「『いる』か『いない』かは……おめェらが決めろ」
「その言葉すら おれには旧時代の概念だ」
「おれか…雇われの…しがない”天才科学者”」
「Dr.ベガパンクだ!!!」
概要
少年漫画『ONEPIECE』に登場する天才科学者・ベガパンクが発明した驚異の活動方式〝猫(サテライト)〟で自己へ施した「複製(クローン)」により誕生した存在の1人。
ナンバリングは「PUNK-05」で、名は「暴」を冠して「アトラス」と呼ばれる。
プロフィール
本名 | ベガパンク PUNK-05「暴(アトラス)」 |
---|---|
年齢 | 16歳(外見年齢。実年齢は2歳) |
身長 | 729cm |
所属 | 海軍特殊科学班「SSG」科学者 |
出身地 | 偉大なる航路 新世界 エッグヘッド |
種族 | ベガパンクの猫(サテライト) |
誕生日 | 3月22日(サテライト←3、猫←22) |
星座 | おひつじ座 |
血液型 | S型 |
好物 | カレーライス |
初登場 | 単行本105巻 第1062話『科学の国の冒険』 |
CV | 本渡楓 |
人物像
容姿
ピンクと白のツートンカラーの髪が特徴で、犬のような耳と尻尾を生やしたおれっ娘の少女。
背中に小型のロケットのようなものを装着したSFチックな服装で、全体的に白とピンクを基調としたファンシーなカラーリング。
幼い見た目に反してかなりの巨体で、身長710cmのカイドウすら上回る長身であり、ルフィが「カイドウよりでけー!!」と驚愕していた。なお外見年齢は16歳のようだが、同年代の女性キャラクター達と比べると体型はやや幼め。
服の左側には「PUNK 05」の数字があり、両手にはホログラムに触れることが出来る特製の「光圧グローブ」を着用している。
役割
名前に「暴」を冠しているからか、暴力的かつ感情が昂り易いようである。
尚、劇中で「暴れるのがおれの仕事(要約)」と発している、CP-0に命を狙われている状況にあるなどを考えると、この個体の役割は「自衛のための戦闘」か、あるいは発明品の不備があった際の「失敗作の処分」だと推測される。
また〝欲(ヨーク)〟のように他の個体と感覚を共有している点と後述の行動から、ベガパンク自身・ひいては〝猫〟全体の「ストレスを肩代わりして発散する」役目も担っていると考えられる。
活躍
※単行本最新109巻未収録のネタバレを含みます。
未来島エッグヘッドの研究所に入ったジュエリー・ボニー、モンキー・D・ルフィ、トニートニー・チョッパー、ジンベエが邂逅した個体。
無人調理機に大喜びするルフィたちに「気に入ってもらえてよかった」と機嫌良さげにしていたものの、説明している内にだんだん「技術者が足りず量産出来ない!!!」「世界に技術が資金が!!足りない!!」と御冠となり、ホログラムへ八つ当たりをしていた。
エッグヘッドに侵入してきたCP-0を撃退するために「ウルトラマイティパンチ」なる技で立ち向かったが、ロブ・ルッチの六王銃をモロに顔面に喰らってしまい重傷を負った。
だが、ある支援者の策でCP-0の動きが止まった後、研究層(ラボフェーズ)に運ばれスペアパーツを用いて損傷を直した。
その後はチョッパー、ロビンと共に行方不明になった本体の捜索や突如暴走したセラフィムの鎮圧の為に奔走した。
事態収束後は迫る海軍の手から逃れるべく事件の黒幕であるヨークが仕掛けたフロンティアドームのセキュリティを解除。
本体、サンジ、フランキーと共に「ベガタンク」に乗り込んで姿が見えなくなったボニーを探しに出動するが、道中で黄猿の妨害を受け、同じタイミングで島に上陸した五老星の一角・ジェイガルシア・サターン聖と対峙。
圧倒的な戦力差を前に危機に陥るも、突如として飛来したくまの乱入によって戦況が乱れた事でなんとか戦線を離脱。そのまま活動を停止したくまを運び、真空ロケットで研究層へ向かうが、再び黄猿に阻止される。
その後は五老星や黄猿の攻撃に苦戦しつつもなんとか脱出の準備を整える。麦わらの一味を助けるべく現れた巨兵海賊団の加勢もあり、なんとか彼らの船に乗ることに成功するが、未だ上層にいるリリスの状況を察知し、このままでは脱出は不可能と判断。
状況を打破するために単身飛び立ち、サニー号で待機していたリリスを殴り倒して一時的にパンクレコーズとのアクセスを解除。そしてサニー号を狙っていたナス寿郎聖に突撃し、片腕を切り落とされながらも彼をサニー号から遠ざけた。
アトラスの助力もあり、サニー号は風来バーストで海岸に向け飛び立つが、一味は飛び立った直後に飛距離が足りていないことに気づく。そしてそんなサニー号をなおも追撃しようとするナス寿郎聖だったが......
「いや...サービスだよ」
なんとアトラスは自爆を決行。ナス寿郎聖を足止めしつつ、爆風でサニー号の飛距離を伸ばし、一味に最期のアシストを行った。
アトラスの自己犠牲でヨーク以外の全サテライトのアクセスが切れたことにより、彼女に残るベガパンクは自分のみと誤認させ、リリスを守り抜いたことで結果的にベガパンクの全滅を回避する事にも成功した。
……のだが、1125話にてシャカ、ピタゴラス共々何事もなかったかのように復活。
実際に肉体的には死亡したようだが、別の肉体をパンクレコーズに接続することで復帰。
肉体が死亡しようとも、脳であるパンクレコーズさえ生きていれば幾らでも作り直せるという、サテライトの異常性を明らかにする結果となった。
余談
名前の由来はおそらく、ギリシャ神話において天を背負う役目を負った巨神アトラス。
本誌掲載時に服には「06」の数字があったのに対し、後の場面でカクが〝猫〟を説明する画で「05」となっていた。その後公式Twitterにて、後者の方「05」が正しいと告知があり、単行本で修正される。
また初登場時はまだサイズの設定が完全に定まっていなかったのか、アトラスを初めて見た際のルフィのセリフは原作とアニメ版で微妙に異なり「カイドウくらいでけー!!」だった原作に対してアニメ版では「カイドウよりでけー!!」に変更されており、明確にカイドウ以上の巨体であることが示されている。
現在は巨大な少女のデザインに落ち着いたが、当初は外見に見合った小柄な体格にしたり、逆に色っぽい大人の見た目にする案もあった模様。
関連イラスト
関連タグ
〝猫(サテライト)〟
- PUNK-01〝正(シャカ)〟
- PUNK-02〝悪(リリス)〟
- PUNK-03〝想(エジソン)〟
- PUNK-04〝知(ピタゴラス)〟
- PUNK-05〝暴(アトラス)〟
- PUNK-06〝欲(ヨーク)〟