聞も無く飛び込んでくるが、カリファは容赦なく蹴り飛ばして立場をわからせ、ロビンへの想いで正気に戻ったサンジとやっとのことで戦闘へと突入(サンジは既に彼女の紅茶を3杯も頂いており、状況を間違いなく堪能していた)。
蹴り技を主体に攻撃を繰り広げるも身体能力の差で実力的には及ばなかったが、サンジが女を攻撃できないことで彼を痛めつけ、ゴールデン泡(アワー)を繰り出し勝利に貢献する。
その後、後からやって来たナミと対戦。自慢の蹴りとアワアワの実の能力で圧倒し優勢となるが、蜃気楼を利用した技に翻弄されガードすらできず無防備のまま電気泡(サンダーボール)が直撃していまい、甲高い声で絶叫。一気にナミが形勢逆転し、最終的には電気槍=テンポ(サンダーランステンポ)がカリファの腹部を容赦無く貫通。電気泡たった一発で限界に近いカリファにとって絶大な威力を誇る電気槍=テンポを耐えられるはずもなく、2度の電撃により全身黒焦げになり、口から大量の煙を吐き出したまま白目を剥いて気絶し敗北。そこで鍵を持っていないか散々探し回られる際に服を全部引っぺがされ、少年誌で描けないような場所に隠していたそれを引っ張り出されてしまう。
CP9の任務外報告
麦わらの一味がエニエス・ロビーを脱出した後も全裸のまま気絶していたが、バスターコールに際しブルーノの作った亜空間に逃げ込み難を逃れる。
その際、最初は布で肌を隠していたが、エニエス・ロビーを出る時にジャブラから上着を貸してもらっていた。
エニエス・ロビー陥落などの全ての責任を上司のスパンダムになすりつけられ、政府に追われる立場となった。
ルフィとの戦いで重傷を負ったルッチを春の島セントポプラに搬送した際には、町をアワアワの実で清掃活動を行い、治療費を稼いだ。ルッチの治療中、クマドリと買い出しに行っており、その際喫煙もしていた。
ルッチが目覚めて退院した後、みんなでボウリングを楽しんでいたが、セントポプラをキャンディー海賊団が襲撃すると、みんなで返り討ちにした。海賊相手とはいえやり過ぎたことで街に居られないとセントポプラから出ようとした際、一人の小さな女の子からお礼に一輪の花を受け取る。
その後、奪った海賊団の船で故郷を訪れ、そこに自分達を追って来た海軍本部大佐ベリーグッド率いる海兵・役人達を返り討ちにし、故郷に女の子から受け取った花を植えたから奪った海軍の船でどこかに旅立った。
最後の海 新世界編
世界会議編
CP-0に昇格し、世界会議中に再登場する。仲間達と共に革命軍の軍隊長達と海軍大将達の戦いを遠方から観察していた。その後はネフェルタリ・ビビを上からの命令で拘束し、「“失踪”扱いになり誰かに飼われる」とビビの行く末を淡々と語っていたが、“何か”を見てパニックになったワポルが乱入してきた事でビビを取り逃がしてしまう。
劇場版
FILM RED
ブルーノと共に、物語の舞台が新世界に移行してからは初の登場。
作中では明言されなかったがルッチやカクのように失態を不問とされたらしくCP-0の一員として復帰した。
世界政府の人間として、エレジアで開催されたウタのライブを会場外から偵察。五老星や海軍本部ら島外の仲間への状況報告を行った。
余談
- キャラクター性
容姿で述べた通りそのあまりのエロさから、騎士道を志すサンジが理性を通り越して胸や太ももへのボディタッチを試みた数少ない女性である。無理もない。
格好や仕草から技まで一々エロいためか、当然ながらそっち方面の需要が高い。
- 血縁者?
原作の392話、スパンダインの初登場シーンにてどことなくカリファに雰囲気が似た、メガネをかけた男性のCP9メンバーが登場している。
劇中では特に目立った活躍は無く、名前すら出てこなかった(後にラスキーという名であることが判明)彼だが、実はカリファの父であるという裏設定が存在している。この事については特に劇中で明言されたわけでもなく、元々作者本人もあくまで裏設定としてしか考えておらず、当時の担当にしか明かしていなかったが、その後SBSに届いた質問を切っ掛けに設定を公表した。
原作1100話、バーソロミュー・くまの回想シーンにて、アルファというCP8所属の女性が登場。名前や見た目などカリファに似ていることから彼女の姉妹ではないかと読者から推察されたが、案の定SBSにてカリファの妹であることが判明。しかし、一般的な姉妹関係とは異なり、諜報部員である以上、「“情”はこの世界で弱点になるから」という理由で、ほとんど家族らしい繋がりは無いと作者は明言している。
- キャラソン
2022年現在、2年前のCP9で唯一キャラソンを出している。
関連イラスト
関連タグ
ラスキー:父
アルファ:妹
イリーナ・イェラビッチ:同じジャンプ作品で、金髪、殺し屋、ハニートラップの名手繋がり。