概要
息子同様に出世欲と権力欲、そして己の保身のことしか頭にない俗物であり、世界政府が掲げる正義の名のもとにどんな非道な行為も平然と行う卑劣漢(アニメ版ではサカズキが独断で避難船を吹き飛ばした事には流石にドン引きしていたが)。それでも息子と比べれば全体的にまだマシな方ではあるが。
権力に関しては息子と違い本物。スパンダムの強権はあくまでスパンダイン由来とされているが、スパンダインは彼個人に権力があると作者も明言している(後に病に陥り権力が弱まるとも解説されている)。世界政府における現在の立場は不明だが、天竜人直属の役人であるCP-0の長官人事すらスパンダインが握っている事から、世界政府でも相当高い地位にいるらしい。
しかし戦闘慣れしていないのか背広を撃ち抜かれただけで慌てふためくなど、こちらも息子同様戦闘力はそれほど高くない模様。
ニコ・ロビンにとっては、考古学の聖地にして自身の故郷でもある島「オハラ」を滅ぼした因縁ある男であり、22年前当時、オハラは極秘裏に「歴史の本文(ポーネグリフ)」の研究を行っていることを突き止め、それを五老星に報告した。
プロフィール
主な活躍
オハラではクローバー博士をはじめとした考古学者達の身柄を拘束し、五老星の命令で海軍本部大将センゴク(当時)から預かっていたゴールデン電伝虫を使ってバスターコールを発動し、オハラの存在を世界から抹消した。
この時、当時8歳だったニコ・ロビンが密かにオハラから脱出するところを目撃したがクザンの邪魔が入ったために取り逃しており、ロビンが子供ながら考古学者の資格を得ていた上に歴史の本文に刻まれた古代文字を読むことが出来たため、スパンダインはロビンに7900万ベリーという超高額の懸賞金をかけた。
それから20年の間にCP9長官の座を息子のスパンダムに譲っており、表紙連載ではエニエス・ロビー陥落の一件で重傷を負った息子の見舞いに訪れていた。その際、濡れ衣を着せたロブ・ルッチ達からお礼参りを宣告されたことにスパンダムが泣き付いてきて、ルッチ達の抹殺を目論む。
109巻のSBSによると、その後自身の権力を使ってスパンダムをCP-0の長官に就任させ、秘かに裏社会の大物やインペルダウンのレベル6の脱獄囚等と手を組んで侵略犯罪を企むが、これをルッチ達に暴かれて阻止されてしまい、しかもその功績でルッチ達がCP-0の諜報部員として復帰してしまう。さらにスパンダインは病に倒れたことで権力が後退してしまい、これが原因でスパンダムはかつての部下に顎で使われる腰巾着となった。
なお、側近の諜報員ラスキー(眼鏡の男性)はカリファの実の父親である。