概要なのれす(トンタッタ族)
偉大なる航路(グランドライン)後半部“新世界”にある王国ドレスローザに住む小人族の一種で、ドレスローザの領土である小島グリーンビットの地下にトンタッタ王国を築いている。ドレスローザに伝わる妖精伝説の正体。通常の人間達の事は「大(だい)人間」と呼ぶ。
尖った高い鼻に、丸く膨らんだ尻尾を持つ。尻尾は一見ふわっとした印象を受けるかもしれないが、芯には硬い骨と筋肉があり、俊敏な移動を助け、戦闘では打撃を与える武器にもなる。
「~です」を「~れす」など舌足らずに発音するのが特徴。ただし、これは語尾にしか適用されず、語尾ではない「で」が「れ」に変化することはない。
目にも止まらぬ速さで所持品を強奪したり衣服を剥ぎ取ったりすることができる俊敏さと、パンチ一発で大人間が住む一軒家を破壊する怪力を持ち、植物栽培にも長けている。平均寿命は150年。
このように種族としてのスペックは人類をはるかに凌駕しており、小人と馬鹿にして捻り潰してやるとかイキった態度をとった人間はまず間違いなく痛い目にあう。
一族揃って真面目で素直すぎる性格のようで、とても騙されやすい。一度騙されたと自覚してもとってつけたような嘘でなだめられるとすぐに納得してしまい、相手がどこの誰であっても言われたことをそのまま信じてしまう。また、「立ち入り禁止」などの標識を「入っちゃいけないって書いてある」という理由で、敵地であってさえ忠実に守ろうとし、それを意図せず破ったマウジイを非難するなど、非常に利用されやすい性質をしている。
しかしその底抜けの正直さは、仲間(トンタッタ)は決して嘘をつかないという強い信頼を相互に生み出している。
400年以上前、悪い人間によって島を荒らされ困っていたところを、グリーンビットを訪れたモンブラン・ノーランドによって救われる。お礼にトンタッタはノーランドにカボチャの種を与えてその栽培方法を教え、伝説のヒーローとして王国に銅像を建立した。そのカボチャの種はノーランドからカルガラへ、さらに突き上げる海流(ノックアップストリーム)によって空島の1つスカイピアへ伝わり、空の騎士ガン・フォールの好物であるカボチャのジュースとなっているのである。
ウソップはトンタッタの真面目で素直な性格とノーランドへの崇拝を見抜き、トンタッタの警戒と追い剥ぎを回避するため自分がノーランドの子孫だと嘘をついた。信じやすい彼らはウソップのことをウソランドと呼び、伝説の英雄の子孫として崇拝し、他の麦わらの一味も「(名前)ランド」と呼ばれることになった(例:ルフィランド、ロビランド、フラランドなど、ただしブルックはホネランドとなっている)。
ドレスローザに先住していた種族という訳ではなく、かつては自国にない資源を求め世界を放浪していた。だが900年前、先代王朝であるドンキホーテ王朝に「資源と安全の保障」を約束する条約を提案され、これを承諾してドレスローザに住み着くようになる。しかし、条約の実態はトンタッタ族に強制労働を強いるもので、以後、ドンキホーテ一族が聖地マリージョアに移住するまでの100年間、トンタッタ族は奴隷としてドレスローザの繁栄を影で支える存在となった。
ドンキホーテ一族移住後、ドレスローザを治めたリク王朝の初代リク王は、トンタッタ族の実態を知ると今までの行いを陳謝し、その償いとして生活必需品を国内から盗む事を「妖精の仕業」として黙認するようにした。これによって、ドレスローザには妖精伝説が広まるようになったのである。
このリク王朝とトンタッタの和解と信頼関係により、ドレスローザ本土は決して豊かとは言えなくなったが10年前のドンキホーテ・ドフラミンゴ襲来まで、トンタッタ族には平穏な時代が訪れた。
なお、「妖精の仕業」というリク王朝の窃盗黙認に感銘を受けたトンタッタ族は、その見返りに、リク王きっての願いとして国の外に花畑を作り、ドレスローザを緑豊かな島にしている。国民達も妖精たちは国の守り神を務めてくれていると実態を認知して見守ってきた。
トンタッタは基本的にドレスローザ王族にしか姿を見せないように活動しているが、これがドンキホーテ一族もしくはリク一族との約定の一部であるのか、トンタッタ自身が決めた決まりごとであるのかは不明。
主なトンタッタ族
ガンチョ
トンタ長(トンタッタ王国国王)。
マンシェリー姫
トンタ長の娘(トンタッタ王国王女)。超人系の悪魔の実「チユチユの実」の能力者。
カブ
イエローカブ部隊隊長。動物系の悪魔の実「ムシムシの実 モデル カブトムシ」の能力者。
ビアン
画像左端の人物。
ピンクビー部隊隊長。動物系の悪魔の実「ムシムシの実 モデル スズメバチ」の能力者。
レオ
トンタッタ族戦士でリク王軍戦士。超人系の悪魔の実「ヌイヌイの実」の能力者。
ウィッカ
偵察部隊員。
コットン
リク王軍構成員。
概要なのれす(トンタッタ王国)
偉大なる航路後半の“新世界”の王国の1つ、ドレスローザ王国に属する小島、グリーンビットの地下にあるトンタッタ族による王国である。王国にある建造物の殆どが植物により作られており、おとぎ話の世界に迷い込んだような空間となっている。しかし、おとぎ話のような雰囲気とは裏腹に昆虫を利用した飛行機の運用が行われるなど、国の発展具合は地上のドレスローザに引けをとらない。
この昆虫飛行機は複数機で運用すれば大人間でも飛ばせるほど(ただし重い為自由自在とはいかず基本的に滑空のみである。しかしその滑空効率は相当なものである程度までの距離なら飛行となんら変わらない移動が可能)
基本情報
国名 | トンタッタ王国 |
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首都 | 不明 |
君主 | ガンチョ |
領土 | グリーンビット地下 |
関連タグなのれす
ONEPIECE ドレスローザ トンタッタ族 トンタッタ王国 モンブラン・ノーランド 麦わら大船団 ウソップ