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イーザンバロン・V・ナス寿郎聖

いーざんばろんぶいなすじゅろうせい

イーザンバロン・V・ナス寿郎聖とは、少年漫画『ONE PIECE』に登場する権力者である。
目次 [非表示]
原作第1086話以降のネタバレとなります。単行本派・アニメ派は閲覧に注意してください。





































世界の均衡など……永遠には保てぬのだ ここらで一度大きく掃除する必要があるな



プロフィール編集

本名イーザンバロン・V・ナス寿郎
年齢不明
身長不明
肩書き五老星 財務武神
所属世界貴族イーザンバロン家
悪魔の実馬骨 (ただし悪魔の実かは不明、詳細は後述)
覇気覇王色武装色
武器最上大業物12工「初代鬼徹」(暫定)
出身地不明
誕生日不明
星座不明
血液型不明
好物不明
初登場単行本25巻 第233話『世界最高権力』
CV緒方賢一


概要編集


ONE PIECE』の作中世界を治める世界政府の最高権力「五老星」の1人。

普段は「聖地」ことマリージョアのパンゲア城「権力の間」におり、他の4人と共に世界政府の方針を話し合い、決定している。

五老星の一角としての肩書きは「財務武神」であり、世界政府の財政および世界経済・金融等に関する事項を分担管理しているようである。


  • 容姿

スキンヘッドと丸眼鏡、白い和装、大太刀が特徴。他の4人がいずれも黒いスーツを着込んでいる中、唯一白装束なので印象に残っている人も多いだろう。

また彼だけ眼鏡をかけ、ヒゲを生やしていないのも特徴。



戦闘能力編集

白骨化した馬の姿をした妖怪馬骨に変身する。

覚醒した動物系に宿る羽衣のような蒸気を纏っており、五老星共通の能力として電伝虫を介さないテレパシーのような能力と不死身の肉体と呼ぶ程の再生能力を有する。

動物系幻獣種の能力と思われるが、他の能力者と比べて異質な点が多く、作中でも明言されていないので現時点では不明。


  • 獣型(仮称)

간디 - 해골말


上記の通り見た目は白骨化した馬で口には上下に2本の歯が生え長いたてがみを持ち、さらに顔と身体に皮もしくは布ようなものが被さっている。

サイズはくまと同じ体躯を持つパシフィスタどころかサウザンドサニー号よりも大きい。

身体能力も高く、外部の者が辛うじて馬と認識可能な程のスピードや、巨人族を踏み台にすることで地上からパンクレコーズまでと同程度の高度まで跳躍する脚力、さらにサンジの外骨格で強化された肉体を噛み砕く力を誇る。



  • 人獣型(仮称)

Starchaser



上半身が人型で下半身が白骨化した馬というケンタウロスのようなフォルムに変化。

この状態になると馬骨のスピードと人間時の剣技を両方使用することが可能。

その上記のスピードと後述する卓越した剣技を持って僅か数分でエッグヘッドにいる多数のパシフィスタⅢを全て無力化し、さらに巨人族1人を一瞬で切り捨てる事が出来る程。

他に特筆すべき点としては、斬った相手を凍結させるという点で某四皇幹部のような能力を持つ(何気に骨という点も共通)。馬骨は馬の幽霊だが、同じく黄泉の冷気を扱うのだろうか。

ちなみに顔部分だけを獣型にすることも可能。


基礎戦闘能力編集

刀を用いた戦闘がメイン。

さらには剣技の正確性と威力も持ち合わせており上記の馬骨のスピードを維持したままパシフィスタの脳の伝達回路を一太刀(上記の凍結技)で浴びせ一時停止にさせることも可能。

さらに飛ぶ斬撃も扱え、パンクレコーズを一刀両断する芸当を披露してみせた。


覇気編集

パシフィスタを攻撃するシーンでは刀が黒く変色している様に見えるため、高度な武装色の覇気を扱える可能性が高く更には1117話にてゾロと剣を交えた際には互いに覇王色の覇気特有の稲妻を出していることから覇王色の覇気も使用かと思われる。


経歴編集

初登場は単行本25巻 第233話『世界最高権力』でパンゲア城にて他の五老星達と会談を行っていた。


その後は会談中の様子を度々描写されている。


エッグヘッド編にて本名が判明した。


エッグヘッド編集

当初はサターン聖が降り立ち、ルフィ達と交戦していたが、緊急事態につき他の五老星と共に襲来。

馬骨の能力で戦地を駆け抜け、ベガパンクの隠し玉によって海兵に牙を剥き始めたパシフィスタを斬りつけて次々と凍結させる。

この状態のパシフィスタは海兵の一人から「倒せば損害、倒されれば理不尽」と評されていたが、凍結させることにより損傷を最小限に抑えつつ行動停止させるという最も理想的な対処方法を実現した(パシフィスタはプロトタイプの時点でも一体造るのに軍艦一隻分という莫大なコストのかかる兵器であり、財務武神という立場から金銭的損害を抑えたいという目的があると考えることもできる)。

パシフィスタを凍結させた後は脱出を図るルフィ達を止めるべく港に向かい、直後に港に辿り着き巨人族の1人を斬り伏せると他の巨兵海賊団の船員やフランキーボニーアトラスと対峙する。

直後にボニーを標的に攻撃しようとするが、恐るべき直感力(妄想力?)で事態を察知し飛び込んで来たサンジに顎を蹴りぬかれ失敗。

ならばと瞬時に顔部分を獣型に戻しサンジを噛み砕きにかかるが、今度はオイモカーシーに抑え込まれてしまう。

このドタバタの中で、ベガパンクの通信を止めようとするマーズ聖が融合炉を破壊しようと考えているのを聞いて、サターン聖と共に「もう誰にもマザーフレイムを作れなくなるからやめろ」と制止をかけていた。

その後は巨人族達の拘束を振り切りボニーに斬りかかるもそれが避けられると上空に跳躍しパンクレコーズ内部の生体反応を消すためにパンクレコーズを一刀両断にし中にいたセラフィムと政府の役人達を落下させる。

その後はナミ達がいるサウザンドサニー号を襲撃しようとするが背後にいたゾロの攻撃によって阻止され、その際の覇王色の衝突によってお互いに吹き飛ぶ。

そして再度攻撃を仕掛けるがアトラスに妨害され直に切り捨てるがアトラスの自爆攻撃によって顔の左部分が消し飛ぶ程のダメージを負うがやはり再生し再度サニー号に攻撃しようとするが鉄の巨人であるエメトがジョイボーイの覇気が込められた紐を解いた事で甚大な覇気が迸り変身状態を解除されたばかりかマリージョアに強制送還されることになった。


余談編集


  • モデル、名前

上記の容姿から、モデルは宗教家、政治指導者であり"インド独立の父"と称される偉人・マハトマ・ガンディーではないかと言われる。ガンディーは非暴力・不服従を掲げたが、対してナス寿郎聖はイムに「服従」しており、また彼らは不都合な存在を「暴力」で排除してきた事から、この辺りの対比にも注目される。

なんの偶然か、「ワンピースブルー」で公開された「ネーム(下書き)段階でのお遊びロゴ集」にはセルフパロディとして「ガンジース」というネタがある。ネタとガチ双方にガンディー要素が含まれるのはなかなか面白い。

 

名前は金星を意味する「ヴィーナス」の捩りであろう。

また「ナス」は「那須」および那須与一の兄の那須十郎千本為隆)が由来と思われる。那須兄弟は著名な侍であったとされ、五老星の中で唯一和風の名前を含んでおり、出で立ちや刀を持っていることからもワノ国との関連も疑われる。


  • 初代鬼徹?

彼の所持している刀の鍔や柄の部分などがゾロの愛刀である三代鬼徹及びワノ国で登場した二代鬼徹に非常によく似ており、現状存在のみが語られている初代鬼徹ではないかという説が登場当初から存在する。

これを作刀した刀鍛冶の所在を鑑みると、この説が正しい場合より一層ワノ国との繋がりへの疑いが深まっていく。

そしてエッグヘッド編1117話でゾロと刃を交えた際、両者とも互いの刀を鬼徹と認識し驚愕したため、その説がより濃厚となった。

黒刀に成っている可能性もあるが、594話にて刀の手入れをしているシーンでは普通の刀身であるため、黒刀に至っているわけではなさそうとも考察されている。



  • 読者からの評価

和装の見た目や骨の馬の体によるケンタウロス形態や刀を使った戦闘スタイルなどから異形の能力者だらけの五老星の中でも屈指のスタイリッシュさを見せており読者から「かっこいい」「一人だけ刀を持ってるような奴は違う」と好評の声が挙がっている。





関連項目編集

 

  • ジャック:人獣型がケンタウロス体型になる前例。
  • スピード(ONEPIECE)特殊な形ではあるが、能力者かつ伝承通りの見た目のケンタウロスという点では第一号。
  • フランキー:今作でケンタウロスと宣言しケンタウロススタイルになった第一号であるサイボーグ。しかし上半身は後ろに付き股間部分が前に出るという逆ケンタウロススタイルであった。船長と同じく天竜人の尊厳を見事に馬鹿にしてしまっている。

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