概要
南の海に存在する王国。
元国王はバーソロミュー・くまで、王女はジュエリー・ボニー。
世界会議編にてジュエリー・ボニーは能力で老化した姿で王太后コニーに変装した。
本編の時点で作中でもかなり民度の高い国であり、国をあげてボニーを育てていた。
国の情勢
世界政府の加盟国ではあるが貧乏で年寄りの多い国らしい。
32年前(新世界編)即位した国王ベコリは冷酷で天上金を払えない者を投獄、食事も与えず平気で牢獄で餓死させる暴政を執るようになる。
国の南部に多い年寄り達も金を払うため働ける状態を維持せねばならず、老いによる痛みや病気を当時南部で牧師として生活していたくまの能力によて、それを取り除いてもらわねばならない生活を送る状態となっていた(弾いて取り除いたダメージはやがて当人に戻るためその前にくまが引き受けており、くまが頼られ過ぎるのを迫られる状況にジニーは心を痛めていた)。
22年前、ベコリは国民の数に左右される天上金の支払いを減らすため、足手まといとなる国の南部を切り捨てる政策を発令する。
その結果、南部に暮らす国民は非加盟国扱いを受け奴隷扱いされたり、抗議したくま達が捕縛されるなど散々な目に遭うが、後にモンキー・D・ドラゴン率いる自勇軍の介入で阻止され、北部の国民からも懐疑的に思われていた政策は撤廃。
解放されたくまやジニー達はそのままイワンコフの誘いに乗り、世界政府の不条理と戦う革命軍に加わった。
その後もくまが折を見て帰郷しては国の様子を窺っていたが、天竜人に攫われたジニーはなんとか国に戻るも病死、彼女の遺児であったボニーを育児を決意したくまは革命軍を辞める形で国に戻る。
しかし新世界編の6年前、国王ベコリが南部の住人を虐殺する蛮行に出る。
これにとうとう堪忍袋の緒が切れたくまは北部の王都に乗り込み、「熊の衝撃」で王宮を吹き飛ばす強硬手段に訴えて、ベコリの横暴を強硬的に阻止するが、その後国民たちの猛烈な支持を受けてやむなく国王を引き受ける事態に(実務は先々代のブルドッグ王が担当)。
しかし、ベコリは政府のツテで海軍に保護されており、この過程でくまは「ベコリを追い出し圧政を強いた暴君」と吹聴していた。
これを知ったくまは「ベコリがいずれ海軍を連れて政権奪還に現れる」と確信し、その時は海軍を返り討ちにした上で海賊となり、海へ出て「『青玉鱗』の治療法の探求」を決断し実行。
政権はそのままブルドッグ王に渡されている。