この記事はアニメ未収録の重大なネタバレ情報を含みます。 |
---|
概要
エッグヘッド編の回想にて登場した人物。
38年前の時点では天竜人によってゴッドバレーに連れてこられた奴隷の子供。
本人曰く「窃盗・盗聴・通信のプロ」であり、ゴッドバレーで先住民一掃大会が行われる2週間前には脱出のため、その情報を外部に流していた(それを伝説の海賊団がキャッチしたことがゴッドバレー事件のきっかけとなる)。
プロフィール
本名 | ジニー |
---|---|
年齢 | 享年39歳(12年前) |
身長 | 174cm |
懸賞金 | 1億9000万ベリー |
所属 | 革命軍初代“東軍”軍隊長、天竜人の元第8夫人 |
所属船 | ヴィント・グランマ号 |
出身地 | 偉大なる航路 ポルコ王国 |
誕生日 | 10月21日(ジニー=1021) |
星座 | てんびん座 |
血液型 | F型 |
好物 | 骨付き肉 |
初登場 | 単行本108巻 第1095話『死んだ方がいい世界』 |
CV | 未定 |
人物
くまに「くまちー」とあだ名を付けた張本人。
くまに対してはしっかり者のお姉さんとして振る舞い、くまを虐めるような人間があれば幼いながら1人で男子2人をボコボコにするほど腕っぷしも強く、くまが投獄されれば「くまちーを返せ」と国に訴えに行く度胸も持つ。また優しいくまが無理をしないようにサポートもしていた。
かなりの大食漢でかなりの頻度で肉を頬張っている。
容姿
幼少期はそばかすが特徴の愛らしい少女だったが、成長するに連れてそばかすも消え異性からのアプローチが絶えないほどの美人へと変貌を遂げた。
また幼少期に掛けていた眼鏡も大人になると外している。
人間関係
現革命軍幹部。
ジニーが「アニキ」と呼び慕っていた。かつて聖地マリージョアで天竜人の奴隷として苦難を共にした関係。
元革命軍幹部で、現在はサターン聖の意向によって自我を失い、人間兵器に改造されている。
ゴッドバレーで出会った当時はジニーと同じく奴隷の身で、脱出後はソルベ王国で共に生活していたのだが……。
革命軍総司令官。
ジニーの誘拐を知った際はその身を案じ、イワンコフ達と協力して捜索に取り掛かった。
世界貴族の最高位である五老星の1人で、科学防衛武神の肩書きを持つ。
現在に至るまでジニー、くま、ボニーの人生に何度も介入し、3名の人生を別々の方向でそれぞれ崩壊させた全ての元凶たる存在。
- ある天竜人(詳細不明)
14年前にジニーを第8夫人として迎えた天竜人。
後にボニーを出産させるが、ある時ジニーに感染性の難病が発症したため彼女を「不要」と判断し放棄、ボニー共々下界へ送還した。
ジニーの夫にしてボニーの実父となる存在だが、詳しい情報は現状明かされていない。
生涯
初登場時(38年前のゴッドバレー)では奴隷であるため身なりは貧相なものの、特技を活かしてどこかから手に入れた肉を食べていた。
同じ奴隷のくま達の前に現れて、イワンコフを兄貴分として慕っている姿を見せる。
イワンコフと立てた作戦が情報を聞きつけた乱入者達の存在や、くまの奮闘で上手くいって、くまの能力でゴッドバレーを脱出。
その後はくまの故郷であるソルベ王国の教会で、くまとの共同生活を送る。
25年前、お互い良い歳になった、他の男にアプローチされるようになったのも重なり、ジニーからくまに結婚を申し込む。ジニーの 「幸せにしてやるからよ!!!」 のプロポーズ(?)にくまは 「おれは幸せになると思うけど………」 と顔を赤くするが、自身や父の種族が原因で家族が悲惨な目に遭った過去から、「自分と結婚したらジニーは不幸になってしまうのではないか」と思いこれを拒否。それまで通りの友達以上恋人未満の関係の維持を選んだ。
22年前、ソルベ王国で南部を切り捨てる奴隷政策が始まり、攫われた人々を返すよう求め国軍に抵抗したくまが投獄される。他の南部の人々と共にくまを救おうとし投獄されるが、自勇軍により奴隷政策が止められ解放される。この時イワンコフと再会し、くまと共に自勇軍に加入する。
14年前には革命軍の東軍軍隊長として活動していた。
しかし、くまの部隊と合流する前日、天竜人に気に入られたために一方的に "妻" として攫われてしまう。
そして彼女が行方を眩ませてから約2年後の12年前に、突如革命軍の元へ連絡が入るが、病気を患い天竜人から捨てられた・もうすぐ自分が死ぬ旨を伝えた。
彼女は攫われている間に子どもを妊娠・出産しており、自分が病気で動けなくなってしまう前に陽の当たる海を渡りソルベ王国へと戻るが、自然光を浴びると皮膚が青く石のように変化する病気の性質のため、くまがソルベ王国に戻ってきた時には全身が青い石のように変化しており、すでに息を引き取っていた。
くまはジニーの亡骸を見て涙を流し、ジニーの代わりに子どもを育てる決意をした。
この子どもが、後のジュエリー・ボニーである。
余談
- 年齢
享年39歳。
ジニーはくまより4歳年上であるため、生存していた場合の年齢は51歳となるが、上述の通り彼女は悲惨な末路を辿った。
- 血縁関係
1098話にてボニーの実母であると判明。くまは養父の形になる。
天竜人に妻として誘拐されたため、彼女の夫にしてボニーの実父にあたる人物は明確に描かれてはいないが恐らく……。
- 猫のモデル?
世界政府の天才科学者でくまの知り合いであるベガパンクが作ったサテライトの中に、彼女によく似た容姿のヨークや彼女の子供の頃によく似たアトラスがいる様子から「彼女達のモデルはジニーではないか?」と推測する読者もいる。
- 価値観
電伝虫での会話で地上の事を「下界」と口にしていた姿から、一部読者から「天竜人の価値観を刷り込ませられた」可能性が指摘されている。もっとも、彼の末路から「天竜人の価値観を覚えないと殺される実態」もあり、そのように振る舞わないとならない事情もあったと推測される。
- 戦闘能力
当人の戦闘シーンが無い為正確には不明であるが、革命軍の中で「東軍軍隊長」に任命される実力者であり、後の東軍軍隊長を担っているベロ・ベティが4億5700万ベリー、その他の軍隊長も億越えの賞金首であるのを見るに、ジニーも億越えクラスの実力があったと見るのが自然だろう。
- ジニーを誘拐した天竜人とは?
革命軍に所属し、ある程度の戦闘能力を持ち合わせているはずのジニーが、基本的に戦闘能力が皆無である一般の天竜人に大人しく攫われるとも思えない為、彼女のもとに現れた天竜人は高い戦闘能力を持つとされる神の騎士団、あるいは五老星である可能性が高い(現れたのは一般の天竜人だが、脅迫されて従わざるを得なくなった可能性もある)。
しかし、後に『青玉鱗』の実態が明かされたのを考慮すると、単に「被験者として『強い個体』を手当たり次第に集めただけ」の可能性もあり、五老星が他の天竜人を唆して拐わせたとも考えられる。
- ONEPIECE初の事態
ジニーが死亡し、ボニーが誕生する1098話ではONEPIECE25年以上の連載で初となる原稿未完成での掲載であった(扉絵にて「原稿あがりませんでした。ごめんね」と表記がなされている)。
その為、読者からは「作者も書き進めるのが辛くて原稿が仕上がらなかったのではないか?」と考察されている(作者は過去に「描いてる自分が泣けない展開は描かない」という趣旨の発言をしている為)。
関連タグ
公式CP: くまジニ
公式夫婦: 天ジニ
ベロ・ベティ:現在の革命軍東軍軍隊長。ジニーの死後、彼女の跡を継ぐ形で就任した。