概要
トムズワーカーズが作り上げた蒸気船。蒸気機関車によく似ているが、実際は海に浮かぶレールの上を走る船である。発明者の名を取りパッフィング・トムの名が冠されている。
試作機にロケットマンというサメを模ったボイラー前頭部を持つものがあるが、こちらはブレーキの利かない欠陥品のため長年ゴミ処理場裏レンガ倉庫の2番倉庫に格納されていた。後にニコ・ロビンを司法の島エニエス・ロビーに護送するパッフィング・トムを追いかけるために麦わらの一味が使用しており、エニエス・ロビー崩壊後に無事ウォーターセブンに帰還している。
新世界編ではパウリーらアイスバーグが育て上げたガレーラカンパニーの船大工達によって製造された2号機の「パッフィング・アイス」が完成した。
来歴
海列車は本来トムズワーカーズ社長のトムが沈みゆくウォーターセブンの未来を憂いて考案した物であり、ウォーターセブンに活気を取り戻すために近隣の島とウォーターセブンを繋ぐ路線を作ろうとしていた。ところがスパンダムの陰謀によりトムがオーロ・ジャクソン号(ロジャー海賊団の旗艦)を作った罪で逮捕され、裁判中に「海列車を完成させたら、この罪を償ったことにしてほしい」と言ったことで10年の猶予期間の元、建造がすすめられた。
線路は固定されず水面に浮かんでいるため波にのまれることもなく、海王類の嫌う音を出すため非常に安全な船旅が行えるようになった。トム亡き後も彼の一番弟子であるアイスバーグが管理し、ウォーターセブンの暗雲は見事に晴れることとなったのであった。