※この先、コミックス未掲載・アニメ未放送(2023年10月16日掲載、原作準拠第1095話 “死んだ方がいい世界” )の重大なネタバレを含んでいます。
解説
エッグヘッド編にて明かされた、バーソロミュー・くまが属する種族。作中では絶滅種として扱われている。
五老星のサターン聖いわく「大昔に世界に対して罪を犯した」種族らしく、世界政府からは敵視されている。
ちなみに2章前のホールケーキアイランド編では「あらゆる種族が暮らす」万国でも3つの種族がいない事実が明かされており、その内の1種が巨人族で、ビッグ・マムに遺恨のある巨人族の方は早々に明かされていたが、残る2種はどちらも絶滅した種族である旨が語られており、その1種が本項のバッカニア族と思われる(片方は「歴史の彼方に消えてしまったかもしれない」と語っていた事に対しもう1種はルナーリア族であると明らかになっており、ビッグ・マム海賊団は同じ絶命種でもルナーリア族に属する者の存在=存命者がいるのがはっきり分かっているのと違い、後述の該当人物がその血筋であるのを知らないために存命者がいない=歴史に消えた存在になってしまった意味で語ったと思われる)。
種族の特徴
ルナーリア族をはじめとした他種族とは異なり、外見は人間と変わらないが、大柄で怪力を誇る。
血液検査で判別できる模様。ジニー曰く「巨人の血を引いている」らしい。
バッカニア族もまた「解放の戦士ニカ」を知っており、一族代々にニカに関する伝承を伝えていた。
また現時点では詳細不明だが、ベガパンクによればバッカニア族の特性には強靭な身体能力に留まらず、ベガパンクですら憶測の域を出ないさらなる秘密が隠されているとの事だが…?
劇中で判明しているバッカニア族
- バーソロミュー・くま
母親が人間のため、正確にはバッカニア族と人間の混血児(ハーフ)。
- クラップ
くまの父親で故人。
1095話「死んだ方がいい世界」では、息子が誕生して平穏な日々を過ごしていたが、政府に「バッカニア族の生き残りがいる」がバレてしまい、妻子を庇うも家族そろって天竜人の奴隷にされてしまう。
くまと再会したクラップは妻の死を教え、天国にいると告げた際には奴隷という生き地獄から解放されたためか泣きながら「その方が⋯⋯いいよな!!」と零した。それから幾時が経った後くまにいつか救いの道が訪れる未来を信じて「太陽の神ニカ」の偉大さを伝えていた所を、彼の目の前で天竜人に銃殺される最期を迎えた(「雑談がうるさい」のを理由としていたが、明らかに親子の近くの天竜人の会話の方が大声であった)。
尚、担当医はクラップとくまの事情を理解した上で、親子がバッカニア族の血を継ぐ事実を外部に漏らさないように診察しており、世界政府のスパイの密告で発覚してしまった時には、急いで親子の元に駆け付け涙を流してクラップに謝罪していた程に親密な関係を築けていた。
その様子から、あくまでもバッカニア族は世界政府にとって都合が悪い存在なだけで、民間人にとっては「数多ある種族の一端に過ぎない」と見られているのかもしれない(それもくまが赤ん坊の内から奴隷の錠を付けられたり、ほぼ絶滅していて代えのきかないはずの血統の者を癇癪だけで殺す辺り、一般の天竜人があくまで興味で攫う奴隷と異なり、その血筋を狩り尽くす姿勢を取っているのが覗える)。
余談
- 実は「バッカニア」のワードには17世紀ごろにカリブ海で活動を行っていた海賊の意味がある。海賊をテーマにした漫画である舞台とこの種族にどんな因果があるのかは現時点では不明。
- 1072話「記憶の重さ」でのベガパンクとくまの会話から、バッカニア族の特性は「神経信号を物質化する力」に近い物なのではないかと推察されている。
- 尚、くまの娘とされるジュエリー・ボニーは彼との血縁上の繋がりがないため、バッカニア族の血を受け継いでいない事実が判明したが……実の親子と思われるように振る舞った。
- 詳細は続報次第だが、種族としての特殊性はルナーリア族とは差別化されているのはまず間違いない。
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