この記事は単行本・アニメ未収録の重大なネタバレ情報を含みます。 |
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概要
少年漫画『ONEPIECE』に登場する天才科学者・ベガパンクが発明した活動方式(システム)。
名は「猫」と表記して「サテライト」と呼ばれている。
ホワッとした名称もある感じと裏腹に、その実態は飛躍しすぎな科学技術を指す。
また、当て字に在る「サテライト:本体から離れて存在するもの」の意味合い大きく―
〝優良な人手を増やすため、優秀な本体の分身体を生成する〟
即ち「複製(クローン)」に関する技術。第1062話時点では、これをベガパンク自身が実践しており、計6人の分身体を生成している。〝猫(サテライト)〟の実行でベガパンクは、天才すぎて常に忙しい課題を解決しているらしい。
また「自己複製(クローン)」に留まらず―
〝猫(サテライト)〟の話に普段冷静なロブ・ルッチが少々混乱する反応を見せている様子から、作中世界でも特異な手段・高等な技術と分かる。
ちなみに、ベガパンク本人から説明を受けたモンキー・D・ルフィはいつものごとく難しい話に「?」を浮かべる反応をしつつも、それが凄まじく異様である実態だけは理解できたのか、どこかドン引きした様子を見せており、ジンベエもまた困惑を隠せなかった。
なお、すでに一歩間違えれば神の領域に達する生命の設計図と呼べる代物〝生物の血統因子〟をベガパンクが発見したのを皮切りに、彼の同期だった科学者が血統因子の研究を進めクローンの兵隊を複数種類開発し、更に人道を無視した生体兵器の実戦導入などの出来事があり、これらとの関連もいずれ明かされるものと思われる。
ただし、後述されるサテライトの外見(特に男性モデル)を見る限り、一般的なSFのクローンのようなオリジナルの遺伝子から複製・生育するタイプではなく、サイボーグやロボットにオリジナルの人格を複写・共有させるかなり珍しいタイプに見られる。
サテライト一覧
型番 | 名前 | 特徴 |
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PUNK_01 | 正(シャカ) | フルフェイスヘルメットにロングコートで肌の露出が一切ない(体型からおそらく)男。冷静で思慮深い猫たちのリーダー役。固い口調で一人称は「私」。 |
PUNK_02 | 悪(リリス) | 右目メカクレのボーイッシュな巨乳美女。発言が物騒で倫理観を軽視している。老人口調で一人称は「わし」。 |
PUNK_03 | 想(エジソン) | 非常に小柄ロボットにも見える外見。実験を始めたり閃いては設計図を描き出したりするアウトプット担当。口調は関西弁で一人称は「ワイ」。 |
PUNK_04 | 知(ピタゴラス) | 大型のロボットに見えるが、頭部だけでも独立できる。実験結果を分析するインプット担当。敬語口調。 |
PUNK_05 | 暴(アトラス) | カイドウ並みにデカく、尻尾と羊に似た獣耳があるオレっ娘の子供。暴れるのが仕事らしく、猫の中では一番の武闘派。男口調で一人称は「おれ」。 |
PUNK_06 | 欲(ヨーク) | そばかすのある露出の多い美女。猫達の食事・排泄・睡眠の欲求を代行する。 |
備考・余談
名称の由来は諺「猫の手も借りたい」で、作中でもこのシステムをルッチに説明したカクが口にしていた。
またイギリスの諺「好奇心は猫をも殺す」とも掛かっている可能性もある。
当て字はそのまま「サテライト≒衛星」と思われ、本体である「ステラ≒惑星」と対比になっている。
またそれぞれの個体は神話や歴史上の人物が、更に外見はかの偉大な漫画家のキャラクターのオマージュである説が有力。
作品投稿・検索の留意
前述でも触れたように天才ベガパンクの特異な人間性・飛躍した技術力で実用された〝猫(サテライト)〟により、ややこしいが『ベガパンク本人であり別人でもある存在が複数いる』の大要から、当サイトに限らず、関連したファンアート・二次創作では同類・近似した呼称が複数使用も想察される。
その為、別表記として「猫(サテライト)」「猫(ONEPIECE)」などの活用も想定される。
※ただし後者だと、動物や肩書の猫、更にネコネコの実やネコ科のミンク族も適用されるなど、連想範囲が大きいため解説に工夫が必要となる。
以上の観点から、本作の標題『ONE PIECE』や本稿「猫(ベガパンク)」などの関連語句(キーワード)の活用(タグ付け)で絞り込み検索・棲み分け・マイナス検索を助ける。
関連タグ
作品外
六道…"6"の数字や、猫の漢字がポジティブな「正・想・知」とネガティブな「悪・暴・欲」とそれぞれ3つずつある点から、モチーフの可能性がある。
ペイン六道(NARUTO)…本体とそれぞれ異なる6体に分かれている集団繋がり。
彼らは操られている死体であるが、ベガパンクの技術の中には死者復活が可能かもしれないと言われているものがある。また正(シャカ)と悪(リリス)の会話から、こちらも視界の共有が可能であると思われる。