| 原作第1086話以降のネタバレとなります。単行本派・アニメ派は閲覧に注意してください。 |
|---|
「わかりました 世界は創造主の思い通りゆえ……」
「難しいな...虫など踏もうとして踏むものではない……!!!」
プロフィール
| 本名 | マーカス・マーズ |
|---|---|
| 年齢 | 不明 |
| 身長 | 不明 |
| 肩書き | 五老星 環境武神 |
| 所属 | 世界貴族マーカス家 |
| 悪魔の実 | 以津真天 (ただし悪魔の実は不明、理由は後述) |
| 覇気 | 覇王色、見聞色 |
| 出身地 | 不明 |
| 誕生日 | 不明 |
| 星座 | 不明 |
| 血液型 | 不明 |
| 好物 | 不明 |
| 初登場 | 単行本25巻 第233話『世界最高権力』 |
| CV | 園部啓一 |
概要
『ONE PIECE』の作中世界を治める世界政府の最高権力五老星の1人（イラストの後列中央の人物）。
普段は聖地マリージョアのパンゲア城にて、他の4人と共に世界政府の施政方針を決定している。
肩書きは「環境武神」であり、世界政府の実施する環境政策等に関する事項を分担管理しているようである。
人物
容姿
五老星の中で一番高い身長を誇り長髪で長いひげが特徴的な白髪の老人。
性格
他の五老星同様で人間を虫呼ばわりしているが、サターン聖程の苛烈なものでなくフロンティアドームに侵入した際、未だ重傷で研究所内部に取り残されているカクの救出をロブ・ルッチに要求された際「瀕死の虫（＝人間）の命を助ける意味は薄い」 と見たのか、その件に対しては消極的な対応を取ったが
- 「虫」の1人であろうルッチを「見事」と評価する
- 緊急時にもかかわらず一旦はルッチの呼び止めと懇願に耳を貸す（エニエス・ロビーのバスターコールに際して、味方が乗っている船への砲撃を躊躇した部下をオニグモ中将は容赦なく射殺している）
- カクの救済を「無理」と一蹴するのではなく「難しい」と応答する
……等々、一般的な天竜人に比せば話の通じる人物であるとうかがえる。
ただし、下記のベガパンクの計画を止めようとした際は
- 研究所ごと破壊しようとする→「それだとパンクレコーズも巻き込まれる」と研究所の所有者本人に止められる
- 「融合炉（パワープラント）を破壊しても良いか?」と提案する→同僚から「それではマザーフレイムを二度と生み出せなくなる」と反対される
などの具合で、被害規模そっちのけな破壊行動に出るシーンが度々確認でき、（ベガパンクの配信開始までのタイムリミットが迫っている状況で余裕が無いのもあるが）理性的な外見に反して、良くて『効率主義』、悪いと『脳筋』じみた思考が多く見られる。
戦闘能力
鳥型の妖怪「以津真天」の姿に変身する。
覚醒した動物系に宿る羽衣のような蒸気を纏っており、五老星共通の能力として電伝虫を介さないテレパシーのような能力と不死身の肉体と呼ぶ程の再生能力を有する。
動物系幻獣種の能力と思われるが、他の能力者と比べて異質な点が多く、作中でも明言されていないので現時点では不明。
獣型（仮称）
見た目は巨大な鳥で翼と鋭い歯が生えた嘴を持ち、頭部から長い毛が伸びていて首は長く蛇のような尻尾を持つ。
詳細はあまり無いが分かっている範囲では『研究層』の一室を消し飛ばす程強力な破壊光線を発射できる。巨人族や船にこれを放った際には船が延焼しており、炎/熱系の攻撃であると判明した。
また覇気とは別に黒色ではない通常の稲妻も放出しているが、これが能力の一部なのかは不明。
覇気
その姿を見たジンベエが「何ちゅう覇気！！」と驚愕していた姿から、高水準の覇気を扱えるようである。
更には見聞色の覇気により生物の「声」を聞けるようで、作中では隠された電伝虫の「声」を察知し発見していた。
黒い稲妻を放ちながら電々虫を機能停止に追い込んでいる様子から、覇王色の覇気も扱えることが確認されている。
経歴
初登場は単行本25巻 第233話『世界最高権力』でパンゲア城にて他の五老星達と会談を行っていた。
その後は会談中の様子を度々描写されている。
エッグヘッド編にて本名が判明した。
尚、〈権力の間〉ではなぜか毎回立っている（原作を見る限りピーター聖の使っている椅子が2人掛けであり、本来はここに座るのだろうと思われる）。ちなみにサターン聖が不在時には彼の席に座っていた。
エッグヘッド編では終盤で参戦。世界に向け何らかのメッセージを発信しようとするベガパンクや、島内で大暴れを続ける四皇・麦わらのルフィ及び巨兵海賊団を止めるべく、他の五老星共々サターン聖に呼び出された。
ルフィ達との戦闘はサターン聖、ウォーキュリー聖、ピーター聖に任せ、自身はバリアを再生能力を活かしてフロンティアドームへ侵入。道中でロロノア・ゾロによって撃破されたルッチと遭遇し、彼から研究所内部の情報を得てヨークの元へ向かう。
その後、ベガパンクの配信を止めるべく『研究所の破壊』を試みるが「それではパンクレコーズも巻き込んでしまう」とヨークから静止され破壊は中断。彼女から電伝虫の場所についての手がかりを聞き出した後、かすかな生物の「声」を察知。そのまま「声」の発生源であるパンクレコーズ内部に侵入し、配信中の映像電伝虫を発見したが、それはダミー（ただの電伝虫）であり、ベガパンクのセキュリティが五老星達の想像をはるかに超えていた現実に気づいた。
そして、今度は『融合炉（パワープラント）の破壊』を試みるが、ウォーキュリー聖から「そうなれば二度とマザーフレイムが作れなくなる」と止められた。
その後はパンクレコーズ内にある電伝虫を覇王色の覇気で停止させていく。
更にヨークが「配信電伝虫の居場所が鉄巨人にある」と報告を受けるや否や、直ぐ様そちらに急行する。
そして、ルフィを連れて逃げる巨人族の船を飛行能力で追跡し、熱線で攻撃を加えるものルフィ及びボニーのニカ化を目の当たりにし、マーズ聖は再び彼らに熱線を放つがルフィに防がれた直後にサンジ、フランキー、ボニー、ルフィの連携技により遥か彼方まで吹き飛ばれる。
しかし、先の連携技によるダメージ自体は全くなかったのか、サターン聖を除く3人がエメトの『「イザッテトキ」の切り札』で強制送還された際には、平然とした調子で席に座していた。
余談
〈以津真天〉が疫病で死んだ遺体の放置に対して「いつまで（亡骸を放っておくのだ?）」と警告する妖怪である点から、環境の整備を行う武神としての役割が関係するのかもしれない。
- 立っている理由
109巻SBSによれば、“マーズ聖がいつも立っているのは宿題を忘れて先生に立たされているようなものだから（要約）”らしい。
↑
つまり、こうなのか?……
しかし劇中の言動を見る限り、目的の達成「だけ」を重視するあまり余事に対する失念が多々見られるので、何かしらの不手際や失態で"椅子"を剥奪されたのだろう。法務武神のウォーキュリー聖なら同僚の椅子を没収する権限くらいありそうだし。
そんな彼だが、エッグヘッドからマリージョアのいつもの部屋に強制送還された際にはついに椅子に座った姿が描かれ、しかも何事もなかったかのように平然としている。よっぽど図太いか、それとも一周回って逆に超冷静になっているのだろうか……
関連項目
- シルバーズ・レイリー、イガラム： CVが同じ、後者は皮肉にも主君をイムと五老星によって粛清されている。
- ヘンリー・ヘンダーソン、 ガン・フォール：そっくりさん。
ちなみにヘンダーソンの中の人は…
