「第3車両に控えますは…“四式”使いCP9の新入り」
「“海イタチのネロ”!!! シャウ」
概要っしょ!
世界政府付属の諜報機関サイファーポールの1つ、CP9の新入り諜報部員。派手な帽子を被り、首にアクセサリーをかけた派手な服装で登場した。
語尾は「しょ」、口癖は「シャウ」。髪型は3本のモヒカン。
実はCP9メンバー最年少。そして彼を加えれば(当時の)CP9は長官のスパンダム含め文字通り9人となる、筈だった…。
プロフィールでシャウ!
本名 | ネロ |
---|---|
異名 | 海イタチのネロ |
年齢 | 20歳→22歳 |
身長 | 202cm |
所属 | 元CP9諜報部員(新入り) |
武術 | 四式(六式の指銃・鉄塊は未修得) |
出身地 | 西の海 |
誕生日 | 1月26日 (イ←1、タチのネ←2、ロ←6) |
星座 | みずがめ座 |
血液型 | X型 |
好物 | ハバネロの肉詰め |
初登場 | 単行本38巻 第367話『そげキング』 |
CV | 木内秀信 |
アァ…おれの性格と戦闘能力だな
殺し屋らしく好戦的かつ残忍(ワンゼ曰く「殺しが大好き」との事)なのだが、若さ故の経験値の低さと自己顕示欲も手伝ってか、自信家(というか自信過剰?)な言動や派手な格好からはかなりお調子者なところがうかがえる。というか同僚の面々との顔合わせもロクにしていない状態だった。
また生け捕りにしろと指示されたフランキーには翻弄されて捕縛もままならず、挙げ句には手痛い一撃をもらって敗北したことに激昂。「もう構わねェ……殺してやる」「ちょっと待ってくれよ…今アイツを殺して…」と完全に指示を忘れている始末で、早速未熟さが露呈した。
フランキーからは「イタチ野郎」「にいちゃん」と呼ばれ、ロブ・ルッチからは「坊や」と呼ばれていた。
なお「おれは戦闘の天才と言われてきた男だぞ!!!」と自称しているように、海列車に同乗していたCP9以外のサイファーポールのメンバーや世界政府役人のコーギーからも「海軍本部大佐のTボーンより上」と実力を絶賛されている。
しかし同僚の面々(スパンダム以外)が当然のようにすべて会得・使いこなしている「六式」は4つ(紙絵・剃・嵐脚・月歩)しか使えず、実力は数枚落ち。なので防御は紙絵の回避力頼みになりがちで、指銃は代用ということか「小道具」と称する二丁拳銃を持っている。
嵐脚は使えることと合わせれば、彼が得意なのは打撃が届かない程度の近~中距離と思われる。
これでも並みの相手なら十分圧倒でき得るだろうが、他のメンバーが当たり前のように使いこなす六式すら揃っていない事を指してか、ルッチは「何もかも半端なお前にCP9は務まらん 『六式』揃ってこその『超人』だ、坊や…」と吐き捨てていた。
技の紹介が遅れたねェ…!!
- 紙絵
敵の攻撃から生じる空気に身を這わせて、紙の如くひらりと相手の攻撃をかわす防御技。
- 月歩
強靭な脚力によって空を蹴り、空中を移動できる。
- 剃
発動の瞬間に地面を10回以上蹴って、その瞬時の反動エネルギーに乗って爆発的な速度で移動する技。
ただしネロのスピードは普通のダッシュの領域である。
- 嵐脚「線」
キックの動きで「飛ぶ斬撃」を撃つ技・嵐脚の派生版。通常は半月型の斬撃を撃つがこの技はまっすぐ棒状になって飛ぶ。
フランキーに対して使用したが、彼の頑丈なボディには大したダメージを与えられなかった。
- 二丁拳銃
指銃を会得していないため拳銃で代用している。
待ってくれよ…今活躍を見せ……
ニコ・ロビンとフランキーとウソップをエニエス・ロビーへと護送する海列車「パッフィング・トム」の第三車両の警護を任される。後部車両で侵入者とフランキーとウソップの脱走を知らされると、ロビン奪還でこちらに向かってくると予想して車両の上で待ち構え、やって来たフランキーと交戦。
翻弄しながらフランキーは背中が弱点だと見抜くも、フランキーの奥の手「フランキーケンタウロス」で動きを封じられ、顔面パンチ(アルティメットハンマー)の一撃で屋根を突き破り床に叩き付けられて敗北した。
一時気を失うもすぐに目覚め、怒りに駆られてフランキーを殺害しようとしたが、任務(フランキーの生け捕りと古代兵器「プルトン」の設計図の奪取)を私情に流されて見失ったことから失望したルッチに見限られ、「3秒やるからさっさと逃げろ」と死刑宣告を受けてしまう。
淡々と「3…2…」とカウントダウンするルッチに困惑しながらも、本気で自身を殺す気だと理解して剃で逃げ出すが……当然逃げ切れるはずもなく、指銃の連打を受けて海に落とされ始末された(ちなみにこの時の海はアクア・ラグナという津波のような高潮が発生していてかなりの大時化だった上、海列車の客車2両分のサイズの海王類も出現していた)。
「新入りは弱すぎて使えませんでした、と」
「それとネロなんだが弱すぎて使えなかったそうだ まァいいか」
CP9に加入したばかりである上に彼らとの以前からの付き合いも皆無というくらいに繋がりも希薄である為か「弱さは罪」の極論に走りやすいルッチはおろか他のメンバーからも損失を惜しまれることは無かった。似たようなことをした後例がいた割にはあんまりである。
実は麦わらの一味のメンバーと対戦してすらいない(当時はフランキーは一味ではないため)。
その後の安否は不明だが、後に『VIVRECARD ONEPIECE図鑑』で判明したプロフィールではしっかり2歳加算されている辺り生きてはいると思われる。とはいえ初任務でこの失態+諜報員の素質には難アリなので、よほどの人手不足でもない限り、CPの諜報員として復職するのは最早不可能だろう。下手したらコイツみたいに監獄送りか、海賊に転身している可能性も……。
関連タ…ぐぁぁ!!!