「「知識」とは!!!即ち「過去」である!!!」
「死ぬ前に“五老星と…世界のトップと話をさせろ!!──この考古学の聖地「オハラ」が長きに渡り研究を続け 夢半ばながら“空白の100年”に打ち立てた仮説を報告したい!!!」
プロフィール
本名 | クラウ・D・クローバー |
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異名 | 考古学の権威 |
年齢 | 享年85歳 |
身長 | 172cm |
所属 | オハラ図書館館長 |
出身地 | 西の海 オハラ |
誕生日 | 4月8日 (四つ葉、参考書の日) |
星座 | おひつじ座 |
血液型 | X型 |
好物 | はちみつ、ビターチョコレート |
初登場 | 単行本41巻 第391話『悪魔と呼ばれた少女』 |
CV | 北村弘一→稲葉実 |
概要
髪の毛と髭が三つ葉のクローバーを思わせるシルエットをしている老人。作中では既に故人。
考古学の世界的権威であり、22年前、西の海にある”考古学の聖地”オハラでニコ・オルビアをはじめとした学者達と共に、法律で固く禁じられている「歴史の本文(ポーネグリフ)」の研究を極秘裏に行っていた。
オルビアと親しいこともあり、彼女の娘のロビンに偏見を抱かず好意的に接し、幼いながらも優れた才能を持つ彼女に考古学者の称号を与えたが、歴史の本文に関する研究には関わらせないようにしていた。
オルビアが海軍に捕まったことで自分達がオハラで歴史の本文の解読を進めていたことが世界政府にバレてしまい、オハラに派遣された海軍とCP9に身柄を拘束されてしまう。
その際、CP9の長官スパンダイン(当時)が持つ電伝虫を通じて世界政府の最高権力である五老星にこれまでの研究成果と、研究から導き出された「歴史の本文」と「空白の100年」に関する仮説を報告するが、それが政府の核心に迫り過ぎていたために、言い終わる前に五老星の命令を受けたスパンダインによって銃撃されてしまう。
五老星の反応から判断すると「空白の100年」に関わるかつて存在していた王国の名前を公にするだけでもタブーであった模様。
その後、スパンダインによってオハラにバスターコールがかけられると、オルビア達と共に図書館の書物を炎から守るために全知の樹に残り、人の愚かさを嘆きながら死亡した。
享年85歳。
レイリー曰く「オハラもまた少々急ぎ過ぎたのかもしれん」。
その後エッグヘッド編にてオハラの事件以前の経歴が明らかになった。
ベガパンク曰く若いころは「"空白の100年"に執着した冒険家」だったようで、文献を求めて世界中を探検し、海軍に逮捕・投獄されること10回以上。
何故インペルダウン送りや処刑などの憂き目にあっていないのか疑問ではあるが、これに関してはベガパンクが指摘しているように「"空白の100年"に対する徹底した態度こそ、それが真実であり政府の弱みである証拠」と語られているように、単なる冒険家にそこまで重罰を課すことで、世間が"空白の100年"に対する疑念を抱くことを恐れたが為と思われる。
やがて世界一有名な考古学者になり、彼に感銘を受けた学者が集まったのが”考古学の聖地”の始まりだったとのこと。
そのベガパンクと、主人公モンキー・D・ルフィの父モンキー・D・ドラゴンとはそれぞれ面識があり、ドラゴンはオハラの事件がきっかけで革命軍を結成している。
余談ではあるが、ベガパンクは22年前当時ハートの形に頭が肥大しており、ドラゴンは後にダイヤの刺青を顔に入れていることから、クローバー博士ともう1人、スペードの意匠があるキャラクターと関係している、という考察もある。
結果的に五老星に消されてしまう形で死んでしまったものの、エッグヘッドにて明かされたあまりにもファンキー過ぎる経歴から明確に世界のカラクリを解き明かそうとするまで実力行使に出なかった五老星の判断はかなり温情だったとネタにされている。
しかし、それらは全てはクローバー博士が世界政府によって泳がされていたためであり、決定的証拠を掴んだ上で一網打尽にするための討伐作戦でもあった。
彼が研究者の道を志すようになったきっかけは兄が目の前で殺されたから。クローバー博士の本名はクラウ・D・クローバー。
彼と彼の兄もまたDの一族であったが、兄はDを名乗っただけで殺されてしまっており、皮肉にも反骨精神を燃やし、"空白の100年"に執着する要因となった。
つまりオハラの意志とは、オハラを拠点としたDの一族の末裔から継承された意志―――オハラのDの意志だったのである。