「我輩…かぼちゃのジュースが…好物である!!!」
「人の生きるこの世界に“神”などおらぬ!!!!」
概要
ランスと鎧甲冑に身を包み、自らを“空の騎士”と名乗る謎の老人。
その正体は、かつてのスカイピアの神(スカイピアでは国王を神と呼称する)であり、長きに渡り領土問題で衝突を繰り返していたシャンディアとの関係改善に奔走した名君である。
襲来したエネルとその配下により神の地位を追われ、以降は傭兵としてエネルの悪政から民を守り、エネルのもとから逃げ出した自分の部下や空にやって来る青海人をシャンディアから守りスカイピアの平穏を維持しようと自警活動に尽力していた。
プロフィール
本名 | ガン・フォール |
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異名 | 空の騎士 |
年齢 | 66歳→68歳 |
身長 | 180cm |
肩書き | スカイピア 神 |
出身地 | 空島 スカイピア |
誕生日 | 12月22日 (冬至) |
星座 | やぎ座 |
血液型 | X型 |
好物 | カボチャのジュース |
初登場 | 単行本26巻 第237話『上空にて』 |
CV | 八奈見乗児→佐藤正治、四代目・市川猿之助 (エピソードオブ空島) |
戦闘能力
ランスを武器としており、ウマウマの実を食べた鳥ピエールに乗り戦う。
また、甲冑の中には衝撃を蓄積して放出する衝撃貝を装備しており、老体ながら非常に高い戦闘能力を保持している。
状況判断能力にも優れており、敵の攻撃を理解してあっさりとその攻撃を避け、ナミに衝撃貝を使ってとどめを刺すようにアドバイスをするなどした。
性格
名君に相応しい穏和な性格の持ち主であり、どこか達観したような姿勢も見せる老賢人である。
とはいえ、国民に危害が及ぶような事態には激昂し例え絶対不利な相手であろうとも果敢に戦いを挑む勇ましい一面もある。
過去
20年以上も昔、青海からやってきた海賊と友人になった。何とも豪快で気持ちのいい輩で別れを惜しんだという。彼はルフィとその友人に似た空気を感じた。
大地はスカイピアの民にも欠かせないものと理解し、過去幾度も本来の居住者であるシャンディアのもとへ交渉に出向き酋長と話をして、互いの共存の道を図ろうとしていた。しかし、部族の歴史に誇りを持つ若き戦士ワイパーは酋長とガン・フォールの妥協点の探り合いに思える話し合いに納得できず、彼の怒りをよく買った。
だが、ガン・フォール自身はそのようなワイパーや故郷を取り返そうとするシャンディアの怒りをもっともなものと考え、「悪は我々ではないのか」と抑えきれない言葉を漏らすこともあった。
活躍
初登場の空島編では、モンキー・D・ルフィ達麦わらの一味が空島手前の白海でシャンディアのワイパーから襲撃を受けた際にそれを助けた。
次に、現神エネルの怒りに触れたスカイピアの女性コニスとその父パガヤをエネルの制裁の危機から救い避難させた。その後、チョッパーに呼び出されてシュラと戦うことになるが、彼の戦術によりあえなく敗退。
そして空島編後半には、エネルの居住地アッパーヤードで一味、神の軍団、シャンディアによる三つ巴の戦いが始まったのを部下や国の危機と見てサトリの双子の弟、ホトリとコトリを倒し、ピエールと共にアッパーヤードに単騎で乗り込みエネルのサバイバルでも最後まで残っていたが、エネルの電撃により重傷を負い物語終盤で戦線を離脱した。
その後、エネルが大地を沈めようと落とした雷の集中砲火を目撃。いくらくらってもビクともしない大地の雄大さを理解し、奪い合ってきた歴史を恥じた。
2年後編では、扉絵にてエネル政権崩壊後に設立されたスカイピアの住人とシャンディアの住人による国家で神に返り咲いている。シャンディアとの和解の末、アッパーヤードでノーランドとカルガラの友情の証でもある「かぼちゃ」の栽培を始めているが、本人にその知識があったのかどうかは不明。
余談
上述通り、TVアニメ版にてガン・フォールの声を担当したのは『タイムボカンシリーズ』でお馴染みの八奈見乗児氏である。作中にて麦わらの一味に衝撃貝の使い方をレクチャーした際、貝を発動するときにサンジ、ウソップ、ナミの三人と声を揃えて「ポチッとな」と発する中の人ネタが盛り込まれた。ちなみにサンジの中の人も何の因果か後任という形で八奈見氏の持ちキャラを演じることとなった。