弓の名手として名高く、平家が揺れる船の上に立てた扇の的を、70m以上離れた陸地から弓矢で一発で射抜いたという伝説がある。
この人物をモデルとしたゲームや漫画のキャラクターについては、曖昧さ回避を参照。
曖昧さ回避
- 平野耕太の漫画作品『ドリフターズ(DRIFTERS)』の登場人物。→那須資隆与一
- 『少女義経伝』の登場人物。女性。:那須与一(少女義経記)
- 『遙かなる時空の中で3』の登場人物:那須与一(遙かなる時空の中で3)
- ゲーム『義経紀』の登場人物:那須与一(義経記)
概要
系図上は那須氏2代当主と伝えられ、父は那須資隆(太郎)、妻は新田義重の娘。
『平家物語』の記述から逆算すると、1169年(あるいは1166年、1168年)頃に誕生した。
一般的には本名は宗隆(『平家物語』では宗高)と紹介されることも多いが、これは初名であり、当主に就任後は父と同名の資隆と名乗ったと伝えられる。
兄弟が多く、十一男として生まれたことから与一(余一)と名付けられたと言われる。
幼い頃から弓の腕が達者で、居並ぶ兄達の前でその腕前を示し父を驚嘆させたという地元の伝承があり、『平家物語』に記される、屋島の戦いにて扇の的を射抜く話が非常に有名で、ファイナルファンタジーシリーズでも「与一の弓」や「与一の弓矢」という名称の上位武器として多々登場しているほど。
余談
那須与一の名前を由来とする『茄子のよいち漬』と云う商品名の小茄子の糀漬けがあり、千葉県松戸市の島村俊商店が販売していたが、2017年3月を以てその販売を終了している。