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エンポリオ・イワンコフ

えんぽりおいわんこふ

エンポリオ・イワンコフ(EMPORIO.IVANKOV)とは、少年漫画『ONE PIECE』に登場するオカマ王にして、革命家である。
目次 [非表示]

「奇跡は諦めない奴の頭上にしか降りて来ない!!!!」

「“奇跡” ナメんじゃないよォ!!!!」


概要

カマバッカ王国の女王(永久欠番)にして革命軍のグランドライン軍軍隊長。

2年前までインペルダウンレベル5に収監されていたが、実際は「レベル5.5 ニューカマーランド」の女王として新人類(ニューカマー)たちと共に過ごしていた。


超人系悪魔の実ホルホルの実の能力者で、人体を内側から変えてしまう人体のエンジニアであり、数々の人や国を救った「奇跡の人」として知られている。

「ニューカマー拳法」の使い手でもあり、肉弾戦にも長ける。


プロフィール

本名エンポリオ・イワンコフ
異名奇跡の人
年齢51歳→53歳
身長449cm
懸賞金不明
肩書きカマバッカ王国女王(永久欠番)、ニューカマーランド前女王
所属革命軍“グランドライン軍”軍隊長
悪魔の実ホルホルの実(超人系)
覇気不明
武術ニューカマー拳法
出身地偉大なる航路 モモイロ島 カマバッカ王国
誕生日1月8日 (ヒーハー=1,8)
星座やぎ座
血液型XF型(現実におけるAB型)
好物ホルモン焼き
主な部下イナズマ
一人称ヴァターシ
二人称ヴァナタ
口癖ヒーハー!!!
初登場単行本55巻 第537話『地獄に仏(オカマ)』
WT10079位(11043票)
CVいまむらのりお岩田光央

特徴

背丈こそ常人の3倍ほどあるが、頭が大きいために3頭身ほどである。

オネエ言葉で話し、一人称は「ヴァターシ」、二人称は「ヴァナタ」、名前や特徴の後に「○○ボーイ」、語尾に「○○(ッチャ)ブル」「~ンナ」「ヒーハー!!!」をつける、言った事を直後(次のコマ)にノリツッコミのように否定する(この時、部下はツッコミつつ歓声を挙げる)といった独特の言い回しをする。

「○○ブル」についてはおそらく英語の形容詞語尾である「○○ible」、「○○able」 =「○○できる」「○○しうる」のもじりと思われる。

因みに15歳時の一人称は「ヴォレ」、二人称は「お前」だった。


「血統・種族・性別などの先天的な資質で人が差別されてはいけない」と心の底から信じている理想家。世界政府に対しては差別的な社会構造を人為的に作り出していることや、自身が少年期の頃は天竜人奴隷であった事から敵対的であり、ゆえに革命軍に参加している。

 

見た目や思想は少々トリッキーだが、経験・知識はとても豊富な実力者。

一国の女王でありながら革命軍の軍司令官でもあるという相当な責任を背負う立場でもある。

ハイテンションでフザケた言動とは裏腹に、指導者として的確な判断力も持っており、冷静に状況を分析し慎重に行動する。ただ結果として、彼のこうした慎重さ故に当初信用を受けられなかった不運な人もいたりする。


繋がり

ドラゴンやくまと並ぶ革命軍の創設メンバーであり、幹部として多くの者から慕われている。

総司令官ドラゴンとも気兼ねなく交流する間柄だが、本人が周囲に自身の生い立ちについて明言することがなかったためか、彼の本名含む詳しい経歴については知らなかった(ただ、彼がよく東の海の方角を向きながら黄昏れていることから東の海の出身ではないかと推察していた)。そのため、後に知り合ったモンキー・D・ルフィがドラゴンのことを「父ちゃん」と呼んだ際には飛び退いて岩壁にメリ込むほど驚愕し、その常人離れした生命力と土壇場の強運、同じ東の海出身などからそれが真実だと察し、彼に協力する決断を下している。また、同じくルフィがポートガス・D・エースのことを「兄ちゃん」と呼んでいたことから、当初はエースもドラゴンの息子だと勘違いしていた。


ルーキー時代のクロコダイルとは面識があり、何かしらの弱みを握っている模様。


Mr.2ボン・クレーは予てよりイワンコフのことを尊敬しており、エース救出に協力したのもルフィへの友情だけでなく、牢獄に囚われているイワンコフを助け出すことも理由の一つであった。ルフィを介してこのことを伝えられたイワンコフは「可愛いところがある」と好印象を懐き、疲弊して倒れた彼にもテンションホルモンを施している。脱獄時、ボン・クレーが船を脱出させる際に自ら犠牲になったことを知らされた際には、ルフィや他の囚人仲間と同じく涙を流して悲嘆していた。


上記で述べた通り、少年期は天竜人の奴隷でくまとは自身が15歳の頃からの付き合い。38年前のゴッドバレーの先住民一掃大会で同じく天竜人の奴隷だった彼と出会っている。


戦闘能力

悪魔の実

「男だって女だってオカマだって 好きなものになればいいじゃない!!」

センシティブな作品

名称ホルホルの実
分類超人系
能力指先から生体ホルモンを注入して、人間を内部から改造する事ができる

肉体改造を可能とするホルモンを生み出し他人に注入することができる「ホルモン自在人間」。ホルモン注入時には指が注射器のような形に変化し、自分自身にも投与する事ができる。

ホルモンの効果によって対象の肉体には様々な変化が及ぼされる。作中で描かれたものでは、性転換・体格の変更(身長、体重だけでなく色素まで)・自然治癒力の底上げ・テンションを上げることでの戦闘能力向上などがある。

ホルモンを使うため内臓に異常がある場合は使用することができない。


ニューカマー拳法

ニューカマー拳法一派の総帥として名高い卓越した拳法家で、「44のエステ奥義」を主力とする数々の技を操る実力者。

基礎戦闘力の高さもさることながら、ホルホルの実の能力を上手く応用した戦術や支援もこなすなど、戦闘だけに留まらない八面六臂の活躍を見せている。

 

億越えの凶悪犯が収監されるインペルダウンのレベル5にいたことや、2年前時点のサンジをほぼ無傷で倒したりと戦闘能力は非常に高い。


覇気

革命軍の幹部であり、サンジに稽古をつけた人物であるため武装色の覇気を使用できる可能性が高い


イワンコフ自身の技

  • DEATH WINK(デス・ウィンク)

ただのまばたきで爆風のような風圧を放ち、砲弾をも押し返す威力を誇る飛び道具(?)。

繰り返すが、ただのまばたき……なのだがやけに強く、攻撃にも防御にも使用できる。

その特性上、拘束された状態でも使用可能と思われる。

しつこいようだが、悪魔の実などの能力の類ですら無いただのまばたきである。


  • 厚化粧

鉄仮面のように分厚く顔面を覆う厚化粧は、最早一種の防具レベル。マゼランの毒さえも一度は完全に防いでみせたほど。

それほどの厚化粧にも拘わらず見た目には全く分からず、しかもすっぴんと見分けが付かないほど完璧に偽装されている。


ニューカマー拳法・44のエステ奥義の一つ。

インペルダウン署長マゼランに放った技で、残像ができるほどの連続突きを放つ技と思われるが詳細は不明。


  • ローリング・エステ

回転して敵の攻撃を回避する技。

頂上戦争にて王下七武海バーソロミュー・くまのレーザーを避けるため使用。


  • GANMEN・残像(ガ・ン・メ・ン スペクトラム)

顔面を高速で移動させ、残像を作り出す。


  • 銀河・WINK(ギャラクシー・ンヌウィンク)

GANMEN・残像で分身した顔の一つ一つから放たれる大量のDEATH WINK。頂上戦争にてバーソロミュー・くまに放った大技。


  • レーザー治療拳(アニメオリジナル)

ニューカマー拳法・44のエステ奥義の一つ。

指先の注射針からレーザーを出しそれを爪のようにして相手を切り裂く技。頂上戦争にて海軍大将“赤犬”に使ったが、前者のマグマによって注射針を溶かされてしまい、ダメージを与えることは出来なかった。


  • 脂肪吸引拳(アニメオリジナル)

体を高速回転し巨大な唇を剥き出しにしながら敵に体当たりする技。頂上戦争にて海軍大将“赤犬”に使ったが、マグマの拳に殴られてしまう。これは酷い


ホルホルの実及びそこから派生した技

  • エンポリオ・治癒ホルモン

相手に貫手でホルモンを注射し、治癒力(バイタルフォース)を高める。患者自身の生命力を強制的に引き出すため、激しい苦痛が伴い寿命が縮むといった副作用があり、治療の途中で苦痛に負けて「生きる気力」を失えば、その時点で本当に命を落とす可能性もある。

モンキー・D・ルフィに使用した際は異常な速度で肉体が破壊と再生を繰り返し、「毒と戦える身体」へと作り替えた。


  • エンポリオ・テンションホルモン

相手に貫手でホルモンを注射し、テンションを爆上げして疲労を忘れさせる。イワさん曰く「アドレナリンって奴」。

あくまで「体を騙している」だけでダメージを回復するわけではなく、後に激しい後遺症を伴うという副作用がある。


相手に貫手でホルモンを注射し、自分や他人の性別を女性に変化させる。

女化したイワンコフはエキセントリックながらもかなりの美女で、体格もスマートなものとなり別人のようになる。サンジすらオカマだと分かっていても見惚れてしまうほどであった。パワーこそ男の時より劣ってしまうが、女性特有のしなやかで柔軟性に優れる肉体は身のこなしが非常に素早く、あらゆる衝撃を吸収して和らげるため、見た目に反して物理的にも打たれ強い。

なお、イワンコフ自身のセリフや作中での描写から、女性を男性に変えるホルモンも当然ある様子。革命軍の一員であるイナズマは何度か性別が変化しており、彼もこの技を受けている可能性がある。


  • エンポリオ・顔面成長ホルモン

自分の顔に両手でホルモンを注射し、ただでさえデカい頭部を更に巨大化させる。

単体での使い道があるとは言えない技だが、イワンコフは前述のDEATH WINKの強化に使用できる。


  • HELL WINK(ヘル・ウィンク)

エンポリオ・顔面成長ホルモンによって巨大化した顔面から放たれるDEATH WINK。

威力・攻撃範囲が強化されたと思われる。大勢のブルゴリを一掃する他、ウィンクの反動をロケット推進の代わりにして一気にインペルダウン入り口のルフィたちの元へ到達、下の階から床をぶち抜いて豪快に登場した(その直後、イワンコフは後頭部を強打しまくってタンコブだらけになり顔面血だらけになってぶっ倒れていた)。


活躍

過去

くまの過去編にて登場。顔の化粧が無く多少喋り口調が現在と異なっているが、テンションや志などはこの頃から現在とほぼ変わっていない模様。


妹分であり、後に革命軍の同志にもなるジニーやくま達と同様に天竜人の奴隷で、ゴッドバレーで行われていた『先住民一掃大会』の名を借りた人間狩りの標的「脱兎(ラビット)」にされていた。

奴隷たちに伝えられていた「3週間逃げれば解放される」という条件が、「絶望して跪く人間よりも、希望を抱いて逃げ惑う人間を殺した方が面白い」という天竜人達の猟奇的な策謀である事を見抜いており、"ゲームで生き残る"のではなく、"ゲームから逃げ切る"ことを奴隷仲間たちと画策、ジニーの諜報力によってとある悪魔の実が賞品として持ち込まれている事を知り、これを手に入れ能力を使い脱出する作戦を立てる。

ロックス海賊団ロジャー海賊団海軍も入り混じっての大混戦の中、賞品である悪魔の実を奪取する事に成功。自身が持っていたウオウオの実は海賊に横取りされてしまうが、くまがニキュニキュの実を食べたことでゴッドバレーから脱出した。

脱出後はくまの故郷ソルベ王国にジニー・くまと一時身を寄せていたが、"自由を謳歌する"という夢を叶えるためにくま・ジニーと別れ海へ出る。別れ際、くまから「イワちゃんの顔は一生忘れないよ!」と言われた時は「忘れられたことはねェ!」と笑顔で返していた。

また新聞にゴッドバレーでの出来事が一切なく、海軍の英雄の誕生の事しか書かれていない事に憤慨しており、記事を載せたモルガンズを「権力者の思い通り」の記事を書くやつとして既に「ゴミ」と評していた。


ソルベ王国で暴政が行われかけていた頃にドラゴンと共に再訪。囚われていたくま達を救出して国王の暴政を食い止め、くま・ジニーを引き入れ「革命軍」を創設する。この時にはほぼ現在の姿になっており、恐らくホルホルの実の能力者にもなっていたと思われる。

以降は革命軍の最高幹部の1人として活動していたが、くまがボニーの治療のために革命軍を抜けた後にイナズマと共にインペルダウンに収監された模様。


第一部 サバイバルの海 超新星編

インペルダウン編

インペルダウンに収容されたまま行方不明となっていたが、実は密かにLEVEL5.5「ニューカマーランド」を作り上げ、同志を増やしつつ決起の時を窺っていた。


ある日、モンキー・D・ルフィが兄ポートガス・D・エースを助け出す目的でインペルダウンに潜入し、他の囚人たちと協力して看守や猛獣たちを退きながら下層へ向かっている様子を、ニューカマーの面々は(看守たちの使用する防犯カメラの映像をジャックして)見守っていた。LEVEL5に入ったルフィとMr.2ボン・クレーが雪原の中でとうとう精根尽き果てかけた頃、イナズマを送って二人を救い出し、ニューカマーランドにて介抱した。


ボン・クレーのほうは比較的軽傷ですぐに意識を取り戻すが、ルフィはここに来る前に署長マゼランの“ドクドクの実”の能力による猛毒で死を待つことしか出来ない状態だった。猛毒の激痛でのたうち回るルフィをなんとしても救いたいボンクレーから治療を懇願されたイワンコフは、自身を始めとするニューカマーランドの住人たちは囚人であり、誰でも治療するほどお人好しではないと前置きしつつも、ボンクレー以上のダメージを負った自分より、ボンクレーの手当をするよう懇願するルフィの姿に感嘆し、自身のホルホルの実の能力でルフィに「治癒ホルモン」を投与した治療を10時間前から既に行っていると告げる。

2日以上に及ぶ治療の激痛に果たして耐えられるのか疑問視していたが、ルフィはその地獄のような時間を耐え抜くどころか、なんとわずか10数時間という驚異的な早さで猛毒を克服し、数日分の食料を平らげて立ち上がり叫ぶことが出来るほどに回復した。

その後、改めてルフィとしばし談話し、イワンコフらは何故脱出しないのかと問われるも、自身らがこの監獄にいる目的と、まだ脱獄するには機が熟していないことを明かし、当初はルフィの目的については大した興味を抱いていなかった。しかし、ルフィが実は自身の同志であり革命軍のリーダーでもあるドラゴンの息子だと知らされると驚愕。確証する決定的な要因こそなかったものの、ルフィは嘘をつけるタイプではないという認識や、彼とドラゴンが同じ東の海出身であることなどからそれが真実だと悟ったイワンコフは「同志の息子を死なせるわけにはいかない」としてルフィの護衛を買って出て、ニューカマーの面々と共に脱獄を決意する。


ルフィ、イナズマとの3人で最下層のLEVEL6に到達するものの既にエースの姿はなく、代わりに元・王下七武海クロコダイルジンベエと出会う。白ひげ海賊団がエース奪還のために動くことを知るクロコダイルから、脱獄に協力してやるから自身を牢屋から出すように要求されるも、先のアラバスタで彼が起こしたクーデターを知るルフィは警戒して拒絶する。しかしイワンコフはクロコダイルの実力から脱獄のために大きな力になるとして承諾。自身がクロコダイルとは昔からの顔なじみで、彼の人には知られたくない“秘密”を握っていることを抑止力にルフィを納得させ、解放を承諾させた。ジンベエについては情報がなかったため疑惑の目を向けていたが、ルフィは直感で彼が悪い人間(魚人)ではないと判断したため同じく解放させた。


脱獄の途中、サディちゃんとの戦闘には勝利するものの、マゼランとの戦闘では毒を受け敗北する。だが「治癒ホルモン」と「テンションホルモン」を使って強引に毒を吹き飛ばし復活(ただし上述したとおり副作用はある)。その後は同じく戦いで負傷したイナズマをアフロの中に匿いながら仲間たちと合流し、共にインペルダウンの脱出に成功。囚人たちの乗る船は、そのまま「マリンフォード」へと向かった。

マリンフォード頂上戦争編

マリンフォード頂上戦争でも、数日前に麦わら海賊団を壊滅寸前まで追い詰めた大将黄猿を相手に奮戦を見せ、彼のレーザーを弾くなど活躍する。ルフィをサポートしながら処刑台に向かう途中、革命軍の同志でもあるバーソロミュー・くまが自身を攻撃してきたことに驚愕し、彼と同じ七武海の海賊であるドンキホーテ・ドフラミンゴからくまが完全なパシフィスタに改造された事実を聞かされる。世界政府を嫌うくまが受け入れるはずが無いと信じられずにいたが、ニューカマーの同志たちを傷つけたため、改めて彼を敵と見なして戦うことになる。


エースのいる処刑台が目前まで迫った矢先、ルフィがホルモンの効果が切れて倒れ込んでしまう。ルフィから再びホルモンを投与するよう懇願され、はじめイワンコフは、既に一日で複数回ホルモンを投与しているルフィにこれ以上の肉体への負担は命取りだと諭そうとしたが、兄を救えないことが一生の後悔だと反発するルフィの心意気に折れ、体を無理矢理に活性化させると共に、アフロの中で休ませていたイナズマと連携してエースの処刑台へと続く道を作った。


とうとうエースの解放に成功したルフィであったが、逃走中、赤犬による妨害と猛攻でエースが横死し、それを目の当たりにしたルフィは精神崩壊と共に肉体の限界を迎え気絶してしまう。生命にかかわる危険な状態だと判断したイワンコフとジンベエはルフィを救出し、赤犬の追走から身を挺してルフィを庇い続けた。イワンコフは、途中で赤犬に倒され絶体絶命の状況に追い込まれるも、一人の海兵の嘆願と、突如現れた赤髪海賊団の介入により終戦が迎えられ、無事に島から脱出した。


終戦後はルフィやジンベエの無事を確認すると共に、ルフィの意識が戻る前に戦友と別れを告げてニューカマーたちを連れてカマバッカ王国へ帰還する。


その後

島に帰って早々、まだ意志が残っていた頃のくまによってシャボンディ諸島からカマバッカ王国に飛ばされていたルフィの仲間・サンジと出会い、彼から島から脱出するための船を要求されるも、イワンコフは彼の顔が同名の手配書(当時)と全く似ていないことから信用できず、その要求を拒否。ついには船の譲渡を賭けた一騎打ちを挑まれるも、ほとんどダメージを負った描写もなく完勝した。


その後、サンジはニュース・クーに掲載されたルフィが起こした「16点鐘事件」の記事から「3D2Y」のメッセージを受け取り平静を取り戻し、しばらくカマバッカに身を置くことを決意する。ルフィのメッセージが気になるイワンコフは、彼を食事に招いてその真相を聞き出そうとするも、サンジからは自身を信用しなかったことの腹いせにとてつもなくムカつく顔で煽り返されてしまった。


また、サンジはこのとき出された料理の味や食後のバイタリティ向上に興味を持ち、その料理の秘訣を教わろうとするも、イワンコフは王国に伝わる秘伝の料理法をどこの馬の骨とも知れぬ相手に教えられないと再び拒絶。どうしても教わりたければニューカマーになるように要求するが、サンジのほうも「おれはレディとお友達になるために生まれたんじゃない、レディを愛するために生まれてきたんだ!」と啖呵を切って拒絶する。その意気込みだけは買ったイワンコフは、体を作る攻めの料理のレシピをニューカマー拳法師範代たちに託してサンジに料理のレシピを賭けた勝負を持ちかけ、サンジもこれに承諾。以降、麦わらの一味が再結集するまでの2年間、間接的だがサンジの能力向上(およびトラウマの植え付け)に大きく貢献することになる。


第2部 最後の海 新世界

革命軍の総会で再登場。ルフィがしでかしたことをたたえ、サンジのジェルマ66の過去に驚き、ルフィの功績が載った新聞を見て顔がつったサボに戸惑っていた。


その後、革命軍の本拠地であったバルティゴ黒ひげ海賊団の操舵手・ジーザス・バージェスの手によって陥落されたことで革命軍のメンバーを自身の国であるカマバッカ王国に逃がし、新たな本拠地としてメンバーを迎え入れた。


その後、世界会議で起こったある人物の死亡(信憑性不明)王下七武海制度の撤廃、そして殺人未遂などに加えてサボに関する記事を報じた世界経済新聞の記事をドラゴンたちと共に見て驚愕し、「待ってよ!どういうこっちゃブル!?」「そんなわけない!世界経済新聞の記事でしょ!?あの世経よ!あの鳥社長が書いたデタラメだわ!そうに決まってる!」とかなり慌てていた。実際、この当時マリージョアに潜伏していたサボたちとは連絡が取れていなかったため、革命軍にとってはかなりの非常事態だったのではないかと疑われていた。

後に、その内容がサボのコブラ王殺害軍隊長3人とサボたちによるくまの奪還成功であったことが明らかとなったが、前者の報道がイワンコフたちにとっての想定外の事態だったのではないかと思われる。


その後、サボがルルシア王国の革命軍入隊希望者達と共にカマバッカ王国に帰還した際、ドラゴンと共にサボから今回のマリージョアでの成果報告、ルルシア王国の消滅、コブラ王の死の真相を聞いた後、サボの話の中に出て来た虚の玉座に座る世界の黒幕については、ネロナ家のイム聖と言う同名の人物が800年前に世界を創造した「最初の20人」に居た事、この世には不老になる能力は幾つか存在するが、天竜人の最高位の五老星がへり下る存在は他に有るのか?と疑っていた。

また、ルルシア王国の消滅の件もベガパンクが大量殺戮の為の「兵器」を作る事は有り得ないとして、政府が「古代兵器」を所持していた場合、もしイムが古代(800年以上前)から生き続けていたなら話は全て繋がると言った考察を挙げていた。



余談

実在のオカマであるいまむらのりお氏がモデルの一人となっている。名前がイワンコフになったのも、作者が同氏の名前を「いわむら」と間違って記憶していたのが原因とされる。


氏は主に舞台俳優として活動していたがトランスフォーマー カーロボットにおいてオカマキャラのガスカンク役で声優経験もあり、「イワンコフのモデルが自分」と知ってオーディションに突撃、そのままイワンコフのCVに採用されたという経緯がある。


そうして当初CVを担当していたいまむら氏だったが、2010年5月に悲劇が起きる。


自分の体に刺青を入れることを趣味にしていたいまむら氏は、長い時間をかけて完成した全身刺青を披露しようとネットに画像をアップした。

当然公序良俗には配慮しており背面から撮影した画像のみの掲載だった……のだが、イチモツの先端が僅かに映り込んでおり、これに気づかずにアップしたためわいせつ図画陳列罪で逮捕されてしまった


そのまま同役を降板することとなり、それ以降は岩田氏が後任を務め、降板前のエピソードも再収録が行われた。


頂上戦争で既に記憶すら失っていたくまに対して「顔を忘れられたのは初めての経験」と激怒していたが、過去の出来事を思えば事情を知らなかったとはいえ、あれだけ苦労を共にした同志であるくまに敵対されたことはイワンコフにとっても痛恨の極みだったろう事は想像に難くない。


考察

イワンコフがクロコダイルの弱みを握っているが、それは性転換に関することではないかとされている。クロコダイルは右耳ピアスをするなどMtF(女性の姿に憧れる男性)の特徴を持っているキャラクターである。クロコダイルの弱みとはイワンコフに性転換を依頼したことでMtFであることが知られてしまったことではないかと考える。


関連イラスト

センシティブな作品カニ妖精と忠犬ダズ公。


タグとしては「イワンコフ」のほうが圧倒的に多い。


関連タグ

ONEPIECE イワンコフ オカマ ホルホルの実 ホルモン 恩人

カマバッカ王国


革命軍

モンキー・D・ドラゴン サボ バーソロミュー・くま イナズマ


麦わらの一味

モンキー・D・ルフィ ジンベエ サンジ


サー・クロコダイル


ロッキー・ホラー・ショー(尾田栄一郎氏のお気に入りの映画で、彼のモデルの一人であるフランク・フルター博士が登場する作品。ニューカマーランドのイメージはフルター博士の館から来ており、前述の部下とのやり取りも観客参加で楽しむこの映画の鑑賞法からだと思われる)。

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